2014年9月27日土曜日

待ってろよ、カツオ

今週末はヤリイカを釣りに行こうと木曜のうちに準備を整え、土曜の釣行に備えた。金曜18時になって後輩Kがプロジェクトの中締めに飲みに行きたいと言い出した。来るを拒まず。釣行をあきらめ、若手5人と結局終電まで飲み明かす。若手の発想や活力とそれを活かせない組織、世代をまたぐ伝聞などで盛り上がる。釣りは楽しい。それ以上に楽しいひと時になった。思わず時間ができた今日土曜。息子K夫婦、孫娘Hも一緒に墓参り。暑くもなく寒くもなく、いい天気だ。

釣果状況をリサーチしていて気付いた。今期低調だった相模湾のカツオがオキアミを喰いだした。4Kgを超える肥えたカツオにハリス切れも続発しているらしい。キメジやキハダもその下についている様子。出船を見合わせていた船宿も再開するという。明日日曜の釣り物にきまりだ。行きたい。だが月曜からの海外出張に不可欠な海外免許を取り行かねばならず、釣行できない。く~、何たる失態、前日まで免許の期限切れに気付かなかったとは。このカツオやキメジ、一時的なものか。帰国する一週間後にも継続しているだろうか。

2014年9月22日月曜日

遠州灘デビュー

特大40cm♪ 恐るべし遠州灘、
この日6匹は少ない方
2014年9月22日(月、休)釣行 大潮
福徳丸 右舷ミヨシ1番(左2、右2)
5:00出港 11:45納竿 12:20帰港
天竜川河口沖 水深200-250m
晴れ 北の風2-5m 波0.5m

アカムツ 6匹 25-40cm

最後の夏休み。4連休にした初日はワラサで散々だった。連休にしたかったのは遠州灘福田港まで遠征するため。以前から気になっていたアカムツ。180kmの波崎は遠いが、福田も220kmと遠い。ただ東名高速一本で着くので時間は同じか早いぐらいだ。

開始早々に40cmの大型にびっくり。その後も追釣3匹まで取り込んだ。その後がなかなか釣れない。アタリが出せない。波崎や久里浜の胴付に対して、ここでは沼津と同様、天秤仕掛けを使う。ただし、ご当地仕掛けは針上15cmのところにシモリ玉をつけることで浮力を持たせているのが特徴だ。釣り情報の仕掛け説明をみてそれらしきを作っていったが、3匹を最後にどうにも魚信が出なくなった。

船中皆アタリが出ないならしょうがないが、すぐ後ろ左舷ミヨシのベテラン氏は大きなシモリ玉でほぼ入れ食い状態。トモでもポツポツ釣れている。ハリスに浮力を持たせてフワフワ漂わせる。着底からスローな巻き上げだけでアタリを出している。終盤になって見かねた船長が「これ使ってみな」と船宿仕掛けをくれた。以降3連釣だから不思議なものである。結局6尾で沖上がり。船中6-18、トップは件のベテラン氏。

釣果的にはスソだが、アカムツを6匹も釣れば充分だ。なにより大型なのがうれしい。仕掛けを作り直してまた来よう。最高の夏休み最終日になった。この喜びをわかちあうお上がいないのは寂しいがあの世で喜んでいよう。おっと、6匹は多すぎる。引取先を探さねば…。

ダイワ極鋭深場205 + シマノフォースマスター2000 PE3号
錘200号。天秤40cm 6号3m2本針

2014年9月21日日曜日

初投と最終投

帰港前の全員撮影
ワラサを手にしているものの…
2014年9月20日(土)釣行 中潮
瀬戸丸18号船 右舷ミヨシ4番(右9、左10)
6:00出港 13:00納竿 13:20帰港
剣崎沖水深45-55m 波0.5m
小雨 北東の風7-10m

ワラサ 0 (貰い受け2匹)

“よっしゃ、喰った!”第一投のタナ取り直後に魚信を捉える。固めのドラグを滑らす引きに良型ワラサを確信。カツオ・キメジが不調なので、絶好調の青物グイ引きを堪能しようと剣崎沖。1時間以上前に瀬戸丸の受付を済ませたが、駐車場は満車の盛況。出港前に船長とマグロ不調談義。混む船中で恐らく最初のアタリに気をよくしてリーリング開始。10号ハリスなので切られる恐れは小さい。ドラグを一杯まで締めてガンガン巻き上げようと竿を立てた瞬間だった。すっぽ抜け。カツオ用大型針なのになんで~?引き上げられた空針を呆然と見つめるが、アワセが甘かったのか原因は判然としない。まぁ、次があると、この時点ではこの日のまさかの結果を予想だにしていなかった。

船中で釣れ盛る。同時ヒットはあたりまえ。左のベテランも右の初心者も次々と太いワラサを取り込む。混む上に上潮が飛んでいるのでオマツリ、それによるバラシも多い。それ以上にアタリが多い。であるにもかかわらず、だ。俺にはアタリがない。オマツリに巻き込まれるばかりで、ヒットがない。タナを確認したり探ったり、ハリスを8号、6号と細めたり、エサを代えたり、するがどうにもアタリを出せない。左右にはアタリ、俺はタモ入れに忙しい。「太って旨そうだね」とタモに収めたワラサを渡すと、左のベテラン氏が困り顔で「4-5本もあれば充分なのでもらってくれないか?」と言う。自分で釣るから要らないという気持ちだったが、余るほど釣れた時の困った気持ちもよくわかるので頂戴することに。時合は1時間ほど、8時には喰わなくなりワラサ祭りは終了、まったりした空気が流れる。

中盤は忘れた頃に船中どこかの置き竿に喰ってくるポツンポツンの展開。慣れない人に喰って4重のオマツリに巻き込まれる。二人で解いた左のベテラン氏は道糸をカット。「結構痛んでたからね~、俺のは大丈夫そうだけど細いから不安だな~」などと話しながら再開。やはり俺には魚信無し。

“やっと喰った!”納竿5分前の最終投。周囲では片付けた人もいる。残りわずかなコマセを全て詰め込み、タナ下付けエサ位置をイメージして振り出した後、±1mの範囲を誘っていたら、ようやく、ようやく、喰った。初投のようにすっぽ抜けを避けるべく、モゾモゾ感に即アワセを強く入れたら針掛りしたのだろう、走り出した。「もらった」とばかりに竿をたてると、ブツン。「切れた!」細ハリスに強引過ぎたか、いやおかしい、錘のテンションすらない。「高切れだ~」思わず声が出た。「あぁ、あのときの…」と左のベテラン氏。立てた竿先に天秤もビシもクッションも失った道糸の先がゆらゆらと風になびく。その先の天を仰ぐ。

片付け始めた俺を見ていたかのように沖上がりを告げた船長。「トモの常連さんがもらってくれと…」一本ぶら下げてきた。準備したのは常連さんなのか船長なのか。釣れすぎたら分けようと思っていただけに、その逆は屈辱的ですらある。左のベテラン氏も船長も憐れんでいるわけではないのだが…。「えぇー、別にもらったし、いいよー」と断るが、尻尾を握らせると「写真とっから皆前に集まって」と船中に声かける。撮影しながら、“2ヒット2バラシ。甘いアワセと細い道糸が反省点。やはり混むワラサ乗合ではオマツリ対策に5号以上の道糸。少ないアタリはやはり手持ち誘いと置き竿の差か”と反省ばかりが脳裏をよぎっていた。船中0-12。もらった魚はどうにも捌く気にもならず、帰路同僚Iさんとお隣Nさんに贈呈。太く油乗りのよさげなワラサだったのだが…、自分で釣ってやる。

シマノBJSアオモノM160改 + フォースマスター2000 PE3号
天秤70cm クッション1m 10→8→6号6m1本針

2014年9月15日月曜日

次点のヒラメ

贈呈したもう一枚と併せ計3匹。
食すには今や手前の一枚で充分。
2014年9月14日(日)釣行 中潮
三浦丸 右舷ミヨシ2番(右6、左6)
4:30出港 11:45納竿 12:30帰港
外川沖 水深20-25m 波1m
曇りのち晴れ 北北東の風5-6m

ヒラメ 3匹 40-52cm

遠州灘まで出向いてアカムツを釣ろうと初めての宿に電話したが、「14日は出船しない」とかで先送り。ならばと波崎に電話すると「満船でもう乗れない」。アカムツはどうにも間が悪かったようなので、外川にヒラメ釣り。ふと昨年この時期に波崎・外川連釣旅行にお上と出かけたが台風でいずれも出船禁止になったことを思い出す(素泊まり)。今年も連釣は止めろということだろう。三連休の中日なので、前夜19時就寝、当日1時出発で日帰りしても翌日体を休める。夜中に仏壇に釣れるよう祈願して出発。

外洋にしてはうねりも小さく良い凪だ。6時までに2枚ヒラメを釣り上げるが、いずれも40cmのソゲと呼ばれる小型。船中でもポツポツ取り込まれている。震災後1年間は自粛ムードで外川でも釣り人が少なかったことを思い出す。この日は12人が乗り込み盛況だ。大型の追加を期してタナを調整する。9時になって50cmオーバーの良型を取り込み一安心。さらにアタリはあるが、そのまま終了。もう一枚型物が欲しかったが、喰いこまず、巻上中のすっぽ抜け、お祭りバラシと3回以上のバラシで成らず。船中1-6のトップとの差はこれらバラシだろう。

とはいえヒラメ3枚の釣果は、今となっては多いぐらいだ。帰りに同僚Sさんに一枚贈呈、帰宅後お隣さんに一枚贈呈。残した型物を翌15日に捌くべくチルドへ。犬の散歩、洗濯、風呂と清掃、仏壇報告を済ませ、久しぶりのヒラメとの対峙・駆け引きを思い出しながら、あり物をつまみにビールを飲む。心地よい肉体疲労に酔いが早い、20時には熟睡。

シマノBJSミヨシ40-255+B フォースマスター2000 PE3号
錘60号 胴突1本針 捨て糸4号40-80cmハリス6号60-100cm

2014年9月7日日曜日

親子釣り三代

初めての釣り、初めての魚
2014年9月6日(土)釣行 中潮
忠彦丸→番只丸 右舷トモ1-3番(右5、左4)
12:30出港 16:00納竿 16:20帰港
中の瀬 水深20m 波0.5m
晴れのち曇り 東の風1-3m

シロギス 41匹 15-25cm
(ジャック 27匹、次男K 8匹 孫娘H 6匹)

6日(土)はワラサ狙いで月例仕立てだったが、前夜の酒席に参加を見送る。釼崎沖のワラサは目下絶好調なので皆楽しめたろう。模様次第で7日(日)にキハダを狙うつもりだったが、相変わらずのクルーズ状態にこれも見送り。初島禁漁のヤリイカが真鶴沖に舞台を移しても好調なのでもう一度楽しむかなどと思案していると、4歳の孫娘Hが「私も釣ってみたい」と言い出した。本人には母離れに、母親には休息にもなろうと、父次男Kを含めて親子三代で釣行することに。

沖釣りに初心者を案内するのは気を使う。最も避けたいのが「もう二度とやらない」と思わせる事態だ。要因には大きく二つある。船酔いと全く釣れないことだ。お笑い芸人がテレビでキハダ釣りを紹介したものだから、今期は初心者が相模湾に大挙しているが、そのほとんどがいずれかまたは両方を味わい「二度とやるもんか」と思ったことだろう。4歳児となると、この二大要因回避は容易ではない。前夜に酔い止めを飲ませてたっぷり睡眠させる。車酔いさせると乗船どころでなくなるので、出発前にもう一度酔い止めを飲ませる。釣り物はタックルが軽くアタリが多くて短時間なものに限る。条件を満たすシロギスの半日船を選択。忠彦丸の午後シロギスに乗り込んだ。暑いが波穏やかで、中の瀬までの疾走に楽しそうな顔のH。ひとまず船酔い回避は達成。後は釣らせるだけだ。

アオイソメに目を丸くしつつも恐る恐る触る。針へ付けるのはまだ無理。竿や錘を持たせて投入させようとするが、目線が船べりの上10数cm程度なので難しい。置き竿のまま仕掛けを落とす。着底はわかるようなので筋は良さそうだ。胴突1本針でたるませ気味にタナをとる。竿先を注視させ、ピクピクすれば巻けと言い残し、自分の仕掛けを投入する。振り返ると早速躍起になって巻き上げている。理解できなかったかと苦笑いしていると、水面にシロギスが現れて本人以上にこちらがびっくり。しっかりアタリを捉えていたのだ。初釣り初釣果の満面笑顔を写真に納める。釣らせる課題もクリア。

以降同じ要領で釣らせるが、この日は誘わないと食いが悪い。そこで自分用を天秤2本針仕掛けでちょい投げしてサビキ、アタリにアワセてから竿を渡して巻き上げさせる。きゃっきゃと喜びながら跳ねるシロギスを掴んで喜ぶ姿に、普段の釣りとは異なる楽しみを味わう。この日を心待ちにしていたお上がいないのが残念だ。もう少し背が伸びて海面を見えるようになれば、もっと楽しめるだろう。後半はくたびれたのか、釣り座で船をこぎ出したので、横にして寝かす。自分の釣りを残り1時間で楽しむ。二番目に釣り上げたのを良いことに「勝負しよう」と舐めたことを言っていたが、以降アタリを出せずにいる次男Kに見せつけるように連釣。普段の釣りとは違う神経を使ったからか、半日釣りなのに一日船以上の疲れが帰宅後にどっと出た。しかし、親子三代で楽しむ釣りも良いものだ。

ジャック シマノライトゲーム64 155I+B18 + ダイワレガリス2506 PE0.8号 天秤2本針
次男K ミサキライトマスターII-180改 + シマノ幻風 PE1号 胴突1本針
孫娘H ソリッドマスター 30-180改 + アルファタックルニューベンチャー PE1.5号 胴突1本針