2015年12月27日日曜日

さらばワゴンR

ありがとう!
5.7リッターのトランザムを乗り回していたアメリカから、1998年に帰国してトヨタハイラックスサーフを買った。長男Tが中学入学、次男Kが少額編入のころだ。キャンプやBBQに便利なSUVにした。西へ東へ、山へ海へと毎年複数回楽しんだ。

2006年スズキワゴンR FT-Sに乗り換えた。ディーゼル規制が始まることと、教育資金の足しにするためだった。高校生にもなると親と遊びに出掛けようとしない。SUVはお払い箱の時期でもあった。小さなワゴンRになって上さんには運転しやすいと好評だった。雨の日最寄駅までの送迎によく運転してくれた。飲酒運転罰則が厳しくなり、退職など社会的懲罰も厳しくなったこともあって、夕食に行くにも車を使えなくなっていった。俺が運転していくが、飲み食いした帰りは断酒に成功した上さんが運転してくれるので重宝した。彼女が亡くなって、次男K一家との外食は自転車にせざるを得ず、回数も漸減した。

登録番号はジャック!
それにしても、よく走った。兵庫まで親父の遺骨を引き取るついでに、関西の懐かしい場所を巡ったのは記憶に新しい。2007年に始めた釣りもほとんどこの軽自動車で行った。港によっては駐車スペースも狭いので役立った。多くは往復100Km程度だが、時には片道300Kmの遠征も。ピーク時には月4回以上も。人数が多くて重い時の加速時にエアコンを切るなど、非力さをカバーするテクニックも必要だったが、それも懐かしい。期間にして9年、総走行距離85,000Km超。擦り傷だらけの満身創痍で、修理もしなかったが、本当によく走ってくれた。感謝。

26日(土)に納車。メルセデスA180スポーツ。犬も幼児も赤ん坊もいなくなり、一人で乗り回すにはうってつけだろう。この小さなドイツ車とはどんな付き合いになるのだろう。

2015年12月20日日曜日

クロベエに負けるな

出撃を待つヒラメタックル
先週末の仙台散策で汗をかいたのがいけなかったのか、もんじゃ焼き後の薄着の自転車がまずかったのか、風邪をひいたらしい。今週は月曜か鼻づまりと咳が日に日にひどくなってきた。市販の鼻炎薬を飲みながら、連夜の宴席をこなすが、しょせん対症療法だ。土曜日に内科医に行き、抗生物質を処方してもらう。これで炎症を根治できて、結果鼻水や隻といった症状がなくなるというわけだ。風邪を引くのは一年に一度あるかないかなので気にしていなかったが、医院で測れと言われて初めて37.3℃発熱していたことに気付いた。どおりで前夜は涙目になっていたわけだ。酒を飲んで騒いでいるうちに症状は消えていたが…。

ヒラメを釣りに行くかと準備して久しい。タックルはもう一月近くもこのままだ。外房ではとっくにシーズン入りしている。タイが食べたい、ヒラメがいい、と言われることがなくなると、なかなか足が向かなくなった。そんな何でもない事がいかに幸せな事だったか、失くしてから気付くものだ。風邪を引いても釣行準備していると、さずがに行くなと止められた。存命なら今週末は禁止令だったろう。家事を済ませながら、今月は遅れてしまった墓参りで静かに土曜を過ごす。くたびれたダブルスーツを新調しようと量販店を巡ったのだが、今時どこにもおいていない…。

妹Tが教えてくれたレシピと場数を経て出汁巻き卵がうまくなった。これで朝ご飯をがっつり喰えている。来週になると混むだろう。日曜は朝一から散髪を済ます。その足でクロベエに年末の挨拶。今の生活再建はこの夏、彼に老犬ホーム入りしてもらうことから始まった。断腸の思いだったが、新たな環境にもすっかりなれて、元気になった彼をみていると判断は間違っていなかったと思う。ちょうど朝の散歩から戻るところで出くわし、顔をみるなり歩みを早めてすり寄ってきた。最近は散歩も休み休みになってきて食欲も落ちてきたという。スタッフ達にも馴染んでいる。身体を目一杯さすってやって甘噛みさせてやって帰る。帰りがけの悲鳴にも似た鳴き声はいつも辛い。

長男Tはどうしているのか、奨学金の回収業者がうるさいだけで、連絡がないのは良い知らせなのだろう。次男Kの嫁Aが今夜のおかずがないと泣きを入れる。餅や雑魚、もらい物のケーキ、仙台土産の牛タンなど冷蔵庫にあったものを届けてやる。Kにバイトはみつけたかと聞くと探し中だと言う。すでに一週間以上を棒にふって、その間支出ばかり重なり収入なし状態だ。そのスピード感の欠如がますます困窮を早めていることに気付かない様子だ。返金がないので新たな貸金は出さない。自分たちの生活を構築できるかだ。TもK・Aもクロベエに負けるな。

2015年12月14日月曜日

政宗に学べ

三日月前立は有名
7日(月)の札幌に続き、11日(金)は仙台へ、今週は北日本ツアーだった。この時期はいずれもイルミネーションがきれいだが、それを野郎どもと眺めるのは心身ともに冷える…。12日(土)には以前からみたいと思っていた政宗ゆかりの地をじっくり巡ることができた。写真を個々にここにUpするのが面倒なので、グーグルフォトへリンクしておく。瑞鳳殿は政宗の遺骨が埋葬されている霊廟で、一級のパワースポットだろう。朝早くから訪れた森林深くの静寂にたたずむ三代分の派手な伊達霊廟は荘厳な趣きがある。遺骨の学術調査で、政宗は160cm弱、血液型Bであったことが判明したらしい。仙台市博物館にも歴史的資料が並び、三日月前立ての甲冑が最も目を引くが、片倉子十郎景綱の特集コーナが軍師・参謀視点で一番興味深い。仙台城に立つとこの地を選んだ政宗の胸中がうかがい知れる。三方を山、谷、崖に囲まれ、のこる一方には廣瀬川が流れる。守りやすく攻めにくい。天守閣は計画されたが建てなかったという。幕府にも神経をとがらせ慎重だったB型政宗が偲ばれる。

孫娘2号も元気一杯
巡っている途中で次男Kの嫁Aからメッセージ。「Kが暴れて困っている。助けてほしい」旨に、すわDVか、孫たちは無事かと肝を冷やす。夕食に誘うが出てこない。叱られたり怒鳴られたりするのを怖がっているのだろう。日曜夕刻になってアパートを訪れると、一家揃って室内にこもっている。「大丈夫だ」とハグすると泣き出すK。借金が重なり、携帯を止められ、食うにも困り始めたらしい。にもかかわらず仕事を手放し、ますます困窮しそうな情勢をとがめられ、物に当たったというところか。ただ、一家の様子から暴力沙汰はなく、電気・ガス・水道・ネットが止められたり、アパートを追い出されたりするほどの事態ではない。4人を車に乗せて久しぶりにもんじゃ・お好み焼き屋に連れ出す。腹いっぱい飲み食いさせる。KもAもHもガツガツ食べる。首の座った6か月の孫2号Sも元気だ。「とにかくすぐに日銭を稼げるようにしろ。家にこもるな。」とだけアドバイスして、タクシーで帰らせる。生活は自分たちで立て直すことが肝要。若さが武器だ。政宗に学べ。

土曜夜には急遽出勤する一幕もあり、日曜日中は掃除・洗濯・アイロン掛けをこなしながら、ディーラーを回って最後の一絞りをそれぞれ出させた上で、契約も済ませた。忙しい週末だった。納車が年内に早まり、年末年始の楽しみが増えた。できていないのが、…釣りと墓参り。

2015年12月6日日曜日

楽しいディーラー巡り

隠れ家的イタリアンで。オードブル
だけでビールにシャンペンにワイン…
5日(土)はB-Day。月例仕立ての日だが、前夜の宴会や仕事状況から今月もエントリーせず。かなりご無沙汰してしまっている。B-Dayはお年玉のように、未成年に対して祝うものだと思い込んでいた。なので昨年同様子供たちから何の連絡がなくとも全く違和感がない。だが世間一般ではどうもそうではなく、いくつになっても祝うものらしい。一々メモしておかなくてもSNSが誕生日をリマインドすることもあって、様々な人たちから祝いのメッセージをもらった。祝宴を開いてくれる人たちも少なからず。プレゼントも様々にいただいた。もう半世紀以上生きてきて終活を意識している身にはくすぐったいが、祝ってくれる気持ちそのものが嬉しい。皆さんに感謝。

レクサス担当者から「新たな提案があるので6日に来てくれ」旨の電話があったが、一週間先延ばしにした。メルセデスに行く予定にしていたからだ。Webで丹念に下調べしてあるので、いくつか確認してすぐに引き上げるつもりだった。だが、結局2時間以上いた。セールスポイントのアピールから始まり、希望を聞き出して見積するとともに、下取りを査定する。試乗させて早めに決めさせようと誘う。ストックはモデルや色やオプションが大抵合わず、近いものは数少ないので急いだほうが良いと。強引でなく、ひつこくもなく、やんわりと論理的に推すところは、好感が持てる。だが、初回訪問で決めてしまうほど年季が浅いわけでもないので、さらりとかわす。

いずれもレクサスと同じパターンだ。唯一違うのが、メルセデスは値引く。それも一般の国産車の値引き率相当かそれ以上に。モデルをワンランク上げても予算内に収まり余りある、かなり魅力的な提案を聞けた。ほぼ気持ちは固まったのだが、クールダウン期間を自らに課す。トータルな比較ではレクサスはかなり劣勢で、この差をひっくり返せるほどの新提案は一担当者には出せなかろう。それでもまぁ来週は聞いてみよう。逆転提案ならメルセデスにさらに考えさせればよいし、そうでなければ契約に踏み切るのも良い。仕事では熾烈な競合環境下にさらされているので、こういう時競合させるのも楽しいものだ。