2013年5月26日日曜日

裾分け禁止魚

2013年5月25日(土)釣行 大潮
深海のルビー8匹♫ 
ド迫力の最大46cm♪

正一丸 3号船 左舷トモ2番(左4、右4)
4:00出港 10:30納竿 12:00帰港
片貝沖 水深230-300m 波1.5m
曇り後晴れ 北東の風4-5m

アカムツ 8匹 30-46cm
マサバ・ゴマサバ 餌にしてリリース

スルメ・ヤリともにイカ族が好調なので多点掛けを楽しみたい。が、お上の指令は「アカムツ」の一言。滞在中のバアバに味わわせてやりたいらしい。刺身・握りが喰えぬバアバに塩焼きを喰わせるとすると少なくとも2匹釣る必要がある。波崎が禁漁中のこの時期2匹は簡単ではない。今アカムツを狙っているのは片貝・八景・沼津。それぞれタックルが違う。片貝はヘビーなリールがない上に高い、八景はライトなリールが修理中。ミドルなリールがちょうど良い沼津に、金曜夕刻電話すると、客が集まらず出船しないという。ミドルリールでもなんとかなるだろうと、片貝の正一丸へ。

1時間半かけてポイントへ。陸が見えず太平洋の真ん中まできたような気分。水深240mへの第一投で30cm級をダブル。目標達成に気楽になる。船中、錘は250号に統一。潮も速いので、中深場ロッドに、シマノ製なら4000番や9000番の大型リールにPE8-10号と、ヘビーなタックルを使う人が多い。俺はPE5号を巻いたFM3000にヤリイカロッド。降ろしただけで錘負けして、イカを多点掛けした曲がり具合だが、感度が良いので深くてもアタリが明確。ムツか、サメ等外道かの識別もわかりやすい。心配したリールも、オマツリ時の高負荷に悲鳴をあげてヒヤヒヤしたが、一日問題なし。右隣の釣り人の小型リールは三投で電動が沈黙、船のタックルを借りていた。

終日潮早く一流し一投。前半は投入の度にアタリがある。サメも混じるが、アカムツも喰い良く、単発ながら順調に釣れる。ダブルかと思うほど強い引きを楽しませてくれた大型が二回。46cmと43cmで迫力満点。バラシはほとんどなく、ホタ針の効果か。ホタルイカを買いに行く時間がなかったので、餌は持ち込んだ自作の冷凍サバ切り身のみ。なくなりそうになった時にサバが釣れたので補充。下船後知ったのだが、様々な餌を船で販売していたらしい。高いのでやはり事前に準備したほうが良い。後半は喰い渋ったが、数・型とも自己記録更新に大満足な釣行。船中0-10だが、オデコの右隣氏に船から贈呈して、船宿発表は1-10。トップは左隣のご年配。終日、タモを入れあいながら会話を楽しむ。腕は良いのに、無愛想で口の聞き方の悪い船長が気分を害するのが、唯一の残念。前回の大船長は親切だったのだが。外房でアカムツを釣らせる別船を見つければスイッチしよう。

「アカムツ8(^v^)1匹あげるよ」と上さんに釣果速報。「絶対ダメ怒」の即答に笑いながら、まっすぐ帰宅。並べたルビーにバアバもびっくり。

マイロッド1 + マイリール8 PE5号
錘250号 全長2.5m胴突幹6-8号枝5-6号50cm 15-16号ムツ・ホタ2-3本針
フラッシャー・マシュマロボール使用、水中ランプ・ケミホタル不使用

2013年5月19日日曜日

黒が本命、赤は外道

2013年5月18日(土)釣行 小潮
「アジ・サバ少々」の釣果速報に
「何が少々や?!」のお叱り。
クロダイ全部持ち帰らず正解。

育丸→丸重丸 右舷トモ1番(右3、左4)
5:30出港 12:30納竿 13:00帰港
剱崎沖 水深30-100m
晴れ 南南西の風4-8m 波1m

クロダイ 3匹 35-46cm
マサバ 1匹 43cm
ゴマサバ 5匹 35-43cm 他リリース
マアジ 7匹 23-28cm

寝不足だ。今週は仕事が連日ドタバタして帰宅22-23時。金曜にはシルクドソレイユのマイケルジャクソンショウを見に行きやはり23時帰宅。なかなか見応えあるショウだった。MJを思い出してか涙する観衆もいた。が、俺にはイカの多点掛けやキハダや大型マダイのほうが感動では勝る。すっかり釣りおやじだ。

あくび連発しながら育丸へ月例仕立て。メンバーの選択は、凹みそうなマダイをかわしてクロダイ狙い、リレーでマアジ。マダイポイントから少し離れたクロダイポイント。右舷ミヨシのMさんが、第一投で1kg級マダイのダブル。予期せぬ「外道」と見かけぬ一荷に、船中びっくり。潮がひどく濁っており、マダイもさらに浅場に入り込んだらしい。左舷ミヨシ寄りでもマダイ。メジナやイサキやワラサもミヨシよりで混じり、「本命クロダイ」が釣れるまでにしばらく時間がかかった。前回の潮向きと真逆、左舷トモから右舷ミヨシに流れ、かつ結構速い。「予想通りの展開」に、沈黙のトモ寄り三人は笑うしかない。6m仕掛けで始めたが早々に10mに交換。落とし込んで、なんとか3匹を釣り上げた。型見ずの左舷トモ寄り二人に1匹ずつ贈呈。「本命」クロダイは船中0-4。

喰いが落ちた9時前早めにアジポイントに移動。皆イワシミンチ用ビシを準備していたが、アジはバックアップと思い込んでいたのでプラビシしか持ち込まず。そのままオキアミで早々に5匹釣る。船中アジの入れ食い状態だが、もう充分とサバ餌で根魚狙いに変更。サバに邪魔されるが、何物かにハリスをハリのチモトから切られる。3→4→5号とハリスを太くしても立て続けに切られる。6号にしてようやく判明。30cmほどのミズフグ(?)の仕業とわかり、がっくりしつつ納得。結局根魚は不発。終盤右舷ミヨシで直径15cm長さ1mほどもあるクロアナゴ(?)が釣れて、船中またびっくり。

「外道」マダイでも船中ミヨシ寄りで0-3計6枚。この日剱崎沖のコマセマダイ船は総じて乏しかったようなので、メンバーの読み・選択は正解だった。ミヨシの賑やかさとトモの静けさが好対照な一日だったが、不利な釣り座でも工夫の本命クロダイ3匹に満足な釣行。

クロダイ: マイロッド4 + マイリール8 PE5号
天秤70cm、プラビシL80号、クッション1m、5号6m2本針 6号6m+4号4mテーパ2本針
マアジ・根魚: マイロッド1 + マイリール8 PE5号
天秤70cm、プラビシL80号、クッション50cm、1.5-2.5号2-3m2本針、3-6号3-6m1-2本針 古い仕掛けの一掃処分になり、仕掛け巻きストックができた♪

2013年5月12日日曜日

沼津デビュー

2013年5月12日(日)釣行 中潮
なんとか型をみれた
駿河湾のアカムツ

文吉丸 右舷ミヨシ1番(左2、右2)
5:30出港 11:00納竿 11:20帰港
沼津沖 水深150-230m 波0.5m
曇り 西北後南東の風 5-3m

アカムツ 1匹 32cm
シロムツ 1匹 15cm
ゴマサバ 2匹 37-40cm
カサゴ 多数リリース

アカムツの炙り握り寿司がすこぶる旨かった。もっと食べたいと言われ、片貝まで出向く気になったが、時化で出船しない。八景の新修丸は釣り教室で乗合休み。どこぞにないものかと調べて沼津に発見。初釣行。小さな船だが、釣り人3人で船長も竿を出す。曇って富士は見えない。思いの外船数が少なく、のんびりしたふんいきがよい

昨日からの雨も上がって良い凪だが、濁りがきつい。底潮も速くて150号の錘がすぐに吹き上げられる。やたらと小型カサゴが釣れて、時々サバやシロムツが混じる。厳しい状況だが、船長は天秤仕掛けで2匹釣り上げる。底ダチを頻繁に取り直して8時にアカムツ確保、ホッとする。終盤、潮が弛んだので、天秤用仕掛けを作って試す。胴突だと置き竿で底トントンにしがちだが、天秤だと必然的にタナを取り直すことになるので、誘いになって良いかもしれない。だが、やはり喰ってきたのはカサゴだった。

結局0-1、船中2匹(+船長の2匹で計4匹)と厳しい一日だったが、型を見れて良かった。外房・南房へ行くよりも近くて楽だ。以前旅行に来た時にはなかった土産物モールが港市場に並んで新たにオープンしていた。今シーズンの連釣は伊豆半島で一泊二日、温泉付きにしよう。

マイロッド1 + マイリール8 PE5号
錘150号 胴突3m3本針、天秤70cm4.5m3本針

2013年5月7日火曜日

連休最終日に

2013年5月6日(月、子供の日振替休日)釣行 中潮

表彰待ち。実質抽選待ち。
忠彦丸 第3倖運丸 左舷ミヨシ1-2番(左8、右8) 7:30出港 13:30納竿 14:10帰港
横須賀沖-観音崎沖 水深40-80m
晴れ 南西の風4-9m

マアジ 5(4)匹 23-30cm
シロギス 2(2)匹 18-22cm
イシモチ 4(2)匹 25-32cm
メバル 2(1)匹 20-22cm
マサバ 0(1)匹 40cm
小型カサゴ他 リリース

上さんの今シーズン初釣行。アジにするというので、忠彦丸のゴールデンウィーク向けLTアジ釣りイベントに申し込み。何がしかの抽選景品目当て。連釣で少々体がきつかったが、実釣5時間弱だし、今日も快晴だし、のんびりできれば良い。と考えている行きの車中、一匹の重量勝負のお申し込み。例によって、お上が勝てば金5千円だが、負けても犬の散歩4回。まぁ、よかろう。

二人分の釣果。充分すぎて
イシモチとメバルは贈呈。

隅が良いと言うので、2隻のアジ船で唯一空いていたミヨシにしたが、潮向きは不利。上さんが1投目からキスをダブルで釣り上げ嬉しそう。「今日はアジ釣りだぞ」と俺も早々にアジ確保。LTにしては型を狙った深場で、しかも潮が速くなってきたので、アジを釣るのは簡単ではない。イシモチだのメバルだのと五目釣りの様相を呈してきたが、これはこれで楽しい。上さんには外道以外の何物でもない上に、狙いは俺との勝負に勝つこととあわよくば大会入賞らしく、アジ以外が釣れると舌打ちする。それを横目に俺には30cmのアジが釣れて、落胆させる。終盤、何やら重そうに巻き上げる上さん。タモをスタンバイして「逆転の大物か?」と聞くが、応答する余裕はない。水面を割ると同時にタモ入れ。「サバやー」「なんやー」と二人で同時に発する。リリースしようとする上さんを「それ、ゴマでなく、マサバや」と制して、沖上がり。

入賞は望むべくもない釣果だったが、抽選で俺には竿掛け、上さんにはスパ無料券が当たった。参加賞の味ノリが嬉しい。それでも「(スパ券は)普通ペアやのに、一人分やん」だの、「(入賞景品の電動リールや竿を見て俺に)もっとまじめにアジ釣らな」だの、文句を欠かさぬ上さん。体調や気分から前日までキャンセルしようかと迷っていたが、「でも楽しかった。来て良かった」の一言が全てを物語った連休最終日。水差す「散歩忘れるなよ」とは言えず黙って実行してくれることを祈る…。

ジャック: マイロッド7 + マイリール7 PE1号
天秤70cm(短いのがなく) 金ビシM40号 1.5号3-2本針
上さん: マイロッド12 + マイリール4 PE1.5号
天秤30cm クッション30cm 金ビシM40号 1.5-2号2本針

2013年5月5日日曜日

幽覧のち真黒

このサイズが美味いスルメ。
船上干しが少ないわけは…
2013年5月5日(日、子供の日)釣行 若潮 国敏丸 12号船 左舷トモ1番(左7、右8)
5:30出港 13:30納竿 14:20帰港
真鶴沖-初島南沖 水深80-140m
晴れ 北西後南東の風1-4m 波0.5m

スルメイカ 27匹 胴長20-27cm

真鶴でムギイカ・ニセイカが釣れ始めた。トップで昨日65杯、一昨日は105杯。小型のスルメイカのことだが、このほうが身が薄く柔らかくて美味い。釣れ過ぎたら裾分け先を自ら探すことを条件に、お上のタイ・イカ禁止令を解いてもらい急行。

港から15分の近場で、2投目と3投目に1匹ずつ。ところが以降さっぱり。群れが小さく移動が早い様子。延々と探索の旅。遊覧船か幽覧船か。8時に初島沖へ移動。事態は好転せず。10時を過ぎても全くあたらず。降ろしても群れに当たらない。11時にドカッと3点掛け。船がうまく当てれば乗る。今日は5匹で終わりかと思った12時になって、4点掛け。以降群れを追いかけてようやくイカ釣りらしくなる。一流し一投ながら毎投アタリが出る。1.5時間で22匹追釣。それまでの6.5時間5匹と好対照。12時までは船中で一桁ばかりだったはず。船長もヒヤヒヤする展開だったろう、やや延長してくれて船中10-45。

快晴べた凪でほとんどクルージングだったが、ラスト1.5時間怒涛の入れ乗りに満足。最高6点掛けもあって、終わってみれば楽しい一日に。直結なので悠長に取り込んでおられず、釣り座は墨まみれで真っ黒になったが…。

マイロッド1 + マイリール1 PE3号 リールの高速巻きが遅くなって交換 →
マイロッド2 + マイリール8 PE5号
ヨリトリリング 錘120号 11cm直結8本針 → 14cm直結8本針

2013年5月3日金曜日

湾ムツ

2013年5月3日(金、憲法記念日)釣行 小潮
夕照橋のたもとの新修丸。
向かって右が第3。
左の第8はカサゴに。
新修丸 3号船 左舷トモ2番(左5、右6)
出港7:20 納竿14:30 帰港15:30
久里浜沖 水深210-230m 波0.5m
北北東後南南西の風 7-2m

アカムツ 1匹 27cm
シロムツ 1匹 20cm 他リリース
アナゴ 1匹 45cm
ホウボウ 1匹 25cm
カサゴ 1匹 23cm
ギス リリース

東京湾でアカムツ。
クロムツとともにかつては
豊富だったとか。

「ヒラメが欲しいな」と上さん。「もう禁漁や。だから前回フグとセットでどうやと聞いたやろ。タイかイカやな。」と応じる。「どっちも要らん、冷凍庫に一杯や」といずれも禁止令。「アカムツにしぃ」「はぁ?釣れへんぞ」「釣れんでええねん、もう冷凍庫に入らんねんから」。時期外れのアカムツを調べてみる。片貝や御前崎で釣れているが、遠くて行く気にならない。久里浜沖で釣らせる宿を発見。型も数も望めないが、金沢八景の新修丸に初釣行。近くて楽だ。カサゴ船には若い女性が5人乗り込む人気。アカムツにも3人と多いが、熟女揃いなのは舌の肥え方の違いか…。

いい引きにてっきり良型のアカムツだと思ったら、50cm以上ある銀色の魚だった、2匹続けて。ギスという魚で小骨が多すぎて練り物にしかないらしい。またかと思いながら巻き上げるとアカムツだった。だが後にも先にもアカムツはこれっきり。船中0-4。あとはシロムツ等五目釣りを楽しむ。シロムツは長めの仕掛けの上針に喰ってくるので、アカムツよりもタナが少し高そう。アナゴが釣れ、水深200mにも生息しているとは驚き。アカムツは、なるほど大きくはないが、想像していたほど小さくもなく、焼いて食べるにはちょうどいいサイズ。湾フグにならって湾ムツとでもいうべきか。想定通り型も数も伸びないが、快晴べた凪の中のんびりした一日。

マイロッド1 + マイリール1 PE3号
ヨリトリリング 錘100号 幹6枝4号2本針 幹8枝6号3本針