2018年1月28日日曜日

下田の黒船 台場の砲台

最近見ないハの字のシャコタン
フェンダーミラー懐かしいハコスカ
寒波の中釣行する気になかなかならない。相変わらずドライブばかり。

伊豆スカイラインから富士
降りる元気なし
13日(土)は幕張まで走って東京オートサロンを覗く。メルセデスがプロジェクトONEを出さないように、メーカーは先日の東京モーターショウほどには力をいれていない。

代わって張り切るのがチューンショップだ。外装、内装、エンジン、足回り、塗装などなどそれぞれ得意とするカスタマイズを展示している。題材のクルマは最新型や高級車もあるが、懐かしいクルマも見かけるのが嬉しい。周辺道路の渋滞が激しくなる前に退散。

下田城址から
伊豆半島の南端 伊豆七島も一望
走行距離が短かったので翌14日(日)には石廊崎まで遠征。道中も絶景続き。いつものように箱根を登ってから伊豆スカイラインに入る。天気良くて富士が映える。冷川ICから県道に入って山道を楽しみ、国道412号を南下。

砲台跡とブリッジ
宿営して国防に備えた明治
浄蓮の滝は上から眺めるだけにして豚まんならぬ猪まんで朝食。下田城址をぐるりと一周。黒船を停泊したは町には碇が静かに残る。更に南下して石廊崎へ。灯台よりも崖に近いところに神社がある。気持ちの良いドライブで写真ムービーもなかなかの出来だ。

明治の要塞から平成の都心を望む
21日(日)は台場公園を散歩。アクアシティ辺りまでは観光客も多いが、台場公園まで足を伸ばす人は少ない。砲台跡や宿舎・かまど跡を巡りながら150年前に思いを馳せる。わずか150年前までは、この国には髷を結った侍が帯刀して町を歩いていた。黒船を見て幕藩体制を一新した薩長中心の明治政府だが、国防も人材も経済も多くの実務は実は旧幕府の要職が担っていたらしい。島国・単一民族国家の柔軟性と結束力を感じる下田と台場だった。

2018年1月8日月曜日

東の神にも

北浦に浮かぶ
一の鳥居
日本三大楼門らしい
東日本大震災で被災するまでは鹿島港にヒラメを釣りに時々行っていた。その度にいつか立ち寄ろうと思っていたのが、鹿島神宮だ。引越して近くなり1時間半ほどで行けるようになった。市は鹿嶋と書くが、神社やスタジアムは鹿島なのだから、日本語はややこしい。

立派な本殿、奥に1400年の御神木
祭神は武みか槌大神(たけみかづちのおおかみ)。みかは変換しても漢字が出てこない。天照大御神の腹心の一人らしい。創建は神武天皇で紀元前660年頃というから古い。利根川を越えて霞ヶ浦とつながる北浦を渡ると一の鳥居が湖上に見える。神社周辺の渋滞を避けて早めに駐車、参道を歩く。

奥宮の鳥居は珍しい屋根つき
菊紋は目立つ
大鳥居から武士像が守る大きな楼門を潜る。徳川頼房つまり水戸黄門のお父さんが建てたらしい。常陸国一ノ宮の本殿。立派な建物は徳川秀忠の建立という。

神宮と称するだけあって広い。杉などの巨木が立ち並ぶ敷地内はうっそうとしていて日差しの差し込みもまばらだ。神々しさを感じる。霊気か、ただの寒気か、を感じながらさざれ岩や鹿やを眺めながら奥宮へ参拝。これは徳川家康が関が原戦勝の返礼に建立したらしい。

鳥居背負って
交通安全
その奥には要石が祭ってあるが、どうみてもただの小さな石だ。徳川光圀つまり水戸黄門がどれほど埋まっているのか掘らせたが、掘りきれずけが人続出で止めたとか。徳川家にゆかりが深い割には、境内に葵の紋は見当たらない。菊の紋、天皇家への配慮なのだろう。

寿司に喜ぶ孫娘たち
朱印をもらうのに1時間ほど掛かるほどの混みようだったが、境内を散策して奥宮に参拝待ちしていればちょうど良い。湖上の鳥居は由緒やゆかりがないのか、案内すらされていないが車の背景に配置して撮影。

攻める山道もなく、東関東道もおとなしく巡航。まさしくのんびりしたドライブだが、これも悪くない。5回忌というのだろうか、満4年の命日墓参りも前倒しで済ませた。神妙に手を合わせた孫娘たちは久しぶりにありつく寿司に喜ぶ。お年玉に喜ぶのはその親たちだろう。菩提の仏や氏神に加えて、寒川や富士、鹿島に祭られる神々に見守られて、皆健やかに。

2018年1月2日火曜日

初詣と二日の出

二日の夜明け前 スーパームーン!
暗黒の汐留と初せりで輝く築地
冬のは赤でなく紅富士という
年末詣に総持寺と寒川神社を済ませた。元日は初日の出と初詣。引越して初めて新年を迎えるので、自宅から初日が昇る頃の都心を眺めることに。丸の内も汐留もビル郡がほぼ消灯されるのは大晦日から元旦にかけてしかないだろう。日の出前はいつになく真っ暗で、築地や道路の街灯だけが煌々としている。北西向きなので日の出そのものは見えない。ビル郡に反射する初日の出を拝む。初詣は地元の氏神住吉神社に。大阪の住吉大社から分祀されたらしい。朱印と御札をもらう。3種の札をそれぞれ額縁に入れて北西面に。これで宝くじは間違いなかろう。雑煮や数の子で呑む。大晦日には年越しまでがんばろうとするが、元日の夜は酔ってたいてい早く寝てしまう。必然的に二日の朝早くに目覚める。

富士と芦ノ湖とAMG
富士と白糸の滝
月がでかくて明るい。そうだ初日ならぬ二日の出を見に行こう。初日の出はどこもかしこも大混雑するが、二日の出なら混むまい。この月なら快晴だ。箱根大観山。昨日は大混雑だったであろう駐車場もスカイラウンジも閑散。正解だ。房総半島、三浦半島、伊豆大島、初島、伊豆半島を眺めながらめでたく二日の出を拝む。その朝日に照らされた紅富士が良い。

虹で祝う白糸の滝
この透明度!
白糸の滝と音無しの滝を巡る。日差しに虹がでる。頼朝の時代から水量が変わらないのだろう。考えてみれば大したものだ。まだ昼前なのでついでに富士山本宮浅間大社に。立派な社にびっくり。今や都内で見るのも難しい餅つきにまたびっくり。さらに驚いたのは、地下に潜った富士の水が沸き水となって池と川を形成していることだ。自然の力、地球の力を感じた正月二日になった。フォトムービーで振り返る。もちろん富士山麓の県道や三島の国道1号を気持ちよーく走り抜けた。