2018年6月16日土曜日

さらばブラックジャック

旧ナンバーを外す
東京オリンピックパラリンピック開催に向けて寄付をすることで、クルマのナンバープレートを図柄入りに交換することができる。手続きを調べていると、希望ナンバーの申告もできることがわかった。

A180のときの相模では、ジャックの11は希望ナンバーを無抽選で取得した。C43に乗り換えた品川では、11は毎週実施される抽選で当たるのを待たねばならず、無抽選ですぐ取得できるブラックジャック21にした。オリパラプレートへの交換は急ぐわけでもない。ならば本来の希望ナンバー11を当たるまで毎週抽選を待つことにした。

虹色図柄入りの新ナンバー
のんびり待ちモードでいると、不思議なものですぐに当たった。前回記した整備センター抽選が一発当選。この希望ナンバーも一発当選。神社仏閣を巡ってきたご利益か。・・・願い事は宝くじの当選なのだが、そちらは当たらない。あ、買ってない・・・。そういえば小額ながらTOTOも当たってたな。宝くじを買わなきゃ。

ナンバーの交付はいつもディーラーにやらせていたが、交換は自分でやってみることに。ナンバーは国土交通省の管轄で現住所では関東運輸極東京運輸支局が担当。実際の登録や交付業務は関東陸運振興センターという財団法人が請け負っている。親方日の丸の仕事はかつて上から目線で手続きの多くは初心者では一回で終わらないことも少なからずあった。現在ではサービス業意識が進んだらしく、態度も説明も丁寧になった。希望ナンバーの予約済み確認、新ナンバー登録、納税済み確認、車検証更新、新プレート交付、交換とビス封印、旧ナンバーの返却を、多数の書類を抱えて3つのビルを巡りながらも小1時間ほどで終えることができた。

写真では分かりにくいが、図柄は虹色が放射状に広がり派手だ。オリンピックとパラリンピックのマークが右上に1枚ずつ入れられ、前後分計2枚が交付される。やっぱり21より11、ブラックジャックよりジャックのほうがしっくりくる。寄付金?1000円である。ちなみプレート作成や登録手数料などに7000円ほどかかる。オリパラを利用した国の商売の一つだ。

2018年6月10日日曜日

新車整備センター

世界初自動車のレプリカ
エンジン燃料はベンゼン
メルセデスは日本への輸入を日立と豊橋の2箇所に集約している。それぞれに新車整備センターを設けて、全国のディーラーに配送している。2014年に設立された豊橋整備センターでは独自の新たな試みとして輸入から配送に至るまでの整備工程を紹介する見学会を1-2ヶ月に数日の頻度で実施している。参加者は応募したユーザーから毎回抽選で決められる。初めて応募したら当選したから不人気なのだろうと思いきや、倍率10倍と現地で聞いてびっくり。くじ運が強いのか、ここで使うから宝くじが当たらないのか・・・。

クラシックカーがお出迎え
ガラスショールームで新車の
引渡しセレモニーも実施
6月9日(土)の午後の見学抽選に当選した。せっかく豊橋まで行くのだから、見学後一泊して翌日は福田港からアカムツ釣りに出るつもりで準備した。台風5号が梅雨前線を刺激して悪天候になる予報で、釣りは断念、日帰りで豊橋見物に変更。豊橋に観光地は多くないが、午前中に吉田城を見物、周辺にある安久美神戸神明社や吉田神社もついでに参拝。吉田城は今川、武田、織田に翻弄された城だが、姫路移封前の池田輝政が豊川を背後に堅牢と城下町を整備、東海道の宿場町として広重も描いている。川に面した櫓の野面積みの一部は1590年代当時のものとされており、大中小の石を加工せずに傾斜を持たせた積み方がそれらしく観察できるのが良い。

リリーフカーがお見送り
整備センターは豊橋港のすぐ近くで広大な敷地だ。陸揚げされて輸入税関や検査待ちの様々なモデルのメルセデスがズラリと並ぶ様は相関だ。ここでは、主にヨーロッパの工場から数週間の船旅を経た新車の品質・機能検査、塗装などの補修、ETCやVICSやナビなど日本仕様装備の取付、国の代行で完成検査を実施、保護フィルムを付けて主に西日本のディーラーに配送する。週に一回数百台が輸入されているという。整備場内の撮影禁止が残念だが、日本発売発表前の新型CLSがゾロゾロと整備されていた。精悍なヘッドライトが賛否を二分しているらしいが、予約や前評判は上々のようだ。

イベント会社に外注せず、センター従業員が手作りで実施する見学会。メルセデスらしからぬほのぼの感が日本的で良い。若い男女がそれぞれの工程ではつらつと仕事している様が印象深い。ランチに食べた豊橋名物のカレーうどんはとろろご飯が底に、うずら卵がトッピングされていて旨い。地域の産物を取り入れて町の活性化と観光客誘致に賢明だ。わさび漬けで食べる豆ちくわも酒のつまみに最高。釣り抜きは残念だったが、実に良い旅行になった。