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2025年8月20日水曜日

イカ好きは酒飲みと・・・

投入器越しの朝焼け
2025年8月19日(火)釣行 若潮

喜平次丸 1号船 左舷トモ3番(左5、右6)

5:30出港 12:20納竿 12:40帰港
洲崎沖 水深170~220m
波1m 晴れ 南南西の風2~6m

スルメイカ 13杯 胴長25~30cm 

2隻船中 スルメイカ 0~24杯

船上干しは総じて評判が良いのだが、立ち飲み仲間がすこぶる喜んでくれた。やはり酒飲みには炙ったイカが合う。再び裾分けすべく釣果を調べる。芳しくない。小田原早川港は1桁の壊滅状態。長井港も似たような状況だ。洲崎港や布良港の南房総方面は釣れ始めているようだがまだ安定せず、遠くて気合いがいる。イカ船は少ない剣崎間口港もトップで20杯前後。通常その半数を釣れれば上出来だ。ツ抜けを目標に喜平次丸へ。

でかい飛鳥IIと併走
なるほど、群れが小さくて移動が速いのだろう。着底に間に合っても、多点掛けはほとんどなく、1杯ずつを丁寧に広う展開。朝からポツンポツンと拾って8時には9杯に。ダブルが一度あっただけだ。ツ抜けにあと1杯なのだが、ばったりとアタリがなくなる。船中空振り投入も多くなる。

土産は確保
ガイド修理した竿は好調。糸巻き追加したリールも元気だが、釣具店員が言っていたように、下巻きが入っているせいか水深表示が船長アナウンスよりも10~20m短い。さして支障にならないが、気にはなる。それよりもバッテリーの消耗が激しい。バッテリーもリールも残り1メモリを示す。高速巻きの連続の影響だろう。なんとか最後までもって良かった。充電を2回ごとにしていたが、毎回フル充電しておこう。

喜平次丸Webから
中盤は船長が懸命にイカを探すが、投入しても当たらず、船中まったりとした状況に。気づけば11時だ。はじめの2時間で9杯、その後の3時間はゼロ。釣りは海だけに波がある。着底と同時にズシッとした重み。ようやく来た久しぶりの重い巻上げ。あと20mで、ガタガタと竿が暴れて直ぐにバチンと仕掛けが切れた。今日2回目だが、アタリが少ない中なのでショックはより大きい。イカ好きなのは、酒飲みのみならず、サメもそうだ。

仕掛けの予備は潤沢にあるが、2個準備した錘がイカ好きにやられた。船長から一つ購入して、釣り再開。最終版にパタパタと追釣して目標は達成できた。トップ24杯だったので、ほぼ想定通りの結果だ。イカ好きへの対策は、肝臓薬を飲むか、潤沢な錘準備しかない。

シマノ イカ7スルメ直結120+B + シマノフォースマスター2000 PE3号
ヨリトリリング 中錘なし
14cm直結8本 18cm直結9本 14cmブランコ6本 錘150号

2025年7月13日日曜日

諦めてはいけない

2025年7月11日(金)釣行 大潮

喜平次丸 1号船 左舷トモ2番(左5、右5)
喜平次丸Webから


5:30出港 12:40納竿 13:30帰港
剣崎沖~洲崎沖 水深160~250m
波1m 曇り 北東の風3~7m

スルメイカ 29杯 胴長23~28cm 

2隻船中 スルメイカ 12~92杯

風が強いが北風なので剣崎沖では波は高くならない。8号船の親父船長が早々に投入合図を出したのに対して、若い1号船船長はイカの群れを探し回る。ノロノロ探す船もあるが、彼は全速で操船する。親父譲りだ。1時間ほど剣崎沖を探索したが2投で船中ゼロ。船中で今日は厳しそうだとのムードが漂う。諦めてはいけない。

ジャックのは串で識別できる
船長は剣崎沖を見限り、洲崎沖へ走る。しばらくして8号船も合流する。そこでも2時間ほどイカの群れを追いかけるが、船中でポツンポツン。おれも1杯掛けただけだ。イカの群れが小さく見つけられない。見つけても移動が速く、タイミングを合わせられない。かろうじて間に合っても直ぐに通り過ぎているという印象だ。9時を過ぎて、この1杯が虎の子になるかもと、覚悟は決める。だが、諦めてはいけない。

ラップ待ち整列中の船上干し
ようやくそれなりの群れを捉えたのだろう、船中で釣れ始まる。おれも、ダブル、トリプルに続いて、自作直結10本針に4杯一荷の重み、潮鉄砲と取込を堪能する。諦めずに探索し続けた船長の粘り勝ちだ。僚船たちがたちまち集まってきて、群れの大きさが知れる。どうだ、諦めてはいけない。

タイミング良く群れの中に仕掛けが入ったのだろう。棚指示の上から落とし込んで直ぐに異様な重さのノリを感じる。5杯以上は乗っているはずだ。巻上げスイッチオン。バチンという音とともにリールが空巻きした。高切れだ。表示は166m。それだけの道糸とリーダー、ヨリトリリング、仕掛けと錘が、海底へ。5杯以上のイカが命拾いしたはず。数回前の回収で道糸が船底を擦っていたので、痛んでいたのだろう。イカ逃しのショックに、仕掛け類ロストのショック、好機を逃すショックが重なる。だが、諦めてはいけない。

船上捌ききれなかった生
高切れしたリールに新たな仕掛けをセットして再投入。幸い490m巻いてあったので、残された道糸でも250mの底にまでも届く。緊張の糸が切れたというよりも、直結の緊張感から自らを解放して、残された時間はのんびりとブランコ仕掛けで楽しむことにした。シングル、ダブルと地味目だが、6本針で追釣を楽しむ。全て干したかったのだが、納竿前には捌くのが追いつかないほどに。前半の不調とは裏腹に、実に楽しい一日になった。やはり、諦めてはいけない。

翌日、釣具店Pで道糸を購入、追加巻きしてもらう。竿も1番と5番のガイドが取れたので修理に。メーカーに送って1ヶ月ほどかかるという。うーん、スルメが大型化するこれから1ヶ月にスルメ竿がお休みなのは痛い。ヤリイカ竿でなんとかしよう。そう、諦めてはいけない。

シマノ イカ7スルメ直結120+B + シマノフォースマスター2000 PE3号
ヨリトリリング 中錘なし
14cm直結10本 14cmブランコ6本 錘150号

2025年5月18日日曜日

竿折れても心折れず

 2025年5月16日(金)釣行 中潮

喜平次丸 1号船 
松輪港を静かに出船
右舷トモ3番(左7、右6) 
5:30出港 12:30納竿 13:15帰港 
城ヶ島西~長井沖 水深50m前後 
波0.5m 晴れ 南西の風1~3m 

ムギイカ 50匹 胴長10~13cm 

船中 ムギイカ 40~238匹

前回不調に終わったスルメイカに再釣行して多点掛けのズッシリとした引きを堪能したい。しかしどの船宿も釣果がいまいちだ。釣りたい魚よりも釣れている魚を狙う方が結果として楽しい。そこで好調なムギイカに。近場で浅いのも魅力だ。喜平次丸も5年ぶりだ。女将が乗船前の説明や席決めを仕切る。ムギイカの1号船を操るのは長男船長。年季が入って落ち着いた感じになった。

20杯の記念撮影
城ヶ島の南から西へ、さらに北上へと、イカの群れを探索しながら進む。投入してすぐに掛けられないと、巻き上げて移動になる。イカの移動が速く、船長は群れの移動を見失わないように追いかけているようだ。素早くアグレッシブな操船は親父譲りだ。タイミングよく乗れば3点掛け、4点掛けもあり、小さなムギイカとはいえ軽いマルイカ用のタックルで十分な重みを堪能できる。

竿先を折ってしまった。手巻きリールのリリースが堅かったので強引に押し開くと竿先にあったサルカンを巻き込んだようだ。初歩的なミス。これは痛い。調子が変わって小さなアタリを取りにくくなる。さらに痛いのは、この竿を補修したり、買い換えたりする出費だ。ここで心まで折ってはいけない。
喜平次丸Webから

後ろの人は8cmのプラヅノ直結で数を伸ばしている。5年前には8cmなんて無かったが今はあるらしい。小さなムギの乗りは11cmよりも良いようだ。前の人は11cmブランコで1匹ずつを確実に取り込んでいる。俺は替えるのも面倒なので、終始11cm直結を使って、折れた竿でなんとか掛ける。8本針だと潮を受けて仕掛けが流されるようなので50号のオモリを60号に替えてちょうど良い感じになった。

6杯だけ捌く

30杯も釣れれば良いと考えていたがちょうど50杯の釣果になった。10杯を沖漬けに。船中では少ない方で、トップが238杯、束越えも4人、スソでも40杯と、この日は絶好調だった。総じて左舷のほうが乗りが良かったようだ。偶然乗り合わせた釣りバカ会の仲間二人も124杯、66杯を釣って過去最高のムギイカ釣りだと大喜び。皆笑顔の帰港となった。この5年の間に船宿は建て替えられて綺麗になった。かつて振る舞われていたラーメンがなくなって残念だ。

数週間前、新たに聞いた居酒屋Sに出掛けた。刺身も酒も旨い。目的だった釣果の引き取りは喜んでOKしてくれた。この日数杯だけ取り置き、全てを引き渡した。夜訪れると見事な煮付けになって突き出しとして提供されていた。ゲソの刺身と沖漬けを比較に出してくれたが、ショウガ醤油の刺身もさることながら、ミョウガといただく沖漬けのほうが旨いと感じた。店は大盛況。マスターも女将も大いに喜んでくれたので、今後大漁の捌きや引取先に困ることはなくなりそうだ。

バイオインパクトマルイカ165 + シマノ幻風 PE1号
ヨリトリリング
11cm直結8本 錘50~60号

2020年4月30日木曜日

工夫の一尾

喜平次丸WEBから
この日は貴重な一尾
2020年4月29日(水、昭和の日) 小潮
喜平次丸 1号船 左舷トモ4番(左8、右7)
6:00出港 13:00納竿 13:20帰港
剱崎沖 水深38-42m 波0.5m
晴れ 北北東のち南南西の風1m

マダイ 1匹 800g

潮回り一周して元のポイントへ
船団も今期は離散気味
スマホで魚探情報を観れる。探検丸スマートには良い反応が出てる。タイはなぜか口を使わない。べたっと止まった潮で食欲もわかないのだろう。朝一番はかっとび潮で釣れるのはトモばかりだった。その後ピタッと潮止まり。胴の間では10時半までアタリなし。船中諦めムードが漂う。

底の鯛を狙い撃ち
水深40m前後のポイント。ハリスは標準10m。タナ指示は20m前後と水深に比べて高めだ。ビシを落としすぎて魚を散らすよりも高めに魚を浮かせて釣る船長の作戦だ。なるほど探検丸スマートには30m前後まで浮いてきている魚の反応がある。しかしコマセを食べ過ぎたか、口を使わない。36-7mにも反応が見える。浮いてきていない魚だろう。開始から5時間近くアタリなかったのだから、一か八かこの底付近の魚を狙う。ビシを指示ダナより下げるわけにはいかない。5m延長するハリスを作って、連結する。全長15mハリス+1.5mクッション=16.5mの仕掛け。ビシ棚20mのまま36.5m付近にエサ針を届ける。

ビンゴ!しきなり竿がしなった。ムーチング竿は大きくしなるが、重くはない。三段引きを楽しみながら、長い仕掛けをたぐると赤い魚鯛。この日は貴重な一尾。工夫が奏功するとひときわ嬉しい。結局この日はその1ヒットのみだった。ワンチャンスを生かせるのと逃すのでは天国と地獄。リフレッシュ釣行になった。

シマノBJSミヨシ40-255+B + シマノフォースマスター2000 PE3号
天秤50cm、プラビシ100号、クッション1.5m
3号10m1本針8号、終盤5号5mハリス延長

2017年12月24日日曜日

飴色の朝焼けとヤリイカ

飴色がきらきらヤリイカ
2017年12月23日(土)釣行 中潮
喜平治丸 3号線 右舷ミヨシ2番(右5、左6)
7:00出港 13:40納竿 14:10帰港
洲崎沖 水深210-235m
晴れ 北東の風1-3m 波1-0.5m

ヤリイカ 7匹 胴長20-30cm
スルメイカ 3匹 胴長25-35cm

やっぱり夜明けが好きだ
久しぶりにイカ釣りがしたくなった。今はスルメに代わってヤリが始まる時期だ。ブログを遡ると、スルメは5月以来、ヤリにいたっては16年1月以来。最近の釣果は芳しくない。長井港も剣崎港もトップで20杯、スソは1-2杯という日が多い。目標はトップの半分、ツ抜けだ。綺麗な朝日を眺めながら洲崎沖へ。風がないこの日を選んだが、思いのほかうねりがあって移動中のミヨシよりはかなり揺れる。富士も大島も伊豆・房総・三浦半島も、この日は霞がかりながらみえる。

初投はスルメイカ、続いてヤリイカ。季節どおり。仕掛けや誘いでイカの種類が分かれる。お隣ミヨシ氏は14cm直結をガンガンしゃくってスルメ狙い。ジャックはヤリ狙いでスルメは肝を2ハイも確保できれば良い。11cm直結で柔らかく誘ってヤリを掛ける。200mの海底から巻き上げ中にバレる。取り込むとスミだけついていたり、足だけ切れていたり。いわゆる空揚げと足切れが頻発する。巻き上げ速度を調整しやすいブランコ仕掛けに変えるが奏功せず。試行錯誤もむなしく、10時半まで釣果を伸ばせず。船中でもあまり伸びていない。イカの群れが小さいのだろう。船長も1流し1投入で群れにあて直す操船を駆使している。

潮が結構流れているようで、着底後すぐに巻き取る糸フケが多い。バラシ対策として巻き上げ速度にばかり気をとられていたが、糸フケのタイムラグのため掛かりどころが悪いのかもしれない。寸前で糸送りを停めて糸フケなしで着底させる。すぐにゆっくり大きくシャくるとずっしりした手応え。型の良いヤリイカの足の根元にがっちり掛かっている。ダブルも交えながら釣果を伸ばして目標どおり。

終盤、竿が大きくしなる。巻上げ力を増加、少なくとも3匹、恐らく4-5匹は乗っているだろう。慎重に中程まで巻き上げた時、ブツッと音が手に響く。1番上の針で切れて、下6針と錘全てが海底へ。サメやタイなどに横取りされるときはガタガタするが、いきなり切れたので仕掛けの劣化だろう。天を仰いで苦笑い。2年前の使い込んだ仕掛けなのでしょうがない。それがこの日のハイライトで終了。

2艘の計で船中0-20なので、結局この日も簡単ではなかった。そんな中目標どおり10匹は上出来だ。久しぶりにあれこれ試行して楽しい釣行で、本来の釣りブログらしい記事になった。釣果は次男Kらに全て贈呈。持ち帰ってもすぐに寝てしまう、と予想通りの熟睡。

ダイワ極鋭ヤリイカAGS167 + シマノフォースマスター2000 PE3号
ヨリトリリング 中錘なし 11cm直結8本針、11cmブランコ8本針 錘120号

2016年1月23日土曜日

客も船長も場数

平日にもかかわらず二艘出す盛況
2016年1月22日(金、休暇)釣行 中潮
喜平治丸 3号船 右舷3番胴間(右5、左5)
7:00出港 14:00納竿 15:00帰港
沖の瀬 水深80-120m 波1.5-0.5m
晴れ 北東の風10-3m

ヤリイカ 22匹 胴長25-30cm

16年初釣り。23日は雪になる予報に、荒れる前にと休みを取った。「今年もよろしくお願いします」と喜平治丸の女将さん。年末も現れず年始もこれが初めてだと、よく覚えているものだ。「遅くなっちゃったなー。今年もよろしく」と応える。船長は会合とやらで宿にいない。8号船はマキオ船長、3号船はヒカリ船長の操船。若い兄弟船だ。大船長も大女将も健在で三代で揃って船宿を運営するのだから、苦労もあろうが、はた目には羨ましい。

赤いクーラの上
だと真っ赤になる
かつて大船長操船の三号船で上乗りして鍛えられていたヒカリ船長。操船するようになってまだ一年ほどか。親父譲りの説明は丁寧で、若いのに操船は慎重だ。マキオ船長が親父同様イカを追って急発進急旋回急停止し即投入させるのに対して、探索時間が長い。少しでも大きい群れを探しているのだろう。長井、三崎、剣崎、勝山や遠くは八景や茅ヶ崎から集まったイカ釣り船。多くは探索に時間を割いているから、この日は群れが小さく早いのだろう。足切れ等もあり顔を見るのに五流しほどかかったが四点掛け。慎重だが船長は群れを捉えている。後は釣り客の腕だが、この日の3号船はそう慣れた人々ではなさそうだ。イカ釣りは仕掛けの扱いを見るだけで経験の深浅が分かる。操船で船長の経験の多少もわかる。

朝方の強風で波も結構あったが、胴間だったのが幸いして上下動が少ない。後半は直結でもポツポツ追釣して、結局22匹のヤリイカ達と戯れ満足な初釣りに。多すぎるので帰宅後RさんやNさんに引き取ってもらう。2艘の上下で5-60匹。トップは8号船の熟練。船長の操船と腕の立つ釣り師の組合せでないとこれだけ釣ることはできない。一人抜きんでていたようでこの日は8号船でも20杯代が多いという。Webの釣果情報には乗らないので、ラーメンをすすった帰りがけ女将に「3号船の上下は?」と聞いてみた。メモを見ながら「下が5で1桁も結構いるけど、上は22」の返答。「おお、そりゃ俺だ」と3号船トップに上機嫌で帰路へ。ヒカリ船長はこの日の結果には満足していまい。場数をこなして、親父や兄貴のようにメリハリの効いた操船でいずれ剣崎を代表するようなイカ釣り船長になるだろう。

ダイワ 極鋭ヤリイカAGS167 + シマノ フォースマスター3000 PE3号
ヨリトリリング 錘120号 11cmブランコ7本針 11cm直結8本針

2015年4月30日木曜日

掛ける喜び、分かつ喜び


始めポツポツ…
2015年4月29日(水、休)釣行 若潮
喜平治丸 8号船 右舷トモ5番(右11、左10)
6:30出港 13:30納竿 14:00帰港
城ケ島南沖 水深60-80m
曇り 風ほぼ無し 波0.5m

マルイカ 10匹 胴長15-17cm
ムギイカ 6匹 胴長15cm

前回のムギイカ貧果を挽回すべく、東伊豆の釣果をモニターしていたが、今一盛り上がらない。一方、江の島沖や亀城根に続いて城ケ島沖でマルイカが始まった。剣崎の船宿は早くから試釣りしていたが、開始に慎重な喜平治丸が始めたということは大外れはなかろう。今季初めてのマルイカ釣行へ。料理店Oに持ち込んで新鮮なイカをつまに飲むのが目的なので、ムギでもマルでもいい。

少し増えても…
総勢21人と大盛況の8号船。3号は依然好調なヤリイカ、1号は仕立てで埋まり、マルイカ2艘出しにできなかったらしい。飛び入りが多すぎて混雑の収拾に苦労したのか、今週から予約乗合に。20人で打ち切っていたようだが、知らずに来た人に席を追加して出港。若いが腕のいいマキオ船長の操船。曇りで微風。防水・防寒着上下を忘れた。尻が濡れて墨攻撃に白いジャージを汚されたが、暑くも寒くもない。もうすぐ水着釣行だ。

なかなか爆発とはイカず…
マルイカは難しい。仕掛けを落とせば乗るイカではなく、誘って興味を引いた獲物にちょっかいを出すイメージだ。なのでうまく誘わないと触ってこない。触りがあっても放すのも早いから掛けられない。2-30mの浅場ならタイムラグも少ないからまだしも、6-80mの深場だと触るぞと予想してシャクらないと掛けられない。つまり、アタリを待つのではなく、アタリを導く釣りだ。しかも小型でアタリも極めて微妙。これがスルメやヤリと大きく異なる。ゲーム性が高くなり、それが好きでやり込めている人達は、アタリを導くのがうまい。そのテクは無数にあり、年々進化する。見様見真似や雑誌で仕入れた誘いでアタリを出そうと悪戦苦釣。たまに奏功して掛けた瞬間が嬉しい。誘いが決まったのか偶然なのか正確には不明なのだが、決まったと自己満足すれば良い。一日を通してポツリポツリとムギイカ混じりで16匹。船中4-47。20以下の人が半数だが、トップの半分に満たないようではまだまだ。

16匹で納竿
ともあれ16匹あれば喜んでもらえるだろう。船宿ラーメンを急ぎかきこんで料理店に車を走らせる。道中何度か電話するが応答がない。休日は休店らしい…。行先を変更、Rさんに10匹引き取ってもらう。裾分けを希望されていたが数が稼げないと断っていた。「店が休みで残念だったねぇ」と嘲笑なのか、転がり込んできたイカに満足なのか。ともあれその満面の笑みが嬉しい。

バイオインパクトマルイカ165M+幻風 PE1号
錘50号 直結・直ブラ5本針、ブランコ5本針

2015年3月29日日曜日

何でもないような事の幸せ

帰港中揺れる船上で
慌てて撮影
2015年3月28日(土)釣行 小潮
喜平治丸1号船 左舷ミヨシ1、2番(左5、右5)
7:00出港 13:50納竿 14:30帰港
洲崎西沖 水深130-170m 波1-1.5m
曇り時々晴れ 南西の風4-10m

ジャック ヤリイカ 20匹 胴長20-35cm
Rさん ヤリイカ 6匹 胴長25-35cm

天候に恵まれず延び延びになっていたRさんとの釣行。あきらめかけていたところに「土曜に。スルメ以外のイカ」のリクエスト。即応諾。幸い気温も上がり、13時頃から南西風が強まるが午前は凪の予報でなんとかなるだろう。アオリは今季不調、スミはシーズン終了、マルはまだ日ムラが激しい上に小型でアタリを取るのが難しいので、少しでも数を稼げそうなヤリイカを選択。タックルをマダイからヤリイカ2セットに準備変更するのも楽しい。夜半出発になる南房・外房は無理なので剣崎・喜平治丸へ。綺麗な8または3号船にしたかったがやはりすでに満席。船の新しい他宿にすればよかったかふとよぎるが、イカで釣果を優先するならここだと思い直す。釣らせたい。

目標を聞いてみると「20~30杯」。…!!!。家族や友人にイカ配りを約しているらしい。南房・外房で流していれば乗る日並に当たればともかくも、拾い釣りの相模湾で深場のイカ釣り初めてだととても無理だ。「んじゃあ10杯」と屈託ない。ポイントに到着。各船の探索状況を観察すれば、おおよそその日の模様を占える。密集せずに散り散り探索、いずれも時間をかけて旋回を繰り返す様子に、イカが薄い速いと予想、苦戦を覚悟。内心、1)本人に10杯釣らせ、2)不足数を俺が充当して計20~30杯を持ち帰らせる、を目標に据える。

初投はサバに邪魔されたものの、二投目で人生初ヤリイカを釣り上げて喜ぶ様子にホッとする。以前スミイカやタチウオ、カワハギの経験があるだけに、タックル扱いにも底取りにも慣れている。難しい取り込みも一度教えただけでコツを飲み込むのが早く、繰り返すうちに習得。その様子に5本針を6本針にしても全く問題ない。回収のつもりで早巻きしたら乗っていたイカに驚く様子が微笑ましい。錘と波の重さなのかイカの重さなのか判然としないことや乗りが察知できないことに不満な様子だが、これらは一度の乗船では体得できない。ヤリ・スルメ併せて50回以上乗船していても、いまだに半信半疑や勘違い空揚げがあるくらいなのだから、そこを気にすること自体が釣りセンスの良さを示しているのだろう。オマツリと紫煙回避にミヨシ1番に座らせたが、後半風が出てきて揺れる。2番と代わろうの申し出にも応じず、酔うわけでもない。逞しい。

この日の状況は決して良くなかった。中だるみもあったし、ノリ渋く単発多く俺は最高でも3点掛け。3艘のトップは59匹だが、1号船はせいぜい30匹だろう。頭によぎった別宿他船はトップで21匹だったので船宿選択は正解だったろう。1年やってると言う隣氏は10匹。そんな中で深場イカ初めてで6匹は上出来だ。だが目標1は未達。様子を見ながら釣り上げた全てを贈呈。目標2が達成できて満足。宿では皆に配るワカメやメカブとは別に、往路に眺めて「うまそ~」と話していた春キャベツを大女将が持たせてくれた。何でもないような船上の時間と空間が幸せだ。道中咲き始めた桜が美しい。

ジャック: シマノBJSスルメイカ120+B + マダイSP1000 PE2号
ヨリトリリング、14・11cm混合ブランコ7本針、錘120号
Rさん: ダイワ極鋭ヤリイカ167 + フォースマスター2000 PE3号
ヨリトリリング、11cmブランコ5-6本針、錘120号

2015年1月12日月曜日

沖の瀬静動

東京湾を挟み房総半島越しの朝焼け。
間口港からのこの景色が好きだ
2015年1月11日(日)釣行 中潮
喜平治丸 ⇒ 強丸 左舷ミヨシ1番(左4、右4)
7:00出港 13:00早上がり納竿 13:45帰港
沖の瀬 水深180-220m 波0.5-1.5m
晴れ 北東後南西の風 2-12m

ヤリイカ 21匹 胴長23-33cm
スルメイカ 2匹 胴長35cm
ゴマサバ 1匹 40cm

三連休の中日だからか、釣果が出ているからか、喜平治丸のヤリイカは3艘出しの大盛況。それでもお客が集まるので強丸をチャータして都合4艘になった。出船1時間以上前に着いたが、この宿ではそれでは遅いのは承知の上。船長と電話しながら各船の席配置にてんやわんやの女将。「乗れそうにないなー、明日に出直そうか?」と尋ねると、「チャータした他船でもいい?」とのこと。「竿出せるなら、どの船でもどの席でも」と応じる。船長も何時もの口調で「すみませんねー、正月からずーと一艘だったんだけどー。以前うちで船長やってもらってたので腕はいいからー」と恐縮する。3艘有する喜平治丸がチャータ追加するのは初めてだという。こういう日に限って渋くなったりするんだよなー、とふと頭をよぎる。

アマ色というのかヤリイカは美しい
朝方サバ多く、イカは良型との事前情報で、14cm直結をチョイス。1投、2投と掛けるが連続して巻き上げバラシ。14cmブランコに変えたがアタリが出せない。出遅れたかなーと船を見て回ると、右舷トモで2匹取り込んでいるだけで低調。サバの邪魔はそう酷くなさそうだし、バラシも乗り渋りも小型が多いのかもと考え11cmブランコに。いきなり3点、5点、2点掛けでツ抜け。初めからオーソドックスにしてりゃあ良かった。以降、ポツポツと追釣、良型ヤリやスルメも混じるように。

朝から良い凪で空気も澄んでいる。沖の瀬から眺めるイカ船団越しの富士・伊豆半島・大島・房総半島・三浦半島の風景は格別だ。写真では伝わらないだろう。というかイカ釣りに忙しくて撮影の余裕がない。静かな様相が一変する。予報では12時から南西強風に変わるはずと大島方向を眺めていた13時、「風が強くなるので、これで走ります」と船長アナウンス。帰路は波しぶきを浴びてびしょ濡れになった。これだけ混むと一人あたりの配当は減るのだろう、4艘の高低で3-30の船中釣果はこのところにしては低いほうだ。そんな中23匹は上出来。

女将と娘がラーメンを作っているので「お母さんはどうした?」と尋ねてみる。「この忙しいのに爺さんと出掛けた」らしい。大女将も元気でなによりだし、娘たちも大きくなって宿の手伝いをする様が板についてきた。この宿は安泰だろう。帰宅後いつものように洗濯しながら清掃兼入浴で温まる。まだ残っているカニにイカを加えた鍋を皆でつつく。孫娘Hがしゃかりきにカニ身をほじる姿とこぼれ身を食べるべくわらわらと群がる犬三匹に皆和む。

シマノBJSヤリイカ乗り調子165+B + フォースマスター2000 PE3号
自動巻き上げが止まらず竿先が折れてしまった…。ビシアジ等に転用して、イカ用は新調かな。
ヨリトリリング 錘120号 14cm直結8本針⇒14cmブランコ7本針⇒11cmブランコ7本針

2014年11月24日月曜日

手合せや間合い

10杯以下だとザルのままで
色合いは良い。
スルメは別けないとヤリを噛む。
2014年11月23日(日)釣行
喜平治丸 8号船 左舷トモ3番(左6、右7)
7:00出港 14:10納竿 15:00帰港
洲崎沖 水深160-200m 波1m
晴れ 北の風5-7m

ヤリイカ 8匹 胴長20-30cm
スルメイカ 1匹 胴長30cm

駿河湾でのヤリイカを断念したが、タックルが準備されたままなので、地元相模湾へ。今シーズンは初島沖で60杯以上の好釣果をあげた。今はトップで20杯代の低調になっている。城ケ島沖、洲崎沖、沖の瀬等東部でもトップで20杯代で好調というほどではない。トップ20杯代ならスゾは1桁だ。真鶴、小田原、茅ヶ崎、長井、剣崎各港とも好不調に大差がない。食すには10杯もあれば充分と剣崎へ。

小さいのを水深200m近くから引き上げるのは至難だ。波がないので直結で始めた。アタリを取ってノリも確認できるのだが、4流しで1匹しか取り込めない。他はすべて巻き上げ中にバラす。こりゃあダメだとブランコに交換。今度はアタリそのものがとりにくくなった。この水深でブランコでは相当集中していないとアタリがとれない。ようやく乗せたらオマツリバラシが二度、三度。どうも今日は手が合わないというのか、間が合わないというのか。こういう日もあるものだ。風はあるが晴れて暖かく、洋上からのんびり丘を眺めてくつろぐ。中盤には探索時間が長くなり、終盤に入っても、スルメ混じりの5匹と低迷。食す分にはもう十分なのだが、何とかツ抜けしたい。

納竿10分前、あと1-2流しだろうと集中。ダブル、シングル、シングルと大型の手応えを楽しみ、ツ抜けまで後1杯に迫る。ようやく手が合ってきた感じだ。最終投。160mの底からヤリイカのシグナルを捉えて巻き上げ。にんまりしながら巻き上げ。残り50m程か、ブンッと竿先が揺れてバラシ。ツ抜けならずで天を仰ぎながら納竿。船中2艘で4-26。この状況でもうまい人は釣る。古い仕掛けを使い回したので、ハリスがヨレたり白濁したりでノリが悪かったように思う。手を入れて、次回渋い中でどれほど乗せられるか、楽しむことにしよう。

シマノBJSヤリイカノリ調子165+B + フォースマスター2000 PE3号
錘120号、ヨリトリリング(小を遠州灘高切れでなくしたので大使用) 中錘試すも効果疑問
11cm直結8本針、11cmブランコ7本針 

2014年5月11日日曜日

悪イカ苦闘

出船準備の喜平治丸の向こう
房総半島越しに日が昇る
2014年5月11日(日)釣行 中潮
喜平治丸 8号船 左舷トモ5番(左11、右11)
5:30出港 12:45納竿 13:05帰港
城ケ島南沖 水深50-30m
晴れ 北東の風3-0m

マルイカ 8匹 胴長10-15cm
ムギイカ 9匹 胴長10-17cm

週半ばに城ケ島沖でマルイカが釣れ出した。イカが湧くと人も湧く。快晴凪予報に急ぎ間口港へ。2艘とも空き席が2-3か所というところへ滑り込む。満船で乗れない人もいた。城ケ島沖を探索しながら西進。イワシが回遊して鳥山が大きい。地元の他に佐島や長井の船も集結している。

このサイズだと
おちょくられる
朝の二投でムギの一荷とマルを掛けてまずまずの滑り出し。ところが徐々にサワリを感じるが掛け損いが増えていく。久しぶりの感覚についつい夢中になる。掛けても巻き上げ中にバレて天を仰ぐ展開に。ムギもマルも小さいのでタイミングよく掛けないと取り込めない。

それでもなんとか序盤にムギをポツリポツリ追釣。中盤以降探索クルーズが長く多くなったが、飽きない程度にマルイカが釣れる。終盤はノリも悪くなったので、ブランコでポツリポツリ。都合17匹は型が小さいこともあって少々物足りない釣果だが、二年ぶりにマルイカに遊ばれて楽しい釣行に。二艘で船中9-75。腕や技で違いの出る釣りだ。

バイオインパクトマルイカ165M+幻風 PE1号
錘40号+直結・直ブラ5本針、錘50号+ブランコ5本針

2014年3月23日日曜日

遠征は辛く近場は釣れず

デカいのはヤリイカ終焉の知らせか
2014年3月22日(土)釣行 小潮
喜平治丸 8号船 右舷ミヨシ2番(右7、左6)
7:00出港 14:00納竿 15:00帰港
沖の瀬 水深120-180m 波1m
晴れ 北東の風9-3m

ヤリイカ 1匹 胴長40cm
スルメイカ 5匹 胴長25-30cm

ヤリイカ釣りを楽しみたい。今良く釣れているのは南房・外房から犬坊埼にかけて。集合時間が早くて、夜中の出発がおっくうだ。家事が多くなった今では尚更。遠くまで出かけて釣れなければ一番こたえる。相模湾はさほど釣れていないが、近くて楽だ。近場で釣れるのが一番良い。喜平治丸へ今年初釣行。

8時にポチンとスルメが一匹。10時になってようやくヤリイカを一匹追加。釣れない。イカの移動が速いというより、反応が小さいか、または潮が汚れてイカの反応が識別できない状況なのだろう。喜平治丸にしては珍しく長々と反応を捜す展開。周囲も船上干しの量が少ない。それでもスルメ優勢なので、仕掛けを上方14cm下方11cmのスルメ・ヤリ良狙いに。スルメをポツポツ追釣して計6匹で沖上がり。船中2-21匹だが、ツ抜けした人は少なく、トップはスルメだけだったと言う。釣れたヤリイカは大型。もう相模湾のヤリイカは終わりかな。

近くて釣れないよりは遠くで釣れたほうが良かったか。それでも波穏やかで、風がやや残っていたが、暖かい春の日差しを味わい、終始富士と大島を眺めながら過ごせたのがなによりだ。いつもように帰宅後、洗濯、風呂、釣具清掃を済ます。その間に料理してくれた人が今やいないのが辛い。「これだけ?」と言ったであろう釣果報告を彼岸の線香・お経と共に仏壇に供え、夕食に次男Kと外へ。

2013年12月23日月曜日

大根釣り

剱崎沖から城ケ島越しに朝焼けの
富士。これだけで来て良かったと
思う。釣れればさらに良し。
2013年12月22日(日)釣行 中潮
喜平治丸 8号船 右舷ミヨシ3番(右6、左4)
7:00出港 14:25納竿 15:05帰港
城ケ島南沖-沖の瀬 水深160-180m
晴れ 北東の風7-4m 波1.5-1m

ヤリイカ 29匹 胴長20-30cm
マルイカ混じり

「何これ?」とお上。「三浦大根」と俺。「大根釣ってきたん?」「…、船宿のお土産」前回ヤリイカ4匹で帰宅後の会話だ。今回は「もうイカは止めとき、魚にしぃ」とのご下命だが、気の収まらない俺は「そうもイカん」。折しも喜平治丸が土曜から開始したようなので剱崎へ。晴れだが北風が結構あり空気が澄んで朝焼けの富士が美しい。

城ケ島南沖で開始。顔を見た後、すぐにサバの猛攻。ブランコ仕掛け2組を壊されたり、オマツリに巻き込まれたりで数が伸びない。直結に。3点掛けもあるが、巻上げ中のバラシも多い。大流しでポツポツ乗るがなかなか取り込めない展開。ツ抜けまであと一歩という10時、凪いできたからか沖の瀬へ移動。サバも消えたようなので3組目のブランコに戻す。ここでは群れが小さく移動も速いようで、一流し一投の展開。船長の腕の見せ所だ。停船・投入指示に即投入・着底即乗りで応じる。空振りが少なく、イカの動きにあてる探索・操船技術に感心。ほとんど単発、時折2-3点掛け、でやや延長した納竿まで楽しむ。船中15-35に対して納得の29匹。ここでもお土産に三浦大根。

帰宅と同時に上さんを拾って、同僚Ⅰさん宅で忘年会。真っ先に出した大根をみて「大根釣ってきたんですか?」とまた言われる。今日はイカもたんまりある。まな板に並べたイカの色変りを楽しみ、上さんが刺身やイカ・イクラ小鉢にして提供。振舞われたスペアリブやラザニアが美味い。家の近い後輩Yさんが魚好きと知り、裾分け先に追加。釣行後の宴会は楽しく酒も進む。釣果写真を撮り忘れた。体がきつかったこと以外、帰宅後から就寝までの記憶がない。それでも残ったヤリイカをラップして冷蔵庫にしまっていたらしい。

BJSヤリイカ乗り調子165+B フォースマスター2000 PE3号
ヨリトリリング、錘120号、11cmブランコ7-8本針、11cm直結8本針

2013年8月25日日曜日

魚が有り

2013年8月24日(土)釣行 中潮
喜平治丸 8号船 右舷トモ5番(右10、左10)
5:30出港 13:00納竿 14:00帰港
相模湾 タナ20-55m 波1.5-0.5m
曇り時々晴れ 北東後南西の風1-3m

メジ・カツオ 0
サバ 1 リリース

魚が有りと書いて、マグロと読む。なぜか。「有」には広く囲むという意味があり、「鮪」は大きく回遊する魚ということらしい。存在そのものが貫禄有り、のほうが似合っている気がするが…。前回釣行ではカツオしか釣れなかった。刺身・たたき・漬け丼・漬け茶漬けで平らげたそいつはすこぶ旨かったのだが、「カツオはカツオ。もう要らん」と上さんはつれない。ならば、とキメジかキハダマグロに狙いを絞って喜平治丸へ。

相模湾南部を東から西へ横断するようにカツオの群れを追いかけるが序盤は船中パッとしない。カツオのタナは20-30m。俺はタナ下限のさらに10m下で太ハリスでマグロに狙いを絞るが魚信はない。北上・東進を繰り返す。船団に合流した中盤、カツオが釣れ盛って船中活気づく。俺はここがこらえどころとカツオダナを避けて、ひたすらマグロからの魚信を待つ。…アタリは無い。カツオの時合いが一段落したころ、仲乗りさんが釣果を聞いて回る。「ゼロ、アタリもない」の答えに、「あと二人なんだがなー、カツオが釣れてないのは…」と言う。「朝からマグロ狙ってタナ下げているんだけどねー」と言うと、「ダメだよー。全員カツオ釣ってからマグロ行くんだから!カツオ釣って!!」と操舵室から船長。「えー、それ早く言ってよ~」と、細ハリスに交換。タナもカツオ層にあわせるが、いかんせん時すでに遅し。ようやくヒットしたが海面を割ったのはやけにデカいサバでがっくり。カツオが釣れない船中唯一人の大ブレーキを演じてしまった。

残り1時間になって、船長も釣果1-Nを断念、マグロ狙いの50-55mタナ指示。ここでマグロを当てれば帳消しだだと気合を入れ直す。「喰った!」 …と声を上げたのは左隣の釣り人。皆で応援するが、左舷とオマツリして高切れ。結局マグロは釣れず、カツオは船中0-6。下船時「今日は大ブレーキになって悪かったね~」とわびる。「いや、俺も朝に言っときゃよかった」との船長にやや救われる。

魚偏に無しと書く漢字は存在しない(はず)。だが、俺はこの創作漢字を、ボウズまたはオデコと呼んでいる…。

BJS青物M200改 + オシアジガー5000P PE8号
天秤50cm プラビシ青物用L80号 24号3m1本針、16号1.5m1本針

2013年8月4日日曜日

滑って滑って滑らず

2013年8月3日(土)釣行 中潮
サワラとワラサ
文字並び違いの2尾
 
喜平治丸 3号船 左舷ミヨシ3番(左5、右5)
5:30出港 12:30納竿 13:00帰港
剱崎沖 水深40-50m
晴れ 南南東の風0-3m

ワラサ 1匹 63cm

滑る。月例仕立てへのエントリー遅れで、喜平治丸に単独釣行。天候や仕事や会食の予定がコロコロ変わるので土曜釣行を判断するのがぎりぎりになる。

滑る。乗船時、岸壁から低い船べりに足を掛けた瞬間、滑って船内に派手に転がり落ちた。右ひじ、左ひざと背中に軽い擦り傷の他、右背筋打ち身でやや痛む。いずれも大したことがないので、心配して駆け寄った船長や若女将に、「体は折れてないけど、竿がボキボキ」と笑いながら応ずる。実際、体よりも、お気に入りの青物竿破損のほうが痛い。宿の竿を借りて、ワラサ釣り。

滑らず。3号船は若船長の操船。上からのタナ指示、タナ5m下からのコマセ撒きを船中で統一、ワラサを散らさず寄せる。開始早々にパタパタとヒット。俺にも今季始めてのアタリが訪れ、引き味を楽しむ。右舷とオマツリして冷や冷やしたが取り込みに成功。イナワラが多かった昨季よりも型が良く、立派なワラサだ。仕立てに滑り、乗船にも滑ったが、魚には滑らずホッとする。

滑らず。8時には時合いも終わり、以降まったりとした時間が流れる。左舷では両隣が型見ず。時合い終了とみて舳先で長らく休憩していた左隣りの釣り人は、復帰するとマダイを釣り上げる。「これは要らない」と俺にくれる。ワラサしか持ち帰らないというその人が次いて釣ったのはサワラ。これも要らないとタモ入れした俺にくれる。遠慮なくもらう。並び違いが紛らわしいが、本命ワラサよりも外道サワラのほうが希少だ。右隣の人は黙々と打ち返すがアタリに恵まれていない。くれた人に断り、先にもらったマダイを贈呈すると満面の笑顔。左右の釣り人にも滑らず楽しい釣行に。


滑らず。「終盤、潮替わりにもう一山期待」と船長が言うとおり、沖上がり前にまたパタパタ口を使いだした。終始左舷から右舷に流れる潮で、左舷では厳しかったが両隣りの釣り人にも本命がヒットして、船中ボウズなし(トップは右舷で3匹か)。船の釣果も滑らず。

夜は、毎年恒例になった横須賀花火大会の海上見物。家族を連れて弁天屋へ。乗船時に思わず「滑るから気をつけろ!」と声が大きくなり、事情を知る上さんの失笑を買う。花火を眺めながら、ワラサ・メジ・カツオの青物爆釣夏祭りに思いを馳せる。

貸し竿 + FM3000MK PE5号
天秤70cm、青物プラビシ、クッション1m
8号6m1本針、6号8m1本針、5号6m2本針

2013年4月14日日曜日

任務完了も課題あり

2013年4月13日(土)釣行 中潮
大型ヤリイカ
2杯裾分け後でもこのボリューム
喜平治丸 8号船 右舷胴間(右11の真ん中、左も11)
6:30出港、13:30納竿、14:15帰港
洲崎沖-沖の瀬-洲崎沖 水深160-180m
曇りのち晴れ  東北東後西の風7-2m 波0.5m

ヤリイカ 15匹 胴長30-40cm
スルメイカ 2匹 胴長23cm
ゴマサバ 8匹 30cm

コマセマダイの準備をしていると、「サバが欲しい」とお上。ばあばから督促があったらしい。「(たくさんあった)イカを送くりゃあいいだろ」と応じると、「もうなくなったからイカでもいい」と言う。結局全てガメていて、仕送りしていなかったようだ。そう言えばやたらイカ料理を喰った気がする。サバ狙いの船はまだないので、ヤリイカ狙いで付き物のサバを仕入れることに。日曜釣行を考えるが時化そうな予報。土曜釣行となると金曜の飲み会が気掛かり。釣れ盛っている鹿嶋や外房を予約して深夜出発する自信がない。もう終わりかと思われていた城ケ島・剱崎・洲崎のヤリイカが盛り返している。予約不要で出港が早くないのがありがたい。4時間の睡眠で体調は良くはないが、酒は抜けた。喜平治丸に飛び乗ることに。

5時に宿に着いたが、残り席は2席。5分後のお客さんたちは満席で断られていたので、右舷胴間に文字通り滑り込んだ。洲崎沖で開始、1時間ほどで4点掛けを含む9杯を取り込む順調なスタート。大型なので引きも強く楽しい。ここでは潮が遅くて、心配したオマツリはなかった。サバも順調に(?)8匹確保してもう充分と直結に変更。ところがサバの猛攻が続き、たまらず船長は沖の瀬へ移動。

ここからがまずかった。二枚潮に大マツリが船中各所で頻発。せっかく乗せたイカも直結ではマツったら最後、全て振り落とされる。解くのに時間もかかり、釣りにならない。小1時間ほどいたが二流ししかできず、洲崎沖に舞い戻る。ここでも潮が流れだし、一流し一投の展開に。しかもサバは相変らず多い。サバを避けた直結にはオマツリ、マツっても確保のブランコにはサバ、な展開で数が伸びない上に、仕掛けのお釈迦が頻発。潮でラインがフケて落下中すでにマツっているのか着底に時間がかかる。船の前後で15mほども高低差のある駈け上がりを攻めているので、根掛りで仕掛け毎の錘ロスト2回。結局、船中12-51と好調な乗りの中で17匹と低迷。

ともあれ3週間ぶりの釣行は、任務のサバも確保できたことだし、べた凪と暖かい日差しに上着を脱ぎ、気持ちの良い物に。反省点は5号(3000番リール)の道糸。潮切れの良い3号(1000番リール)に変更すべきだったのだが、3号を巻いたリールでは大型イカの多点には力不足も恐れ、なにより船上では面倒で替えず。3号を巻くもう少しパワーのある2000番リールが欲しいところだが…。

マイロッド1 + マイリール8 PE5号
ヨリトリリング、錘120号→2個ロストで糸フケ防止に150号に
11cmブランコ7本針、14cm直結8本針、お釈迦5組

2013年2月3日日曜日

イカんイカん

室温で並べておくと
赤みが戻るのが不思議だ
2013年2月3日(日)釣行 小潮
喜平治丸 8号船 右舷ミヨシ4番(右9、左8人)
7:00出港 14:10納竿 14:50帰港
剱崎沖-洲崎沖 水深120-140m
晴れ 北東の風12-4m 波1.5-0.5m

ヤリイカ 8匹 胴長20-30cm

2週間ぶりの釣行。マルイカを狙っていたのだが、釣れていない。犬坊埼でヤリイカが乗り乗りなのだが、遠いし高いし土曜の時化でうねりが残りそうだしで足が向かない。大流しはできそうもないが、剱崎でポツポツ拾うことに。大盛況の喜平治丸から眺めると、他船の間隔が羨ましい。

風が強い。2投目に14cmブランコで型の良いイカを取り込んだが、今日はダメだ。潮向きが左舷有利。アタリが出せない。出しても掛けられない。掛けてもバラす。オマツリバラシ頻発に閉口。11cmブランコで10時まで1匹のまま…。風の止んだ終盤に直結でポツポツ挽回。ラストの3点掛けもオマツリで2匹を海面バラシ…。2艘の高低で5-33。ツ抜けできずではイカんイカん。

マイロッド1 + マイリール8
ヨリトリリング 14cmブランコ7-8本針 11cmブランコ6-8本針 11cm直結8本針
錘120号 中錘20号付けたり外したり

2012年12月24日月曜日

わかりたくもなイカ

乗船待ちの喜平治丸二艘
2012年12月24日(月、休)釣行 中潮
喜平治丸 8号船 左舷ミヨシ2番(左舷5、右舷6)
出港7:00 納竿14:15 帰港15:00
富浦沖-洲崎沖 水深120-180m 波2m
晴れ 北の風16-4m

ヤリイカ 15匹 胴長20-25cm

一投目から乗せたは良いが2mの波にバラシやしないかとはらはらする。剱崎からは15分ほどの富浦沖合。反転して風上の北に向いた途端、強風が横面を叩き、波に船中あちこちで物が転倒する。この状況ではイカの探索も群れにあてるべく操船するのも難しかろう。一流し一投が続く。強風波高で手前トラブルが多いが、投入出遅れ厳禁。着底直後に集中、小型の繊細なアタリを乗せる。小型は巻き上げ中のバラシも多く、スミや足だけに苦笑。10時で4杯、それでもその時点で船中上位。隣の常連氏(?)は型が小さくアタリがわからんと嘆く。型見ずも少なくない。洲崎沖へ転身を決めた船長。そろそろ風が納まる予報だったのだが、その気配なし。

東京湾越しに房総半島の朝焼け


「マダイがあかんのやったらアカムツ」と、時期的にハードルがより高くなることを言う上さん。「無理!いイカ、ヤリが始まったからイカ!」と分けのわからぬ応答をする俺。開幕の好調さに居ても立ってもおられず、つい「明日行く」と言ってしまった昨夜。夏のスルメが不調でイカ釣り欲求の限界か、3週間ぶりの釣行が不完全燃焼に終わった反動か。「この寒いのに2日続けてよう行くわ。フラフラで釣れへんで」とあきれ顔。「ツ抜けは堅い!」と強気なのか弱気なのか微妙な目標を宣言。…そのツ抜けもままならない。

このサイズのアタリを取る
180m先からのわずかなサワリを捉えて乗せる。バラす。乗せる。またバラす。12時を回って6杯。これはヤバい。幾分波風が小さくなったからか、船長が群れを捉えたようで、3投できる流しでついにツ抜け。妙にホッとする。ラストの流しも群れが散るまで時間延長してくれて追釣。2隻の高低で船中2-20。この悪条件下で都合15杯は上出来。強風下で大きなトラブルもなく、サバにやられた仕掛けの修復も手際よくできたし、などと振り返りに満足しながら帰宅。「ちっちゃいイカやなー」と遠慮のない上さん。その小さな初期ヤリイカの難しさはわかるまい。…わかりたくもなイカ。

マイロッド1 + マイリール8 PE5号 フォースマスターは落下も速く、巻き上げもパワフル
ヨリトリリング、11cmブランコ7本針、錘120号
中錘なし(中錘をつけると小型のアタリは取れないと思う)

2012年10月28日日曜日

前回の数、今回の型

5匹はこの日2番手♪
最大67cm、3.2kg♫
2012年10月27日(土)釣行 中潮
喜平治丸3号船 右舷ミヨシ1番(左右舷各9人!)
6:30出港、13:20納竿、14:00帰港
剱崎沖-城ケ島沖 水深50-65m 波1m
晴れ 北東の風11-6m

ワラサ 5匹 2.6-3.2kg

今シーズンのワラサは頭2桁の絶好調をが絶えることなく持続。前回釣行で数に満足というか、配っても手に余るのでもう終了と思っていた。ここに来て型が良くなってきたらしい。そう聞くと見てみたくなるから不思議だ。スルメとアカムツを手にした上さんの要請はアジだが「青物ならワラサのほうがええやろ」に同意。予約乗合の喜平治丸に出港1時間半前に到着したが、すでに2隻とも空き席がない。女将に「駐車はできたが、船に座る場所がない」と告げると、準備中の船長たちと確認しながら二転・三転して3号船の突き出し右に納まる。隣で大女将が「キャンセルだの大勢追加だのあって…」とブツブツ言っていたので、どうやらかなりオーバーブッキングしたらしい。大女将の確信犯に思えなくもないが。

船中1号含めて二流しで3匹釣り上げる。掛けそこないもあったが、1分間隔の手返し・手持ち誘いが奏功したようだ。船中昨日までの爆釣には程遠く、型見ずも多いようで、船長も仲乗りもしきりにコマセを撒くようにアドバイスに回っている。その甲斐なく、8時にはばったりとアタリがなくなり、以降まったりとした時間に。こうなると、忘れたころにポツンとどこかの船の誰かにアタルが、続かない。特に土曜は、平日と違って、船も釣り人も多い。朝一をのがすと苦戦する。確保にホッとしながら、海水氷に詰めたワラサをクーラーボックスで血抜きする。きつめに絞めたフォースマスターのドラグを滑らせたワラサは、なるほど前回よりも1-2回り大きく、内径60cmのクーラーボックスにまっすぐ納まらない型に満足。

後半は城ケ島沖に移動するが、喰いはあまり変わらない。風が強いが、秋晴れで気持ち良い。時間をかけてコマセがポロポロ出るように、ビシ穴を絞り気味に調整し、置き竿でのんびりする。時折回遊してきたワラサの群れが喰って船中でダブル、トリプルヒットする。俺も2匹追加。すっぽ抜けや海面バラシが2回あったが、都合5匹は2隻の船中高低0-6の二番手で、大満足の帰港。BJSアオモノのしなり具合とフォースマスター3000MKのパワフルさも堪能した。強風下の突き出しでの釣りはかなり疲労する。帰宅後写真をとって早速風呂に入ろうとすると、「どないすんの?こんなデカイの、冷蔵庫に入らんやん!」と上さん。痛む体をおして、頭を落として内臓を取り出し、カマを切り分ける。数も困るが、型も困る。ぜいたくな話ではある。

マイロッド14 + マイリール8 PE5号
天秤70cm、プラビシL80号、クッション1m、8号6m1本針ヒラマサ
イカ短は3m角と細くしてオキアミと抱き合わせで試す。前半反応せず、後半効いたか、な印象。

2012年7月22日日曜日

人は強欲なもの

釣り座から船団を望む。こういう写真を撮るときは
マッタリした時間が流れているということね。
2012年7月21日(土)釣行 中潮
喜平治丸8号船 右舷7人の真ん中
出船5:30 沖上がり12:30 帰港13:00
剱崎沖 水深30-40m 波1m
曇り一時小雨 北東の風5-7m

イナダ・ワラサ 9匹 50cm前後

出世魚ブリを関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ(関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリ)と呼ぶ。40→60→80cmが目安らしい。50cmだと厳密にはイナダなのだが、マダイ釣りに混じるイナダよりも大きい。かといってワラサと呼ぶには小さい。船宿の釣り物表示も「ワラサ五目」と言いきれずに「イナダ・ワラサ五目」と正直だ。略なのか、このクラスのことなのか、イナワラと称している。剱崎沖でイナワラ好調を目にして急行した。遅い到着ではないのだが、すでに一席しか空いていない胴間に滑り込む。

久里浜や八景の船が剱崎沖に来る8時までの序盤が勝負だ。朝マズメにガツガツ喰う。はず…。あれー、喰わない…。船中で数匹だ。船団を見回してもあっちでポツン、こっちでポロッて感じ。船長曰く「反応はあるが喰いが渋い」。6mのハリスを8mに変更、浮いてこない魚にエサを届ける狙い。7時半にポチンと一匹ゲットして、妙にホッとする。中盤、船長の手返しアップ指示が奏功したのか、3匹追釣。それも一時的なもので、今日はこれにて終わりかな、なマッタリした時間が流れる。イナワラが4本もあれば食すには充分以上なのだが、最近の釣果からすると不完全燃焼な印象になる。人は強欲なものだ。

帰路に同僚Iさんに贈呈したので写真は8本。
デカさに驚き1本でいいと言う。強欲でない人だ。
上潮がかっとぶようになった終盤、何がイナワラのスイッチを入れたのか、急に喰いだした。ダブル、トリプルヒットが頻発する、それも両舷で。こうなるとモタモタしてはいけない。掛けたら強引に巻き上げる。水深が浅いので、引きは強烈で水面下まで来ても魚は元気に走り回る。オマツリも頻発するが、「伸ばして!」と声を張り上げながらハリスを手繰り、一気にタモ入れ。マツっての鍵外しバラシや擦れてのハリス切れバラシも頻発。3連続バラシで釣果が伸びないが、四の五の言っている暇はない。すぐに再投入、次のファイトだ。慣れない人が賭けた魚に巻き込まれる多重マツリも多い。どうしてよいかわからぬ本人はハリスを手繰ず、集団お見合い状態になる。代わりに誰のかわからぬビシ・ハリスごと魚を取り込み、多重マツリから自分のを解いて、いち早く釣りを再開する。次のファイト中に、「ビシ取り込みませんでしたか?」と慣れない人が反対舷からやって来る。「そこに転がってるよ。魚もついてるから」と応じながら、自分の魚を抜き上げ「そっちのほうがデカいなー」と笑う。人の魚を頂戴するほど強欲ではない。息が上がるほどに忙しい。船上騒然とする中タイムアップ。

終盤に喰うこの展開なら、久里浜や八景の船で良かったかと船団を見渡すと、どの船も静かだ。どうやら本船船長が巧みなポイント取りとタナ取り手返しタイミング指示で、回遊するイナワラを船下につけたらしい。ワラサ釣りは団体戦だ。2隻の高低で船中2-19。終盤5本追釣で都合9本は数の自己記録更新。心地よい疲労感と陸揚げに苦労するほどのクーラーの重さに大満足。だが、ラーメンをすすりながら思う、バラした5本は惜しいことをしたな、と。人は強欲なものだ。だが、それが腕や道具を進化させる。

マイロッド14 マイリール2 PE6号
天秤70cm、プラビシ80号、
クッション1m、6号8m1本ヒラマサ針
クッション1mx2連結 6号6m1本ヒラマサ針 ← 6mハリスだと喰わないのでクッション連結、奏功。