2025年7月13日日曜日

諦めてはいけない

2025年7月11日(金)釣行 大潮

喜平次丸 1号船 左舷トモ2番(左5、右5)
喜平次丸Webから


5:30出港 12:40納竿 13:30帰港
剣崎沖~洲崎沖 水深160~250m
波1m 曇り 北東の風3~7m

スルメイカ 29杯 胴長23~28cm 

2隻船中 スルメイカ 12~92杯

風が強いが北風なので剣崎沖では波は高くならない。8号船の親父船長が早々に投入合図を出したのに対して、若い1号船船長はイカの群れを探し回る。ノロノロ探す船もあるが、彼は全速で操船する。親父譲りだ。1時間ほど剣崎沖を探索したが2投で船中ゼロ。船中で今日は厳しそうだとのムードが漂う。諦めてはいけない。

ジャックのは串で識別できる
船長は剣崎沖を見限り、洲崎沖へ走る。しばらくして8号船も合流する。そこでも2時間ほどイカの群れを追いかけるが、船中でポツンポツン。おれも1杯掛けただけだ。イカの群れが小さく見つけられない。見つけても移動が速く、タイミングを合わせられない。かろうじて間に合っても直ぐに通り過ぎているという印象だ。9時を過ぎて、この1杯が虎の子になるかもと、覚悟は決める。だが、諦めてはいけない。

ラップ待ち整列中の船上干し
ようやくそれなりの群れを捉えたのだろう、船中で釣れ始まる。おれも、ダブル、トリプルに続いて、自作直結10本針に4杯一荷の重み、潮鉄砲と取込を堪能する。諦めずに探索し続けた船長の粘り勝ちだ。僚船たちがたちまち集まってきて、群れの大きさが知れる。どうだ、諦めてはいけない。

タイミング良く群れの中に仕掛けが入ったのだろう。棚指示の上から落とし込んで直ぐに異様な重さのノリを感じる。5杯以上は乗っているはずだ。巻上げスイッチオン。バチンという音とともにリールが空巻きした。高切れだ。表示は166m。それだけの道糸とリーダー、ヨリトリリング、仕掛けと錘が、海底へ。5杯以上のイカが命拾いしたはず。数回前の回収で道糸が船底を擦っていたので、痛んでいたのだろう。イカ逃しのショックに、仕掛け類ロストのショック、好機を逃すショックが重なる。だが、諦めてはいけない。

船上捌ききれなかった生
高切れしたリールに新たな仕掛けをセットして再投入。幸い490m巻いてあったので、残された道糸でも250mの底にまでも届く。緊張の糸が切れたというよりも、直結の緊張感から自らを解放して、残された時間はのんびりとブランコ仕掛けで楽しむことにした。シングル、ダブルと地味目だが、6本針で追釣を楽しむ。全て干したかったのだが、納竿前には捌くのが追いつかないほどに。前半の不調とは裏腹に、実に楽しい一日になった。やはり、諦めてはいけない。

翌日、釣具店Pで道糸を購入、追加巻きしてもらう。竿も1番と5番のガイドが取れたので修理に。メーカーに送って1ヶ月ほどかかるという。うーん、スルメが大型化するこれから1ヶ月にスルメ竿がお休みなのは痛い。ヤリイカ竿でなんとかしよう。そう、諦めてはいけない。

シマノ イカ7スルメ直結120+B + シマノフォースマスター2000 PE3号
ヨリトリリング 中錘なし
14cm直結10本 14cmブランコ6本 錘150号

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