2011年4月30日土曜日

根掛りまがい

出船準備に忙しい喜平治丸
向かって左から8号、3号、1号船
1号船ミヨシから撮影
2011年4月29日(金、昭和の日)釣行 中潮
喜平治丸 1号船
洲崎沖 水深160-230m
晴れ 北北東の風8-1m 波1-0.5m

ヤリイカ 19杯 胴長30-40cm
ムギイカ 2杯 胴長23cm

4月末だというのに風の強い日が多い。3週間ぶりの釣行は、たまちゃん試しとたまった仕掛けの消費に、この時期にまだ釣れていることが不思議なくらいのヤリイカ。型が良く終盤でもあるので目標20杯。「うちは週休5日だよ」と若女将が嘆く喜平治丸。3日ぶりの出船、快晴凪予報、大型連休初日とあって待ちわびた釣り人で混雑。出船1時間半前に到着も、船長の8号船、若船長の3号船とも満船。大女将が3艘出しを決めた直後のようで1号船の右舷ミヨシに滑り込む。12名の釣り人を乗せ、駆り出された大船長の操船で6時半に出港。

一投目、二投目とサバの猛攻。しめしめ早速たまちゃん試しだ。が、手で簡単に外せる程度で、使うまでもない。使うのは飲み込まれた場合だけになるが、サバに悩まされ続けたこの日でも結局2回だけと出番は少ない。丸のみされたプラヅノがスポンと外せて、なるほど納得。2回目使用後に先端の部品が外れてしまった。塩ビ接着剤の量が少なかったらしい。サバに丸のみされるほどの場合2本3本と喰われるので、依れた仕掛けを丸ごと交換することが多い。たまちゃんは出番は多くはないが、バッグに忍ばせておけば便利なグッズというところか。

でかいヤリイカにムギイカが混じる。
今後はムギが楽しそう。
サバに邪魔され着底回数が減ることに加え、2枚潮でオマツリも多く、前半は船中ポツポツな状況。後半は、さらにイカが中層に浮いて乗りが悪くなり、落とし込みで何とか掛けても巻上げ中に外れてしまう。序盤、濁ごり潮をみて濃い仕掛けの選択が奏功したのか、少ない着底チャンスを4~2点掛けで数を延ばす。中盤、潮が澄みだしたので薄い仕掛けに交換、着底後いきなり竿がきしむ。根掛りか?と思うほど、重いのなんの。いずれも胴長35cmオーバの良型5点掛け。苦戦中の周囲をよそに、気分最高で大船長に親指を立てる。終盤、あまりのサバに嫌気がさして、ついに直結投入。即2杯追加で、目標到達。14cm2本と11cm5本のミックス仕掛けだが、2杯とも仕掛け上方に配した14cmに乗ってきた。そうかサバ対策だけでなくイカがでかいので14cm直結が有効そうだと、バッグを探るが、ない。唯一の直結をそのまま第2投。プツンという感触を残して錘を先頭に仕掛けだけが沈んでいくのを見送る。ハリス上端が足元でバケツに引っ掛かっていたのに気付かなかった…(涙)。ブランコに戻すが追釣なく沖上がり。

帰港後、名物ラーメンをすすりながら聞けば、トップは14cm直結で数を伸ばしていたと言う。やっぱり。直結を一組しか準備していなかったことが反省材料だ。船中1-39。裾の数が物語るように1桁~10杯代が多かったのだろう、全員にタクアンのお見上げが配られる。そんな状況下、仕掛けの色選択で良型多点掛けを堪能した21杯に満足。快晴ポカポカで洋上のんびりできたのが何より。朝方は肌寒いもの、日中は暑くてマリンスーツジャケットは脱いだ。顔にも腕にも、もう日焼け対策が必要な季節だ。

マイロッド1マイリール1 PE3号 → マイリール2 PE6号
序盤にSP1000が突如モータが回らなくなる。これ1-2年で一回は出る症状で設計ミスだろう。
以降BM3000に交換して続行。PE6号では、やはりイカの触りの感度が鈍い。
11cmブランコ6-7本針、14/11cmミックス直結7本針、錘120号

2011年4月24日日曜日

気が進まぬときは止めて正解

23日(土)に予定していた育丸の仕立ては、ヤリイカと決まっていたが、荒天のため中止になった(涙)。先輩Kさんがヤリイカは初めてと聞いて、念のため仕掛けを追加して作っておいたのだが、残念。24日(日)にこれら仕掛けを消費すべく釣行しようと準備はしたものの、快晴とはいえ朝早くと昼ごろからの強風予報、それに昨日の荒天で潮も濁っているだろうと思うと、今一気が乗らなくなった。一応早起きしたもののどうにも気が進まず、今日も止めた。出船中止や、出ても早上がりだったり、釣果も冴えなかったようなので、判断は正解だったろう。車検見積・予約など所用を片付けながら過ごす。これで2週末連続無釣行。マダイのノッコミが久里浜で絶好調だが、剱埼や富浦がもう少し。ヤリイカはもういつ終っても不思議でないが、マルイカが始まらない。アジやシロギスは好調維持。上さんもぼちぼち今シーズン開幕。来週はGW。混むがあれこれ楽しみだ。

2011年4月16日土曜日

一休みで「たまちゃん」制作

サバ外し器、たまちゃん自作
雑誌には全長30cmとあるが
取り回しやすさから25cmに詰めた
16日(土)は晴れて気温が上がるが強風、17日(日)は凪ぎながら気温が下がる予報。行くなら日曜だが、この週末は一休み、雑草取りなど所用を済まして過ごす。来週末は仕立て。幹事は、マダイか、ヤリイカかと思案中らしい。マダイはノッコミ模様だが週末は釣果が期待しにくいのでアジとのリレー、さもなくば浅場でも依然好調なヤリイカに、船長もお勧めを思案中で週の半ばに決定予定という。今の状況からして、妥当な選択だろう。どちらにせよ、今年は俺の調子も悪くないので、楽しみだ。

スリットに枝スを、この筒にプラヅノを
突っ込むとカンナが先端に掛って
サバの中から引っかからずに外せる仕組み
ヤリイカのサバ対策にサバ外しアイテム、通称たまちゃんを作ってみた。つり情報に載っていたものだ。材料費も500円未満とやすく、意外と簡単に作れた。これでのみ込まれたプラヅノも簡単に外せるというのだが、効果のほどは試してみないとわからない。サバはご免こうむりたいが、作ってみると使ってみたくなる。来週がヤリイカなら、たまちゃん試しと、仕立てならではの泳がせを楽しもう。マダイなら、ノッコミの型狙いだ。

2011年4月12日火曜日

悲報

大阪の友人Fからめずらしく電話。友人Mが死んだと。命日4月4日、すでに家族葬がすまされたと。ショックだ。学生時代、学科は違うがやんちゃ気質で意気投合、寮で1年間同室。ともに暴れた仲間だった、遊びでも、サッカーでも。脳溢血らしい。仕事に苦労して酒量も多かったと。自分で抱え込むタイプだったからストレスもため込んでいたのかもしれない。卒業後は、俺が東京・海外へと出て行ったため、もう何年も会っていなかった。1年に一回、年賀で近況を伝えあうくらいだ。悔やまれる。それにしても若すぎる。三人の子を残し、無念だったろう。線香をあげに行くというFに香典を頼んでおいた。今日、お母さんと奥さんからそれぞれ返礼の電話があった。いたたまれない。Mよ、安らかに。

2011年4月11日月曜日

マとメでは違うが

メダイとしては小さいが
結構引いた1.7kg
2011年4月10日(日)釣行 小潮
庄幸丸 1号船
富浦沖-勝山沖 水深90-50m 波0.5m
曇りのち晴れ 北東の風8-2m

メダイ 1匹 1.7kg
カイワリ 2匹 23-25cm
マアジ 13匹 26-37cm
カワハギ 1匹 25cm
ゴマザバ 1匹 40cm

ついに来たぞ、と内心ほくそ笑む。残り2時間ほどの終盤。下への強い突っ込みをみて「そいつぁタイだろ」と大船長もようやく来たかという感じで、タモを持つ。「水温が14℃代に下がり、潮色も悪い」と船長が言うように、船中でマダイが全く口を使わない状況。序中盤のそれっぽい引きはサバだったり、カイワリのダブルだったりで、がっくりの展開。二度、三度と道糸を引き出されつつ、慎重に巻上げる。さあ浮いて来い、とハリスを手繰る。海面下に魚体が見えた。「メダイだー、こんなところにもいるのけー」と、タモ入れの船長。タイといやぁタイだが、マがメに化けた。これがハイライトだった。


久里浜沖でマダイがノッコミっぽい釣果をあげている。剱崎の船も久里浜へ出向いている様子。が、ともに週末は混むので避けたい。通常南からのっ込むらしいのだが、剱崎飛ばして久里浜?ならば、さらに南の富浦はどうかと様子を見にきた。「このところヤリイカばかりだけど、そろそろマダイやりたいでしょう」と大船長に出船前に挨拶がてら模様を聞く。「魚はまだ本調子じゃないんだよなー」との返事どおりの結果になった。船中3名、マダイなし。外道も少ない中、マアジはトップ、五目を達成し、初のメダイも釣り上げ満足な釣行。


釣り座広々~

左舷は一人なのでミヨシ寄りに陣取り、久しぶりに探検丸を使ってみる。空いていると使いやすい。めずらしく3名の釣り人全員が使っていた。反応が見えるたびに誘う。序盤真っ赤な反応にあわてて誘うと、大アジのダブル。効果を実感する。他の人はアジも終始ポツリだったので、「アジを喰わせるのはタナと仕掛けがあっている」と船長のお褒め。それが、メとは言え、タイを引き当てたと思いタイ。

マイロッド4マイリール1 PE3号
天秤70cm、プラビシL80号(忘れて船長に借りる)
6号+4号9m二段テーパ2本針、5号+3号9m二段テーパ2本針

2011年4月3日日曜日

でかヤリ乗り乗り

出船準備中の松栄丸
2011年4月3日(日) 大潮
松栄丸
布良沖 水深150-200m 波1.5-2.5m
曇り 北北東の風11-4m

ヤリイカ 44杯 胴長23-40cm
スルメイカ 1杯 胴長35cm
ゴマサバ 4本 40cm

前回のイサキとストックをばあばに送って冷凍庫が空っぽに。禁止令が解除され、早速ヤリイカに。勝山・洲崎・西川名と順番に足を延ばしたので、今回は布良に初釣行。こじんまりとした良い港だ。空いているかと思ったが、強風出船中止になった昨日からの繰り越しのためか、片舷11名と満船の松栄丸。左舷トモ4番。

特大のビニール袋で持ち帰り…
第一投、糸が送られず、???と手繰るとプラヅノ3番目から下が錘ごとなくなっている。何かに引っ掛かっていてのか、仕掛けの結びが弱かったのか…。気を取り直して二投、三投とアタリがでるが、巻上げ中・取り込み中にバラす。朝はサバが多かろうと直結でスタートしたのだが、ウネリが強い上に、左舷での取り込み動作に難がある。ブランコにスイッチ。いきなり5点掛け。

袋から出したイカ45杯
10杯残してお裾分け
さすがに南房総、型もデカイし、一流しが長くて、イカが広範囲にいる。多点掛けを交えながら、順調に釣れる。納まるはずの風が、逆に強まりうねりがどんどん高くなる。後半30杯を超えた頃から、二枚潮になりオマツリが増え、ウネリと相まり酔い気味で集中力が切れそうになる。アタリがあるのでなんとか持ちこたえて45杯で終了。船中14-73。密かに狙っていた泳がせは混雑で願うべくもなかったが、重量感たっぷりの大型ヤリイカ多点掛けを堪能。

10杯残して3軒に宅配。内心禁止令再発を恐れていたが、発動されず。が、今シーズンのヤリイカはもう充分だ。マルイカが立ち上がらない…。

マイロッド1マイリール2 PE6号 (型・数とも良いのでパワーのある3000選択。正解。)
ヨリトリリング、11-14cm直結6-7本針、11-14cmブランコ6-7本針、錘120号