2009年1月25日日曜日

ヤリイカのりのり

2009年1月25日(日)
忠彦丸 1号船
洲崎沖 130-180m
晴れ 強風 波3m 

シマノBJS ヤリイカ乗り調子165+B
シマノBM PE6号
ヨリトリリング、中オモリなし、120号
ピッカピカオーロラ11cm他7本 ブランコ
ハリスイカスペシャル 幹5号、枝3号

ヤリイカ 19杯 20-30cm
スルメイカ 7杯 30-35cm
喜平治丸に行くつもりが遅くなったので途中で変更、最近ヤリ・スルメ・マルを始めた忠彦丸へ。右舷ミヨシ。昨日はどこも釣果が芳しくなかったようで、見送り正解。今日は少しは風が治まると良いのだが・・・。それにしても八景から洲崎は遠い、1時間半ほどかかる。中の瀬へは遠すぎていけない。観音埼を過ぎたとたんに波が高くなった。洲崎は2mのうねり、ときおり3mほどある。結局一日中治まらず、最悪のコンディション。船酔い、初おう吐。

にもかかわらず、FFTで仕入れたオーロラ+イカスペハリス、のりのり。一投目、二投目ともズシッ。が巻上げ中にバラす。サバにもふりおとされる。波の上下に応じて竿でテンションを調整した三投目は成功、いきなりヤリイカ三点掛け。周囲はそれほど巻き上げていない。乗りの違いは、仕掛けの違いによることを実感。周囲がスルメ主体なのに対して、ヤリイカが多いのもおそらく仕掛けの違いによるものか、底を丁寧に探った効果もあろうが。最高で4点掛け(スルメ3杯+ヤリイカ1杯)、重さが心地よい。この竿では弱いか、スルメ直結用が欲しい・・・。

終盤、船のバッテリー低下で電動動かず。ちょうどよいかと船酔い休み。最後の二投だけ手巻きでやったが170mはきつい。それでも一杯ずつ追加。うねりが強くなり、若干早めに沖上がり。船中7-37。トップは別格だったので平均は10台だろう。この状況でヤリ・スルメあわせて26杯は大満足。FFTに感謝。

状況の良い日に直結でも楽しみたい。が、「こんなにどうすんの、もうイカはいらん。」と上さんに釘さされる。う~ん、釣れたら下船時に同乗者に配るか・・・。

2009年1月24日土曜日

FFT

スルメイカ・ヤリイカが乗り乗り模様。束越えも出ている。準備万全、意欲満々で就寝。4時15分起床、念のため風力を確認。剣埼・洲崎・大島、いずれも10mを超える強風。波予報も伊豆諸島北部では3mから2.5mうねり伴う、と。4時半の最新状況まで待ったが好転しそうにない。これぐらいなら出船はするだろうが、釣果も良くない上に船酔いするのが関の山。昨年釣りを始めたころはヤリイカを釣りたくて風のことなど気にせず出かけ、出船中止でとんぼ返りや出船してもしがみついているのが精一杯なこともあった。ゴルフで高い金払って大たたきしストレスを高めるのに等しい。湾内は穏やかそうだが、アジは先週行ったし、タイは厳しそう。今日はやめておき、やや好転しそうな明日に賭けよう。

以前ネットを眺めていると、FFTという単語が目にとまった。藤森フィッシングタックルという釣具店で、イカ釣りが高じて釣具店を経営しているらしい。Webもない個人経営だが価格もリーズナブルとある。そう言えば栃木丸だったかのWebでFFTを目にしたことがある。知る人の間では相当名の通った人・店らしい。場所が思いのほか近い。1月12日に行ってみた。イカ用品の他にも深場物が所せましと並べてある。イカヅノを眺めながら、仕掛けづくりに精を出していた店主に聞いてみた。「藤森さん、ヤリイカ用のツノお勧めどれですか?」「どこに行くかにもよるけど・・・、洲崎か沖の瀬?じゃあオーロラをお勧めしています。」見てみるとピッカピカ針。な~んだいつも使っている奴じゃんと思いながら、蛍光灯にかざしてみると虹色に光る。「あぁ、これ、普通のとは違うんだ。」に、「試してみてください、ノリが違いますよ。」と。思い出した、効果抜群と投稿があったのはこれだ。量販店には置いていないが、価格も普通のものと変わらない。試しにと7本購入。

「ハリスでノリが違うものなんですかね?」と水を向けると、嬉しそうに語ってくれた。「何度も検証してハリスは白濁して乗らなくなることがわかったんです。あくまで透明なものの開発をメーカに掛け合ったが、DUELしか応じてくれなかった。試作を繰り返し3度目にようやく納得できるものになったんですよ~。」イカスペシャルが発売されたのは知っていたが、この人が開発したものだったんだ。「マダイ用の赤いのが見えないだろうとイカにも流用してたけど、言語道断なんですね?」に、笑いながら「白、黒、ピンク、茶、色々実験したけど、イカには透明が一番。」と。釣りや仕掛け談議になると楽しくてしょうがない様子。語り口からも、営利主義でなく純粋に好きで店をやっていることがわかる。技術者のはしくれとして、開発者の話は販売員のそれよりはるかに素直に納得できるし、楽しい。「イカ釣りには改良の余地がまだまだたくさんあると思いますよ。」と、話が止まらない。どうやら、シマノのリール、イカスペシャルもこの人の開発らしい。ハリスイカスペの5号、3号も購入し、「また来ます。」とその日は切り上げた。

そのイカヅノとハリスで作った仕掛けも準備万全。明日は試せるか?

2009年1月18日日曜日

ナメロウハンバーグ


2009年1月17日(土)
忠彦丸 5号船 赤灯沖45m
晴 小潮 凪
マアジ 28匹 17cm-28cm

前夜から鼻水で咳が出て4時に目覚めてもすっきりしない。様子をみることに。上さんをかかりつけ医に連れて行きつつ、帰りにPOINTに寄る。MIYOSHIの袋がまだ来ないと。そんな事だろうと思ったので、忘れられないように釘さし。ついでにイカヅノホルダー購入。

予報どおりの晴れで風もなく絶好の釣行日。体調も大したこと無さそうなので午後船に。息子Kがめずらしく一緒に行きたいという。バイク購入の面倒をみていたので、お礼のつもりか。いや、納車を急がせたいのだろう。走水ビシアジのつもりだったが、初心者にヘビータックルはきつい。急遽LTアジに変更して金沢漁港に急ぐ。ヒンシュクものながら出船20分前に慌ただしく乗り込む。あわてたのでマルイカ用ブランクスにB18バットを積んでいた、・・・つながらない。Kには三咲のライトマスターを使わせ、自分は貸し竿。ホルダーは省略。探検丸親機装備船だが、子機も二人の間に置くと邪魔になるだけと省略。

リールの使い方、投入からコマセワーク、取り込みまでひとしきり教える。飲み込みが早い。喰いも立っていてアジがすぐに釣れたので一安心。2-3匹釣らせてから後を追う形で竿を出す。型は中小ばかりだが、数の抜きつ抜かれつを楽しみ、ともにツ抜け。後半は潮どまりでアタリが遠のく。船中20-41。Kは21(とイシモチのおまけ)でスソでなかったのは立派。「お父さんは28?Kとあんまり変わらんやん。」と上さん。人の苦労も知らずに相変わらずズケズケ思うことだけ言う・・・。が、確かに腕は悪い。入れ食い時の取り込みバラシをなくせば、35には伸びたはず。

あわせて49匹の中小アジをさばくのは大変。まず近所に配りに行かせる。それでも残り26匹。三喜丸流サバキを親子3人の流れ作業で。切り込み→皮剥ぎ→頭落とし・洗い、で一流し。3枚おろし→二人で骨抜き、でもう一流し。正解、30分で完成。入浴中に上さんがすべてナメロウに。量が多いので半分ハンバーグにして焼けと。「え~?」と出てきたのは小さなもの一つだけ。この食わず嫌いが・・・。「うんまい。」に上さん・Kが箸を伸ばす。ともに目がまん丸。結局半分全てハンバーグに。「初めからそうしろと言ったろう。」に、「焼きを浅くしたこっちのほうがうまい。」の返事。この負けず嫌いが。・・・中がジューシーでなおうまい、確かに。完食。愛犬2匹もイシモチに大喜び。バイク納車は明日にしてやろう。

2009年1月12日月曜日

2009年初マダイ


2009年1月11日(日)
ムツ六釣船店 第28東丸
久里浜沖 80m 晴 波1mのち凪
マダイ 1枚 34cm 600g
マアジ 1本 34cm

9日10日と海が荒れた。釣宿が“底荒れ”と称するように、荒天の後はマダイの釣果は芳しくない。経験上もそう。が、新竿デビューの誘惑。決めかねて寝たからか3時過ぎに目覚めてしまった。横浜海上保安部の気象情報(湾内各地の灯台等風速が30分おきにアップされる優れもの)を眺めると次第に風が弱くなっているので、釣行決定。葉山は祭礼で休み、久里浜へ。大型の本船右舷ミヨシ2番。

朝は冷え込む。海水も冷たく指先がかじかみ、エサつけも容易でない。予想通り次第に波風おさまり後半はべた凪、晴れて気分爽快。が貧果の予想も見事的中。船中8枚、別船第18東丸は3枚。久里浜の他船も剣埼も八景も軒並み低調。海水温下がり潮も効かずを理由に挙げる船宿も。確かに水深78mに対してリール長が常に82m前後。悪状況下、マダイの顔見れて良し。船には14名乗り込んでいたので、船中0―2枚は実質半数がボウズだったのだから。腕や竿ではなく単にラッキーだが・・・。ツキも大事、良い年になりそうだ。

MIYOSHI。初アタリは3投目、コツコツ小気味よく。巻上げ中の引込なしにマダイではないと予想。顔を出したのはマアジの良型。右隣とオマツリしたのでタモですくい上げ、本竿の初釣果。名も竿も年もアジで始まり、悪くない。しばらくしてやや強めのアタリ。今度は引込があるが、サバかタイかあいかわらずわからず。海面に浮かぶ姿が赤い。いつもながらこの瞬間はうれしい。タモが近くになく、左右の協力も得られず、大きくはないのを確認してぶっこ抜き。左上唇にがっちり。今年の初マダイ、姿焼にも煮つけにもうまいサイズ。竿の柔らかさ・しなやかさは抜群、始めコマセ振り出しに少々戸惑ったが、アジもタイもやり取り中の不安なしだった。ここまでで8時半。以降アタリなし。右舷トモ2番の3.2kg取込見て、サイズアップを狙って根気強く続けたが、後半は船中でもぱったりで2時半沖上がり。やはりマダイは朝一だ。前回奏功したと勝手に思っている、向きや前後調整の操船時の誘いも、今回はアタらず。

探検丸。マダイの反応なのか雑音なのか識別できず。特に久里浜ではほとんど意味なし。潮や風に流さず、定位置をキープする釣法で、滅多に移動することもない。探検丸の海底形状もずーと変わらないから面白くない(逆に操船術には感嘆)。ボトムライン設定、今回は表示されず。深度表示もなかった。親機の設定によるものか?リール深度の位置補正も今回は作動せず、深度表示がないからか?最後にさそいを試してみた。2段シャクリ、3段シャクリ、ウィリーシャクリ、学習もさせてみた。いずれも作動し、なるほどの感。が、これ、自分でやる楽しみをなくしもする。やっぱりアジ・メバル・イサキなどの魚群反応を見るのが一番か。楽しみは尽きない。

2009年1月7日水曜日

BJS MIYOSHI ゲット

これまで使っていたのは、がまかつ真鯛50-330とアルファタックル中通し30-270、ともにもらいもの。当時ははやりのロッドだったのだろうが、今やマダイ用としては硬い。ムツ六で爆釣していた時も「しかし、かてー竿だな~」と船長。ロッドを変えたところであまり釣果は変わらないだろう。が納得の釣りがしたくなるのがサガか。マダイ用マイロッド購入に踏み切る。

バッドがあるのでシマノBJSにすることは決めていたが、KAIKOUにしようかMIYOSHIにしようかとさんざん迷う。軽さよりも柔らかさをとってMIYOSHIに。長さは255+Bで3m。最近は短くなる傾向のようだが225+Bの2.7mはしなやかさが不足な感じがする。

今度はチューブラー穂先の40か、グラスソリッド穂先の60Sにしようかと迷う。あちこちの釣具屋で80号錘をぶらさげてしなり具合をチェック。しなやかさで魚をいなすなら40、穂先感度と操作性では60S、と設計を体感。マダイやイナダなら40、ヒラメやメバルなら60Sが良いというのもうなずける。が、1本で両方に使えないかと欲張るから決めかねる。60Sの張りならワラサでも大丈夫ではないか、と年末年始のセール期間中ず~と迷路に。
  • ワラサには今の硬い2本がちょうどよい
  • ヒラメの外房にはなかなか足が向かず、マダイのほうが釣行は多い
  • 「KAIKOUならグラスソリッド、MIYOSHIならチューブラーがお勧め」とPOINT店員さん

に納得して40-255+Bに決定。定価35,700円が40%オフで21,420円、上州屋やネット販売より安い。今しかないと安売り最終日の1月4日に発注、今日入荷。早速今週末は2009年の初マダイだ。

年末年始のマダイ状況・・・、渋い。剣埼はアジ・サバ釣りと化して、久里浜の数も、葉山の大型も一時の好調には程遠い。が昨日あたりから久里浜の数釣りと葉山の大型が復活してきた模様。葉山の型狙いか、久里浜の数狙いか、・・・また迷う。

2009年1月3日土曜日

2009年初釣り



1月2日(金) 中潮
喜平治丸 1号船
洲崎沖 快晴
凪 130-200m
ヤリイカ11本、20-30cm
スルメイカ1本、35cm


さっそく探検丸を試してみたいが、はら丸は親機を装備していない。積極的に使用していそうな栃木丸にしようかと迷ったが、イカヅノ監修で名を馳せるわりにはWeb記述が謙虚で、そのギャップに興味があった喜平治丸に初釣行。

サバ多く、かいくぐってもイカの乗り渋く、釣果は12本。2艘の高低で5-44本。トップは別格で多くは10-20本なので、こんなところか。以前写真掲載されたつり情報の同じ記者と同船。しょっぱなの巻上げにすっ飛んできたが上がったのはツノ2本に足のみ。巻き上げ速度が遅過ぎたらしい。ヤリイカは“中速で”とよく見聞きするのだが、その具合がどうもよくつかめない。笑いながら足をくわえるところをパチリ。後は撮影に足るシーンなし。探検丸は反応が楽しい。サバで真っ赤という船長のアナウンスが目視できるし、ヤリイカ反応が見えているときはワクワクする。腕が追いつかないので、釣果にはほとんど影響しないが・・・。

釣船船長には無愛想で口の悪い人が多く、それはそれで面白いのだが、喜平治丸の親子(?)船長はともに腰が低く口調も穏やか。初釣りは1時間ほど早上がりするのが慣例にも関わらず、釣果が冴えなかったからかサービス精神が旺盛なのか、1時間ほど延長して通常通りかむしろ遅い沖上がり。釣果の半分はこのラスト1時間に上げたものなので満足。民家をそのまま休憩所にしたような船宿の畳大部屋も情緒がある。お母さんと呼ばれる大女将のラーメンもうまく、若女将の愛想も良い。イカヅノをプロデュース・宣伝するビジネスライクな船宿を想像していたが、正反対のほのぼのさ。この一家の人柄が人気のもとなのだろう。また一軒、お気に入りの宿が増えた。


例によってヤリ刺身スルメ肝あえを作り、風呂へ。上さんに任せたイカイクラ丼を喰うとイカの身が厚い。「足を外してあるのがあったからちょうどいいやとそれ使ったよ」と。まだスルメとヤリの違いが見分けがつかないらしい・・・。ばあばが送ってくれた田酒(しかも高い特別純米酒)が進む。晦日の一口カツや元旦のマダイ塩焼きもうまかったし、ともに一家四人揃って食べれたし、平穏で嬉しい正月になった。

探検丸、買ったどー

12月31日(水)

探検丸CV(定価45,000円)は、シマノの値下げ制限が厳しいのか、どの量販店でも37,800円を下回らない。ネット検索を根気よくしてみると33,075円の安売り発見、思わず購入。送料・代引料込でも34,475円。

29日夜に発注すると30日には発送の連絡、翌31日には着いた。年末にも関わらず早い。おまけに、仕掛け巻き、(やったことのないジギング用だが)グローブ、ABUのワッペンが粗品として同梱されていた。安い、早い、親切と三拍子そろったささき釣具店に感謝。