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北浦に浮かぶ
一の鳥居 |
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日本三大楼門らしい |
東日本大震災で被災するまでは鹿島港にヒラメを釣りに時々行っていた。その度にいつか立ち寄ろうと思っていたのが、鹿島神宮だ。引越して近くなり1時間半ほどで行けるようになった。市は鹿嶋と書くが、神社やスタジアムは鹿島なのだから、日本語はややこしい。
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立派な本殿、奥に1400年の御神木 |
祭神は武みか槌大神(たけみかづちのおおかみ)。みかは変換しても漢字が出てこない。天照大御神の腹心の一人らしい。創建は神武天皇で紀元前660年頃というから古い。利根川を越えて霞ヶ浦とつながる北浦を渡ると一の鳥居が湖上に見える。神社周辺の渋滞を避けて早めに駐車、参道を歩く。
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奥宮の鳥居は珍しい屋根つき |
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菊紋は目立つ |
大鳥居から武士像が守る大きな楼門を潜る。徳川頼房つまり水戸黄門のお父さんが建てたらしい。常陸国一ノ宮の本殿。立派な建物は徳川秀忠の建立という。
神宮と称するだけあって広い。杉などの巨木が立ち並ぶ敷地内はうっそうとしていて日差しの差し込みもまばらだ。神々しさを感じる。霊気か、ただの寒気か、を感じながらさざれ岩や鹿やを眺めながら奥宮へ参拝。これは徳川家康が関が原戦勝の返礼に建立したらしい。
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鳥居背負って 交通安全 |
その奥には要石が祭ってあるが、どうみてもただの小さな石だ。徳川光圀つまり水戸黄門がどれほど埋まっているのか掘らせたが、掘りきれずけが人続出で止めたとか。徳川家にゆかりが深い割には、境内に葵の紋は見当たらない。菊の紋、天皇家への配慮なのだろう。
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寿司に喜ぶ孫娘たち |
朱印をもらうのに1時間ほど掛かるほどの混みようだったが、境内を散策して奥宮に参拝待ちしていればちょうど良い。湖上の鳥居は由緒やゆかりがないのか、案内すらされていないが車の背景に配置して撮影。
攻める山道もなく、東関東道もおとなしく巡航。まさしくのんびりしたドライブだが、これも悪くない。5回忌というのだろうか、満4年の命日墓参りも前倒しで済ませた。神妙に手を合わせた孫娘たちは久しぶりにありつく寿司に喜ぶ。お年玉に喜ぶのはその親たちだろう。菩提の仏や氏神に加えて、寒川や富士、鹿島に祭られる神々に見守られて、皆健やかに。