2010年10月12日火曜日

釣りバトル第24戦 大原炎上


2010年10月11日(月、祝)釣行
長福丸 2号船
大東~大原沖 水深30m
晴れ 西後東の風7~3m
うねり1.5~1m 中潮

マダイ0枚、ウマヅラ・ショウサイフグ混じり
上さん マダイ1枚 25cm

三連休の最終日ようやく晴れ。大原港に初釣行、ひとつテンヤに初チャレ。長らく温め準備してきたが散々な成り行きに。片舷8~9名で満船の左舷トモ2、3番。出船早々船酔い気味。体調が良くないのか、なぜかこのところ平穏な海況にもかかわらず時々酔う。開始早々に貸竿の上さんにヒット、25cmの小型ながらわざわざタモ入れしたマダイ。本人初マダイで幸先良しもここまで。二人して根掛り頻発、テンヤを次々ロスト。上さんの根掛り処理に手間取り、立てた貸し竿が折れた。予備に持ち込んだマルイカ竿で継続させるが以降アタリを取れず。後半、酔いも回復して(アタリというより)微妙な違和感をとれるようになった俺は、ポツリポツリと掛けるが、ウマヅラ2枚とショウサイフグ1本で終了。終日マダイのアタリらしきは取れなかったが、エサ取りとは言え感知できるようになったことだけが収穫。船中0-10枚。

帰港中「今日は負け。賞金払うからその中から貸し竿破損の弁償金を払ってくれ。」と言った途端、上さんはぶんむくれのフグ状態。曰く「そんなことなら始めからマルイカ竿を使ったのに…。」貸し竿にさせたのは俺だから破損弁償は俺が支払って当然、と言いたいらしい。(実際にはマルイカ竿の買い替えよりも貸し竿弁償代のほうが桁違いに安いのだが、その無理解はともかくとして)「(女性割引もなく高い)船代も、仕掛け代も、服や雨具代も、交通費やガソリン代も、朝食や弁当代も全て負担し、準備から片付けも、行き帰りの運転も全てやっている。それも毎回。少しはそれを考えろ。」と諭す。が、「そんなことならもうやらへん!」と開き直り。さすがに、これには頭にきた。自らは一銭も何の労力も払わずに釣るだけを楽しんで、賞金だけは丸々頂戴するのが当然、と考えているのだ。なんというド厚かましさ!病状回復に良かれと(事実医者も認める効果が出ていたのだが)、他の支出を削りに削ってお膳立てしてきた苦労はなんだったのか。道理で、連れ出して数カ月になるが、礼の言葉も詫びの一言も一切ないわけだ。口をつくのは文句ばかり。あほくさ。この調子では回復させる前にこっちが病気になる。止めた。次からはのんびり自身の週末リセットに原点回帰だ。

シマノ 炎月240MH、同C3000HGMS PE0.8号
ハリス2.5号、テンヤ3号~10号

上さん 貸し竿・貸しリール → 破損後 シマノ BIマルイカ165M+貸しリール
ハリス2.5号、テンヤ3号~10号

2010年10月3日日曜日

釣りバトル第23戦 小さくても王者


自己記録最小のマダイに苦笑

2010年10月2日(土)釣行
庄幸丸 1号船
富浦沖~金谷沖 水深50~70m
晴れ 北東の風5~10m
長潮 波1m

マダイ 1枚 23cmリリース
上さん 同0枚
ゴマサバ、ソウダガツオ、アカイサキ混じり

しばらくマダイの顔を見ていない。ひとつテンヤに挑戦したいが、まだ準備不足だ。剱崎ではまだワラサ継続中、マダイに切り替えた久里浜と併せてポツリポツリ。マダイのスィッチが入った日だけ爆釣という状況。9月30日に6-15枚と爆釣した勝山の庄幸丸に行ってみた。前回のボウズに懲りてタイはやめた筈の上さんも同行、そうなっちゃうんだよな、釣りは。総勢11名の右舷トモ2、3番でマダイ一匹の重量勝負。1投目でお隣右舷トモ氏が掛けた小型をタモ入れ。良さそうと思ったのもつかの間、以降ばったり。潮が澄んでいるうえに流れないからだろう。またしても苦戦。

「いタイ、いタイ!」と上さんが叫ぶ。タイでも地球でもなく、ついに自分を釣ったか、あるいは下手なシャレか。と思いながら見ると、なんと針が人差し指を貫通!海面にたらしたハリスがスクリューに巻き込まれた瞬間に刺さったらしい。軽く刺さることは多々あるが、見事な貫通は初めて見た。カエシが喰い込まないように、針先方向に抜き出すほうが良いのだが、針のチモトを切る道具も術もない。ペンチで無理やりチモト方向に引き抜く。一言も発さず痛みを堪えた上さん。出血は海水ですぐに止まり、腫れもほとんどない。痛みへの耐力と傷の回復力では、こいつにはかなわない。…怪物だ。

回復して腹を下に泳ぐことを
確認してから海にお帰り
中盤、それらしいアタリだが巻上げ中の引込がない。なんだろうと抜きあげたのは、手のひらサイズのマダイ。「何それ、リリースしてやり」と上さん。ハナダイかと思ったが、尾の黒線がマダイを証明している。23cm。「小さくても、マダイはマダイ。うわっはっはー」と、勝負対象であることを認識させる。結局、釣果はこれ一枚。記念撮影の上、「大きくなってからまた会おうな」と海にお帰りいただく。船中2枚0-1、ワラサ1本、アマダイ1匹と、渋かった。

帰宅後、指の疼きとマダイ二連ボとで不機嫌な上さん、「タイは性に合わん。もう絶対いかへん」とのたまう。「またボウズ?っていつも俺に言ってただろ。6枚8枚釣るのがどれだけ難しいかわかったか。王者タイは簡単には釣れんぞ、もうやめとき」と返す。…それでもまたやるだろう、たぶん、と思いながら。内心あの集中力がひとつテンヤにぴったりなのを懼れて。

シマノ BJSミヨシ40-255+B、ABU 5500C PE2.5号
天秤70cm、プラビシ青物バスターL80号、クッション1m、3号8m2本針他

上さん アルファタックル パワーインナー船30-270、シマノ 電動丸1000SP PE3号
天秤70cm、プラビシL80号、クッション50cm、4号8m1本針他

2010年9月27日月曜日

釣りバトル第22戦 洲崎デビュー

2010年9月26日(日)釣行
早川丸
洲崎沖~白浜沖 水深180m 中潮
曇り 東北東の風3~5m
波0.5m うねりあり

スルメイカ 10杯 胴長20~30cm
上さん 同11杯 胴長25~35cm

「1497g対908gで勝ち!」帰宅後の3杯計量の結果。数・重ともに負け。スルメイカでまさかの完敗。ジャンボスルメを手に得意満面の上さん。

今シーズンは長井港のスルメが不調で、早々にヤリイカが始まったがこれもまだ厳しそう。洲崎港にある早川丸に初釣行。休憩所で知り合ったのは横須賀からの四人。いつもは長井港へ行っているというから考えることは同じらしい。小さな港のほのぼの感が良い。釣り人7名で余裕の左舷3名のトモと胴の間。往路・復路ともに2時間弱と、思ったより近い。

行程10分ほどの洲崎沖。直結でスルメイカの顔をみる。乗り渋く、三流し程度で白浜沖へ。上潮が早い。ただでさえ落下スピードが速くないBM、太いラインがフケてぼんやりしていると底も取れない。ようやく掛けたイカもうねりのためか、巻上げ中にバラす。中盤、相変わらず手前マツリさせる上さんの仕掛け解き3組で船酔い気味。終盤、ブランコに代えてポツポツ追釣、なんとかツ抜け。

軽い1000SPを使わせた上さん、細いラインで落下スピードも速いので真っ先に着底する。シャクリも様になり、教えたわけではないのに静止してアタリを見ている。やおらホルダーに掛けたかと思いきやウィンチ巻き。竿が大きくしなる。多点掛けしているだろうと眺めていると、ミヨシ氏とオマツリ。船長が急ぎミヨシに駆け寄り解く。俺は胴の間に駆け、海面に見え隠れするスルメをマツったまま引き上げる。ゾロゾロ4杯。ミヨシ氏のラインに絡んでいたので、全て上さんの掛けたものだ。5本針で4点掛け!まいりました。

シマノ BJSスルメイカ直結120+B、シマノ 電動丸3000BM PE6号
ヨリトリリング、 中錘10号(直結時のみ)、18cm直結9本針、18cmブランコ7本針、錘120号

上さん シマノ BJSヤリイカ165+B、シマノ 電動丸1000SP PE3号
5号中錘付きクッションゴム、18cmブランコ5本針、錘120号

2010年9月22日水曜日

釣りバトル第21戦 テッサ・テッチリ

沖から見た江の島
こんなところに…
2010年9月20日(月、祝)釣行
庄三郎丸 ライトウィリー 12号船
江の島沖 水深30~70m
晴れ 南東の風0~3m 波0.5m

アジ 17本 23~30cm
トラフグ 1本 1kg
イナダ、マルアジ、ゴマサバ混じり

上さん アジ 5本
ゴマサバ多数リリース

美容院代稼ぎもあるが、アタリの手応えを味わいたくてしょうがない上さん、「三連休は二回行がな納得でけへん」とうるさい。浅場でアタリの多い庄三郎丸のライトウィリー。夏休みも終わり10名と少ない右舷ミヨシ2、3番に。久しぶりなので新港の完成を知らなかった。「あの人知ってる!」と最近は釣り雑誌やTVもこっそり見ているらしい上さん。見やると隣の船に村越正海さんが乗り込んでいる。仕立てなのか乗合なのかわからぬがカツオ・キハダ狙いで、取り巻きが見当たらないのでプライベート釣行らしい。身にまとう物が違うからか、小柄な体から風格が漂う。

平塚港を出るとこれまでとは逆の東に航行して江の島沖。手始めはアジ狙いで上からのタナ50-45mとこの釣りものにしては深い。アミコマセが効き始めた2投目から良型のマアジがポツポツ。が、すぐにゴマサバが集まってきて落下中に喰ってくる。バトルは魚種を問わない一匹の重量勝負だが、キープしきれない数にサバは対象外とすることを早々に決定、釣ってはリリースを繰り返す。ウィリー針を減らし、付けエサをつけず、コマセカゴを全閉にしてサバをかわし、なんとかアジを追釣。上さんにも同じ手を使わせるが、どういうわけかアジ1匹を釣った後は、サバのダブルやトリプルを連発。始めこそ良型アジかとワクワクして楽しんでいたが、その内引きの違いがわかってきたのか、「またサバや」といっぱしのセリフ。座席間隔があるのと、アタリから巻上げ開始までの手際が良くなったことで、オマツリは少なくなったのが救い。あまりのサバ猛攻に船長もたまらず、30mの浅場に移動。イナダ・ワカシ狙いだが、船中で本命のアタリがないまま、ここでもすぐにサバが来襲。以降、浅場・深場を行き来してサバをかわしつつアジを釣り上げる展開。サバの入れ食いに上さんはブンむくれモード…。

マルアジ混じりながら17匹を確保した俺は、もう充分。バイオイカ短を使って底のマダイを密かに狙う。針掛りにいたらない前アタリが数度あり、期待が膨らむ。即アワセでついに掛けたずっしり感。タイの引きじゃあないなーと感じつつ、抜き上げたのは大型のフグ!しかもショウサイでなくトラフグ!相模湾に、それも江の島のすぐ沖合いにこんな立派なトラフグがいるんだとびっくり。仲乗りさんも良い物釣ったねーと羨むちょっとした騒ぎに。桶で丸々とほっぺを膨らますフグ。静かな隣をふと見上げると、丸々とほっぺを膨らます上さん。…そっくり。俺の桶を一瞥して「そんなん釣ったら勝たれへんやん」と。このフグの価値はどうでもよく、大アジを釣ったとしても重さで勝てないことがご不満らしい…。
アジ23匹とラストにイナダ
あともう一匹は調理中…

まったりムードの沖上り30分前、「メジがあがったので移動します。太いハリスを持っている人は代えてください。」と船長がアナウンスするや否や急行。あわてて5号イナダ用の仕掛けに代え、5cmのバイオイカを丸々付けて備える。上さんにも同じ仕掛け・エサに代えさせる。烏帽子岩沖にできた船団に横付け急停止すると同時に「やってー、20mから15m」と船長。即投入、シャクリ2往復目にヒット!ドラグが滑る引きに興奮。これぞライトタックルの面白さ。やり取りを堪能して仲乗りさんのタモに収まったのはイナダ。「キメジ1本とイナダ2本あがったよー」の船長アナウンスに、即再投入する。が、それっきりで終了。期待のキメジが釣れずに残念だったが、トラフグ・イナダに満足。「あれ?それいつ釣ったん?」とイナダを指さす上さん。投入に失敗しクライマックスのチャンスを逃す手前マツリ…。懸命に解いていて、俺にヒットしたのも気付かなかったらしい…。

立派なトラフグ
テッサ、テッチリで至福の味
帰港。フグを捌くには専門の調理師免許がいるが、船宿にはおらず平塚周辺にフグ料理店もないという。ショウサイフグ乗合を出している船宿なら捌いてくれるが、知るところは遠い。俺がやたらとこだわるので、昔食べたテッサ・テッチリ(って関西弁なのか、関東ではフグ刺し・フグ鍋としか言わないようだが)の材料らしい、とトラフグの価値を思いだし始めたらしい上さん。自宅近くの魚貝売り場に聞いてくれたが、フグ免許保有者はいない。駅近くの古い寿司屋がフグ看板を出していたのを思い出し、持ち込みで喰わせてもらうことを交渉させる。あれこれ難色をつける女将さんにも平身低頭頼み込んで、OK獲得。こういうことは上さんに限る、俺だとこうはいかずに門前払いだ。

一度帰宅して来店すると、預けたフグを店主が捌きながらブツの良さを語ったのだろうか、女将さんの態度が上客扱いに一変していた。テッサを頬張る。「旨い!やっぱ調理の腕が良くないとこうはいかないな、ありがとう。」と水を向ける。「このあたりじゃウチとあと一軒しかないよ、フグは。上物だな。サイズも1kgで一番旨いところだ。市場でもなかなか手に入らねー。どこで釣った、滅多に喰えねぇよ。」と店長。なんという至福。テッチリをしゃぶった上さん、「おいしい~。お腹一杯になってきた。これ何人前あるの?通常いくらぐらい?」と下世話なことを聞く。「5人前だな。だいたい一人前3万5千円。」と店長の返事に、二人して目がテン。(鍋の材料と)フグの捌き・仕込み代として5千円ポッキリで、二人で十数万円相当のフグ料理を堪能。雑炊は満腹で食べられない。女将さんが自宅でとテッチリスープの持帰り用袋を、ヒレ酒用に干しなとヒレと併せて持たせてくれた。上さんも貧果のフグれッつらを忘れて大満足な様子。…と思いきや、「良かったなー。今日は船代入れても元取ったどころか、めっちゃ儲ったね。」…満足な理由が俺とは若干違うらしい。

シマノ BIマルイカ165、ABU 5500C PE2.5号
天秤40cm、クッション30cm、プラビシ40号、1.75~3号 3~4本ウィリー仕掛け

上さん 三咲 ライトマスターII-180、アルファタックル 船100PH PE1号
天秤30cm、クッション30cm、プラビシ40号、2.5~3号 3本ウィリー仕掛け