2015年6月28日日曜日

釣行の目的


左ロープ手前に俺の8匹。
中央と右ロープに大船長のズラズラ。
2015年6月28日(日)釣行 中潮
国敏丸 左舷トモ2番(左4、右5)
6:00出港 13:00納竿 13:40帰港
初島南沖 水深120-160m
晴れ 南西の風2-4m 波0.5m

スルメイカ 13匹 胴長25-30cm

左に富士、右に初島
中央に迷走する漁船
例年5月の連休中に日焼けしてこの時期にはどす黒かったのだが、今年はまだ白い。曇り空や雨にたたられている。金曜飲んで雨の土曜は仕事。かくして日曜釣行になったのだが久しぶりに晴天に恵まれた。

熱海や網代の陸からは
富士は見えない。沖ならでは。
貧果はともかくとして、アタリが少ないのは退屈する。そこでムギから少し大きくなったスルメをズシズシ乗せようと真鶴へ。そう思う時には乗らないものだ。イカの移動が早くて初島周辺では珍しく、一流し一投の展開。中層が多い。リールの水深表示と実際とに20mほども誤差があるのに気づいたのは中盤。それまではイカのいない層を探っていた、いわゆるタナボケしていたことになる。

ところで国敏丸ではこのところキンメ釣りに出ないので尋ねてみた。8か月の禁漁が静岡県(?)で決められたらしい。商売にならない大船長も乗り込み、イカをバリバリ釣る。ハリスは16・15・14号とかなり太く依れ防止で捌きやすいという。瀬戸丸の中乗りさんもそういってたな。直結20本針は30mを一気に探れるので投入毎にどこかしらに乗る算段だ。

結局ツ抜けがやっとだった。船中2-89。多点掛けも二点どまり。人気がある沖干しを多めに作り、生も含めていろんな人にもらってもらう。「焼けたねー」の一言に本日の目的を達成した感…。

シマノ BJSイカ7 スルメイカ直結120+B フォースマスター2000 PE3号
錘120-150号 ヨリトリリング 14cm直結8本針

2015年6月21日日曜日

遠征の釣果は・・・

低い雲が晴れず時折雨
うっすら見えるのは浜松のビル群
2015年6月20日(土)釣行 中潮
福徳丸 右舷ミヨシ1番(右3、左2)
5:00出港、13:00納竿、13:45帰港
天竜川沖 水深180ー300m
曇り時々雨 風3ー5m 波0.5m

アカムツ 2匹 23ー28cm
ドンコ、カサゴ、ゴマサバ等リリース

写真下手その1
ライトアップの
浜松城なんだが…
今週になって気付いた、19日(金)が創立記念日で午後早くに終わるということに。予定していたマダイやマルイカの再釣行を中止して、福田へ前泊プチ遠征に。シーズン入りしたアカムツを5-6匹釣って配ったろうと目論む。結果は上記の惨敗。写真に収めるまでもない。この日の釣果はトモ寄りに偏っていたが、言い訳に過ぎない。仕掛けも誘いも様々に試したのだがアタリが極端に少なかった。不調原因不明。船中で渋かったので日が悪かったと切り替えるに限る。晴れ予報が外れて雨にも打たれる。踏んだり蹴ったりだが、船長が値引きしてくれた。わずかな額だが関東の船宿ではまずありえない。地方の心意気が嬉しい。

写真下手その2。ホテル16階の夜景
フラッシュが窓に反射して…
インター近くの宿でホテルに篭りたくなかったので、浜松城横のコンコルドホテルにしてみた。59年という古さの割に内装が綺麗で、16階から見降ろす夜景も申し分ない。そこから浜松の飲食店街をぶらつく。今回遠征の最大の釣果はそこで出会えた良い焼き鳥屋。オシャレなので入った店名「だいち」。30代の夫婦二人で始めて8年。二人の名前をつなげて店名にしたというから微笑ましい。東北生まれかと尋ねたほど色白な若い女将は、地元生まれで焼酎や日本酒に詳しい。小さな酒蔵だという地酒を二種飲んだが、いずれも極めて旨い。お任せで都合12本の焼き鳥がいずれも新鮮。修業したのかと尋ねた亭主は仕入れに苦労してきたと嬉しそう話す。カウンターで隣り合った女将の同級生。聡明な語り口に意気投合。福田を「ふくだ」ではなく「ふくで」と言うことも初めて知った。翌朝早い釣りでなければ深酒していただろう。

最大の釣果。「亭主と女将も入れ」
には恥ずかしがる。
…いや、怖がらせたのか?
三人とも幼い子供を抱えて苦労しているようだが、生まれ育った土地で暮らす様がうらやましい。首都圏を離れて地方でのんびり暮らすのがやはり良いと改めて思う。だが転々としてきた俺にはもはや地域に溶け込むこと自体が難しいだろう。ともあれ東海プチ遠征に良い酔い拠点を見つけた。まだデビューを果たせていない御前崎や伊勢湾にも使えそう。東海遠征が増えそうな予感。

ダイワ中深場73H205 + シマノフォースマスター2000 PE3号
天秤50cm 錘200号 6号3.5-4.5m2-3本針

2015年6月14日日曜日

祝いタイがマトウ

良型マトウ。旨いが狙いはマダイ。
2015年6月14日(日)釣行 中潮
瀬戸丸28号船 左舷ミヨシ4番(左7、右9)
5:30出港 12:30納竿 13:00帰港
剱崎沖 水深40-50m 波1m
小雨時々曇り 南西の風10-2m

マダイ 0
マトウダイ 1匹 45cm

同サイズのタイを狙う
孫娘Sの誕生重量と同じ2.8Kgのマダイを釣って祝いタイと準備済。土曜の予定だったが、金曜夜になって懇親会にしてしまっては起きられない。日曜のほうが空いていて却って良いか。今季の乗っ込みマダイは結構釣れ盛ったのだが、行きそびれてしまった。6月になって極端に低調になり、宿も軒並み釣り物を変えている。ボウズ覚悟だがのんびり日焼けしたいと今季初のTシャツ・海パン釣行。

港に着けば上がるだろうと思っていた小雨が上がらない。結局終日降ったりやんだりで、船上でレインコート上下を羽織る羽目に。持ち込んでいなければ凍えるところだった。開始から誘い下げで幅広く探るが、まるで魚信がない。誘い上げてみるとヒット。重くて時折ドラグ滑らせる引きを見せるが、マダイ特有の首降り感がない。案の定水面を割ったのはマトウダイ。45cmほどの大型なので、肝も張っていて旨かろう。左隣氏が「初めて見た。おいしいのか?」と興味深々。「淡白な白身で、刺身も焼いても煮ても旨いよ」と贈呈。「百聞は一食に過ぎず」だ。俺はマダイをマトウ。

結局マダイからの魚信はないまま終了。船中ではこの日はミヨシに偏っていて0-2枚だが、型は2Kg前後で悪くない。そのサイズが当たれば幸運なのだが、左舷側ではミヨシ以外ヒットなし。予想通り厳しい一日になった。これだけのんびりしてアタリもないと退屈してくる。タバコを止めるとまさに手持無沙汰だ。次回は魚信の多い釣りに行こう。梅雨と言えばイサキなのだが、今期は絶不調の様子。ワラサやカツオの早期開始をマトウ。

シマノ BJSミヨシ255+B フォースマスター2000 PE3号
プラビシL80号 天秤50cm クッション1.5m
6号6m+3号5mテーパ2本針 3号8mストレート1本針

2015年6月7日日曜日

手が合わない

育丸Webから。
手が合うと楽しいマルイカ
2015年6月6日(土)釣行 中潮
育丸 右舷トモ2番(右4、左3)
5:30出港 12:30納竿 13:00帰港
城ケ島南沖 水深50-60m 波1-0.5m
雨後晴れ 北北東の風8-1m

マルイカ 10匹 胴長17-20cm
ムギイカ 1匹 胴長17cm

出港時には雨も上がり
5月10日以来約1か月ぶりの沖釣りだ。こういう時月例仕立てはありがたい。一人では止めてしまう日和や事情であっても、足を運ばせる暗黙の圧力が良い。狙いはマダイ。孫娘Sの誕生体重にあやかって2.8Kgが目標。自己記録が2.6Kgなので簡単ではない。仕掛けを入念に準備。前日になって幹事から「船長からマダイは不調なので好調なマルイカの準備も」の報。帰宅後慌てタックルと仕掛けを追加するが、イメージはマダイ釣りのまま。脳と手が合わない。犬どもの世話もしつつ、なんとか十分な睡眠確保。

城ケ島越しの伊豆半島に低い雲が
結構降る雨の中を釼崎間口港へ。投入機が配置されており、コマセはなし。船長はマルイカに気合十分。朝の内少し釣ると止まるのでマダイに移動するだろう(その頃にはマダイも食いが落ちているのだが)などと考えながら直結ブラでマルイカを誘う。イカのちょっかいに空振りが多い。掛けてもタイミングがずれて足一本になっているのか、巻上中にバラす。「手が合わない」という状況。そもそも気合不足というか誘うぞ・掛けるぞという集中力に欠ける。5流しもそんな状況で1匹しか釣れてない。その1匹を眺めながら泳がせたらマダイが喰うかななどと、気持ちがマルイカにない。気持ちと手が合わない。

泳がせたい衝動に何度も駆られたが
だが船中ではポツポツ取り込んでいる。こりゃいかんとブランコに交換、最近では珍しくなったのんびりしながら時折しゃくる釣りに。バラシ率が下がってポツポツ取り込む。結局終日マルイカを探索してマダイには行かず。船と手が合わない。

雨も上がって晴れ間も。久しぶりに沖から城ケ島、大島、房総半島、伊豆半島を眺めて落ち着いた気分に。やはり休みは沖に出るに限る。この日気を吐いたのが左舷トモの先輩Mさん。いつものように「イカは釣れん、タイに行こう」と騒いでくれるだろうと期待していたのだが、この日は静かだ。聞けば中盤からアタリがとれるようになり、終盤は怒涛の入れ掛けだったとか。誘い・掛けの「手が合う」状況になったのだろう、27匹の竿頭に脱帽。同乗者と手が合わない。
何度も旋回する自衛隊(?)潜水艦
巡洋艦等4隻も見えたので演習か。

まだマダイに気が残っていたので、帰港後船宿で一緒になった別船グループに「タイはどうだった?」と聞いてみる。「釣れませんでした。アジばっかり。」に、がっかりしたようなほっとしたような妙な気分。今、他船の状況も調べてみたが、釼崎も久里浜も「船中顔見ず」の宿が軒並み。この日はマダイ止めて良かったのだ。

こんな撮影するのはのんびり釣り
11匹のイカを持ち帰っても調理する気になれない。遠回りだが料理店Oに引き取ってもらう。「透きとおってるね~」と喜ぶ大女将に、「元気だったら電車で来るから」と帰宅。次男Kが掃除機をかけている!「雪になるぞ」と声をかけると「クロベエの毛が気になって」との答え。土日の貸しを返すべく、今週は朝当番をこなしたK。深夜帰宅なので夜当番を結局俺がこなしたのだが、少なくとも自分のできることはやろうという変化が見えて微笑ましい。「夕食のあてはあるのか?」と近くの居酒屋に連れて行くことを覚悟して聞いてみる。「会社の人に誘われている。多分始発で帰ってくるから明日朝の散歩も大丈夫だから」との答えに、拍子抜けするやら嬉しいやら。子供と手が合わない。洗濯しながら、タックルの清掃を兼ねた入浴。浴槽でのウトウトが気持ちいい。風呂上りにビールを一口。久しぶりの釣行に疲れがどっと噴き出したのか、体が熱く重く、動くことが億劫に。Oでの晩酌をあきらめ、家飲み即就寝に。体と手が合わない。

シマノ バイオインパクト165 + 幻風 PE1号
40号 直結直ブラ5本針 50号 ブランコ5本針

2015年6月1日月曜日

水無月初日に

6月になった1日(月)。21時に帰宅、会食がなかったので早いほうだ。家に誰もおらず、3匹の愛犬どもがけたたましく吠えている。恐らく一日中物音を聞きつけては泣いていたのだろう。近所迷惑甚だしい。俺は平日の朝しか面倒見れないので、休日朝夕は次男Kの、平日夕は嫁Aの当番。産後なのでKが代わりに今夕は担当するはずなのだが放置されている。K一家には二部屋を破格の賃料-周辺のアパートよりもはるかに格安で、あえて低所得者用公営住宅並みに設定したもの-で貸しているのだが、同居の唯一の条件がこの犬当番だ。俺に電話かメールで交代要請があるわけでもないし、書置きが残されているわけでもない。全くの無視・放置ということになる。予想していたことではあるのだが、その無責任さ、ここに極まれり、か。最低限の責任を放棄するからには、即刻退去させられることを覚悟の上なのであろう…。そんなことなど露ほどにも考えていない恐れもある。だが、だとするとその幼さには、もう付き合っていられない…。

可愛そうなのは犬どもだ。朝は俺が当番を済ませて7時に出たから、締め切った暑い室内で、餌も水もなく14時間以上軟禁されていたことになる。「水無月初日に水が無いか」と水をやると、皆すさまじい勢いで飲み干す。マーガリンやココが垂れ流した糞尿で悪臭が酷い。急ぎ窓を開けて換気する。クロベエは今にも死なんばかりの悲鳴をあげる。我慢の限界なのだろう。散歩に連れ出すとすぐに長々と小便を流し、次いでポンポンと大便を出す。やれやれという表情で見上げるので、思わず頭や体をさすって褒めてやる。散歩から戻ってマーガリンやココの粗相の始末。なんでこやつらの面倒まで俺がみているのかと考えるとバカバカしく、苛立たしくもなる。だが、餌と水をもらって無邪気に喜び、愛くるしい表情で見つめるこやつらに罪はない。自然に「お前が死ぬからこういうことになる」と仏壇のお上にあたることになる。ついでに「クロベエを安らかに早く連れて行ってやってくれ」と頼む。明日はどうするつもりなのかKからもAからも連絡すらない。俺から問うのも、腹立たしくて言いたくもないことを言わずにおれなくなるだろう。クロベエはこのままでは放置されて苦しく辛く可愛そうな毎日になるだろう。中大型の16歳老犬をもらってくれる人はいない。保健所も近年は殺処分ゼロを目指すとやらで引き取らない。そこに目をつけた業者が有料で引き取るビジネスを始めている。やはり金を出して引き取ってもらうしかないのか…。