2011年12月31日土曜日

2011年は6魚種デビュー

年末恒例の振り返り。今年は自宅で年を越せない人も多かろう。穏やかに越せることに感謝だ。
  • 記事書込数=60 昨年の72から落ち着き、一昨年の60と同じに。時事が11、記事が2。震災あり、友人の急死あり、悲しい年だった。
  • 釣行回数=47。昨年55から減って月3回ペースに。ちょうどいい。
魚種別釣行数は表にして昨年と比べながら、印象を思い起こす。
釣り物
2011年
釣行数
2010年
釣行数
備考
アカムツ
今年デビュー。激旨で連釣。
アマダイ
2年ぶりに。大型ゲット。
イサキ
これも2年ぶり。湾内と違い南房の濃さを実感。
イシダイ
今年デビュー。奥深い。煮付け最高。
ウィリー
引き味から遠のいたときに。
カワハギ
今年デビュー。掛けるのが楽しい。
コマセマダイ
11
昨年より減ったが、それでも一番多い。
シロギス
ついつい小物釣りから足が遠ざかり。
スルメイカ
ドスドス感が止められず。
テンヤマダイ
段々楽しみがわかってきて。
ヒラメ
年末に型が出て。
フグ
今年デビュー。楽しい。
マアジ
10
ビシアジ3、LTアジ3。
マダコ
今年デビュー。むにゅっと感が楽しい。
マルイカ
今年は反応薄く、行く気になれず。
ヤリイカ
繊細なアタリを取るのが楽しくなってきて。
ワカサギ
今年デビュー。初釣行でボウズ。
ワラサ
今年はブリ属の回遊多く。
合計が53になるが、リレー釣りがあるため。今年は6魚種に新たにデビューした。それぞれ楽しく、美味い。釣りの幅が広がってよい。

今年のベスト・ワースト釣行は、
で決まりだろう。初釣りこそボウズだったが、その後は釣果も内容も今年は良好だった。来年は西に足を延ばしてみたい。

2011年12月29日木曜日

2011年有終の一尾

64cm・2.6kgのヒラメ。分厚い。
2011年12月28日(水、休暇)釣行 中潮
よしえ丸 左舷ミヨシ
大原沖 水深20-40m 波1.5m
曇り時々晴れ 北北西の風5-2m

ヒラメ 4匹 48-64cm(2.6kg)
ショウサイフグ 7匹 20-25cm
マダイ 1匹 23cm リリース
マトウダイ 1匹 30cm 贈呈
ウマヅラ 1匹 28cm リリース

「タイとヒラメにフグがつく」釣りをどうしてもやりたい、と月例仕立て先輩のMさん。仲間を募り、よしえ丸に無理を頼んで5時―14時で仕立ててしまった。三目はタックルも仕掛けも餌も違うので重装備になるなと思っていたが、ライトタックルでビシも天秤も使わないから、意外とお手軽だった。

朝一はフグから。晴れて凪ぎる予報だったが、曇りで風があり寒い。手が悴んでフグ餌のアオヤギをつけずらい。軍手で温めながらアタリをとる。このところ喰いが悪い上に、波も高く、アタリが取りづらい。ミヨシ一番は前後左右上下に激しくゆられて、酔う。胃に何も入れていないので空げっぷを繰り返しながらも集中力を切らさず、なんとか良型7匹を釣り上げる。船中1-7。

よしえ丸Webから。
船長が検量してくれた。
次いでヒラメ。一投目から背後右舷ミヨシで1kg級。80号使用の横流しなので堅めの竿を準備したが、大きな波を吸収できない。潮上になる二流し目、底をトレースするがなかなかアタリがでない。エサをチェックしようと巻き上げたところ、4-5mも上でいきなり何やらヒット。タモを手に横にスタンバイする船長に「青物でしょう」と言ったそばからユラリと姿をみせたのは、後検量2.67kgの自己記録更新ヒラメ。潮が澄んでいて、イワシの群れを追っているのか、ヒラメは浮いているらしい。捨て糸40cmの錘を底から1m今日上げて置き竿にし、はりす1mの餌が底から1.5mを中心に±1mを波の上下動で勝手に探る作戦に。奏功したのか、1.5kg含む3匹追釣で計4枚。船中0-4。

ラストはひとつてんや。1投目着底と同時にそれらしきアタリ。すかさずアワセるが針掛りせず。以降はウマズラやベラ等外道との戦い。これも澄み潮の影響だろう。23cmの小型マダイを1匹だけ掛けたが、リリース。落とし込みだけでなく、回収時にタイラバ風のゆっくり巻き上げも試してみたが、奏功せず。ネクタイも試してみるとアタリが多くなったが、一投で時間切れ沖上り。効果のほどは次回に持ち越し。船中0-1。

やはり三目リレーは、少々延長したところで、せわしない。各種目短時間の勝負になるが、その日の状況が掴めてきた頃に次の釣りに替わるので、物足りなさが残る。とはいえ、船中釣果が芳しくない中、各魚種とも竿頭、特にヒラメは型・数ともに抜き出たので、大満足。仲間に悪い気がした一日だったが、ヒラメは引き取り手が多いため贈呈できず、マトウダイだけ差し上げた。

フグ: マイロッド7 マイリール7 PE1.5号、カットウ25号
ヒラメ: マイロッド10 マイリール1 PE3号、ハリス6号100cm、捨て糸40cm4号、球状夜光錘80号
タイ: マイロッド8 マイリール5 PE0.8号、先糸2.5号3m、テンヤ5-6号

2011年12月25日日曜日

正月用追加食材

苦労したが、納得のアカムツ5尾
2011年12月24日(土)釣行 大潮
正一丸 1号船 右舷トモ1番
片貝沖 水深220-270m
曇りのち晴れ 北の風1-2m 波1m

アカムツ 5匹 25-35cm
サバ 数匹 エサ用の他はリリース

正月の雑煮用のイクラが届いた。我が家の雑煮は釜石流で、すましに焼き餅、蒲鉾と人参と大根の千切りを入れ、イクラをまぶしたものだ。イクラは遡上するサケを河口でとらえたもので粒が大きく張りがある。すし屋等で毎回イクラを食すが、勝るものに今だお目にかかったことがない。毎年取り寄せていた釜石の商店は震災で流されてしまった。店や工場の再建に懸命だが、サケが例年通り戻ってくるかどうかが心配とのことだった。地形が変わってもサケは出身地を覚えていて戻ってきた。復興を祈る。

「これで正月食材は揃ったな」と、プリプリのイクラ丼に舌鼓を打つ。「…焼き魚をアカムツにしたい」と、困ったことを言い出した上さん。波崎は12月に入って一斉にヒラメに切り替えており、唯一アカムツでも出船していた信栄丸も23日で終了だと言う。本場の富山まで行けば釣れるだろうがその気力がない。調べると片貝の正一丸がアカムツで出船している。例年この時期はキンメなのだが不調なので替わりに狙っている様子。波崎よりも水深があり、タックルもヘビーだが、保有のものでなんとかなるだろうと初釣行。釣り人7名で船長も竿を出す。沖へ1時間ほど。前日に続いての釣行と言う人が300m巻で届かなかったと聞き、もしやと持ち込んだ道糸100mを追加で巻き込む。

初めての錘250号に手を焼く。錘負けする竿(負荷表示最大180号)が、曲がりきっている。置き竿でアタリは出るが、喰い込んだのか離れたのかが、重みでわかりにくい。乗せたつもりの空揚げが数度あり出遅れた。中盤、空揚げのつもりが乗っていた一尾に苦笑いしつつホッとする。釣り方にも迷う。連日釣行氏から「一度掛けたら仕掛け分送り出して追い食いを待つ」と聞いたが、隣で竿を出す船長がそうした釣り方でアカムツやクロムツを2点掛けする。ライトな波崎と異なり、中深場の釣り方に近いらしい。真似てみるが、追い食いを待っているうちに掛けたはずの一匹目が外れて空揚げになったり、オマツリが増えてバラシている気がする。終盤、アタリを手持ちで掛けて、乗ればすぐ巻き上げる自分流で挽回。ラストの一投でも30cmクラスを混じえて都合5匹に納得の納竿。「潮が効かず大型が喰ってこない」と船長は不満顔。船中1-7か。トップは連日釣行氏で、糸が払い出す左舷のほうが良かったようだ。

「今日は苦労したけど、これでなんとかなるやろ」とご要望のアカムツ確保にどや顔。「ボウズやろと思ってたのによう釣れたな」と上さん。「でも、小さいのもいるな」と余計なことを言う。「お隣かばあばにあげれば」と切り返すと「あかんに決まってるやん!」…ほらみろ、やっぱり全部ガメる気だ。

マイロッド14 マイリール2 PE6号
錘250号
幹糸8号、枝ス4-6号、2-3本針

2011年12月19日月曜日

イシダイ リベンジ

大小のイシダイ7尾
2011年12月17日(土)釣行 小潮
育丸 5号船 右舷トモ1番
剱埼沖 水深35-45m
北の風2-6m 波0.5m

イシダイ 7匹 28-35cm
イナダ 5匹 40-45cm
マアジ 2匹 38cm

釣行後の深夜、38.8度の高熱で目覚めた。腰や関節のいたるところが痛む。日曜なので医者は休み。市販解熱剤で抑えて安静。一夜明けた月曜も38度を下回らず、上さんはインフルエンザだと言う。念のため、休んで検査してもらうとシロ。結果になぜかがっかりする上さん。滅多に病むことがないので、3-4日寝込むことを期していたらしい。処方された抗生剤と解熱剤でようやく楽になってきた。

そんなわけで記憶があやしくなりつつある釣行記。9人参加の月例仕立て。今回は前回惨敗のイシダイ。船宿間のポイント争奪戦が激しいらしく、6時過ぎには港前に出て7時ちょうどに猛ダッシュ。10分ほどで実釣開始。隣のTさん一投目からイシダイを連発。俺にはイナダとアジ、たまーにイシダイ、な展開。なにが違うのかとあれこれ聞いてみると、標準4号ハリスに対して3号を使っているという。アマダイ用だが3号仕掛けを取りだし、短さを長いクッションでカバーしてみる。なるほどイシダイが喰ってくる。が仕掛けが重いので底の外道が多く喰ってくる。ならばと3号で2本針仕掛けを船上作成。簡易な枝スを切られることが多かったが、なんとか7匹釣り上げることができた。

船中4-15匹、船中86匹でリベンジ成功。俺も型・数ともに記録更新。アタリが多くて楽しめた。アオリも準備していたが、模様が芳しくないらしく、狙わなかったのが残念。イナダもアジもストックがあるので、全て釣友に引き取ってもらった。刺身にしたイシダイは、マダイよりも甘く歯応えがあった。良い気分で早めに床に就いたのだが、冒頭の通り。先週のうちにもらって潜伏していた風邪が発症したらしい。

マイロッド1 マイリール1 PE3号
天秤70cm プラビシ80号+25号増し錘 クッション50cm→途中1m
4号3.5m2本針 3号2.2m2本針 3号3.5m2本針

2011年12月11日日曜日

ソゲ4枚

綺麗な満月なのだが、写真が下手
2011年12月10日(土)釣行 大潮
力漁丸 3号船 左舷トモ3番
太東沖 水深20m前後 波1m
晴れ 北北西の風5-2m

ヒラメ 4匹 28-35cm
イナダ 1匹 45cm

月例仕立てメンバーから誘われ5人で大原にヒラメ狙い。初めての力漁丸。2艘保有で、ヒラメには総勢13人。もう1艘はオニカサゴ。冷え込む夜明け前に満月を眺めながら太東岬の沖合へ。凪に大型を期す。

ソゲばかり…
開始早々に前あたり。かじっているのだが待てど暮らせど引き込まず。埒が明かぬと聞きあげると30cmなさげなソゲ。「大きいの取れたら放流してやって」とタモ入れした船長。続いていきなりの引き込み。「よしよし、さっきのは逃がしてやろう」と巻き上げるが、イナダ。次のアタリも待ちくたびれた挙句ソゲ…。日が昇ったが、北風の横流しのため、流し変えごとに日向と日影が入れ替わる。日影だと寒い。釣座すぐ後ろのデッキで陽を受けながら、反対弦のお仲間の様子を眺めたり、置き竿を睨んだり。

船中ポツポツと釣れているが、バタバタと忙しくなるほどではない。1-2kgの型も時折顔を見せるのだが、俺の竿にはいかにも小型ですと言わんばかりのアタリしか来ず。タナを上げてみてもソゲ。結局4枚釣り上げるも小型ばかりに苦笑い連発。お仲間内では数はトップで型はビリ。船中1-7枚。

「ソゲ4枚」の釣果メールに、「なにそれ。いらん」と上さん。別の魚と思っているらしい。帰って見せると「ヒラメやん。わけわからん魚かと思た」と案の定。「ちょうどええやん、焼くにも揚げるにも」と悪気ない言葉が、胸をグサリと突く。今期のヒラメは盛況なのだが、俺の釣果は昨年・一昨年よりも見劣りする。年内にもう一度行けるかどうか…。

マイロッド4 潮流早くて曲がりすぎ マイロッド10に変更
マイリール1 PE3号 同じく途中で マイリール5に変更 PE2.5号
ハリス6号100cm 捨て糸4号50-40cm 水中ランプ
錘80-100号

2011年12月4日日曜日

グジ 40cm

朝焼けの富士
2011年12月4日(日)釣行 長潮
つね丸 7号船 左舷ミヨシ2番
城ケ島西沖 水深80-100m 波1m
北北西のち北北東の風 3-8m

アマダイ 5匹 28-40cm
ヒメコダイ、ガンゾウ、キダイ、トラギス等リリース多数


つね丸Webから。眠ってしまった
 誕生日前後の1週間を半額にするサービスが嬉しいつね丸。今の釣り物はマダイ、アマダイ、カワハギ。つり丸の特集をみて、3年振り2回目のアマダイ釣行に。京都ではグジと呼ばれ、今回は干物にしてみようと目論む。

昨日の雨から一転、快晴で視界が良い。13人の釣り人を乗せ、右舷に富士を見ながら城ケ島へ向かう。伊豆大島の近くで竜巻が見えるが、こちらには全く影響なし。
型・数ともに満足
開始早々、お隣左舷ミヨシ氏に続いて、アマダイを釣り上げる。小型ながら前半に3匹釣れてまずまず。ゲストも多くて飽きないが、持ち帰っても処理に手間かかるし、文句言われるし、なので皆リリース。後半、二枚潮になり苦戦。錘を80号から100号に代えて対処。喰いが渋いのでナイロンの仕掛けを試してみる。これらが奏功したのか40cmを連釣。船中0-5で、前回に続き竿頭。前回、今回と運がいい。型も数も自己記録更新。最高のバースディ釣行になった。

マイロッド1、バラスことはなかったが胴に乗るマイロッド10のほうが良さそう
マイリール1 PE3号
天秤70cm、錘80-100号
2-2.2m 2-3本針

2011年11月27日日曜日

ヒラでもマルでもなくてスマ

出船準備の庄幸丸二隻
2011年11月27日(日)釣行 中潮
庄幸丸 1号船 右舷ミヨシ1番
富浦-勝山沖 水深25-75m 波0.5m
晴れ 北のち南南西の風 5-1m 

マダイ 6匹 300-700g
イナダ 4匹 45cm
カンパチ 1匹 45cm
スマ 1匹 45cm

先週末は大荒れで、エントリーしていた上州屋・東レのひとつてんやマダイ大会が中止に。今週末は暖かく凪で上々のコンディション。「フグか、ヤリイカか、ヒラメか?」と聞いたのに、上さんは選択肢にないマダイを御所望。久里浜が渋く、剱崎は竜宮様とかで休み。ポツポツ釣れている勝山へ。13名が乗り込む。

マダイにカンパチ、イナダ。
中央の腹に斑点模様がスマ。
 富浦沖50mで一投目。コマセを撒いてタナを取り終わる直前にヒット。幸先良く700g。その後も塩焼きサイズながら連釣して序盤に3尾。中盤は勝浦沖25mに回遊するイナダをポツポツ。協定の9時には富浦沖75mを狙うが、マダイは釣れず。巻上げ中にショゴが喰ってきていい土産に。直後に竿が突っ込みドラグが引き出されるヒット。が、聞きあげるとすっぽ抜け。テーパーのサルカン部でハリス切れ。うーん、悔しい。結びを変えにゃあダメか、大型は…。終盤は勝浦沖の45mと25mでマダイとイナダを追加。ラストの流しで強い引きを見せたのはヒラソウダかと思いきや、「腹に星があるか?スマだ。良い物釣ったな、刺身がうめーよ」と船長。

終始アタリがあり楽しい一日に。リリースしたサバも加えれば五目達成。型が小さかったがマダイは船中0-6で久しぶりの竿頭。仕掛けの選択とコマセワークが奏功したようで納得の釣行。スマは初めて喰ったが、確かに美味い。ソウダのように身割れせず、カツオ臭さもない。ビンチョウマグロのようだ。

マイロッド4マイリール1 PE3号
天秤70cm、プラビシ80号、クッション1m
5-3号二段テーパ9m2本針、6-4号2段テーパ10m2本針
4号ストレート10m2本針、5号6m1本針

2011年11月13日日曜日

コマセワーク色々

30cm前後の
アジは嬉しい
2011年11月12日(土)釣行 大潮
育丸 大船長
剱埼沖 水深25-50m 波1-0.5m
曇り時々晴れ 北北東の風8-2m

イシダイ 0
マアジ 15匹 28-35cm
ゴマサバ 1匹 40cm
ウマヅラ 2匹 30cm
カワハギ 3匹 20-25cm

月例仕立て。今回は8人でイシダイ五目とカワハギのリレー。イシダイは船中不発。週末は狙う船が多くてタイが警戒、共倒れ模様。警戒しないアジは、良型が後半入れ食い。

オキアミを使う五目釣りは、コマセマダイともイワシミンチのビシアジともコマセワークが異なる。5mのタナ幅に1mずつゆっくり静かに撒く。シャクリというより聞き上げの感覚。このためビシはかなり開き気味。潮が速いので、タナ上限までにコマセがすべて撒かれる。船宿のビシが金網で100号なのは、この潮とコマセワークのためと納得だ。アタリの多くは3シャクリまでに出る。タナ上限まで巻いてもアタリがない時は、下ろし直さず巻き上げてしまう。大抵エサ取りにやられているからだ。コマセマダイよりも手返しが早く、多くて忙しい。マダイ用の竿では長過ぎて取り回しが悪い。前回はヤリイカ用を、今回は青物用を使ってみたが、前者ははじいて喰い込みが悪く、後者は竿先の感度が鈍い。柔らかい竿先と掛けたときには胴に乗る2m前後のワンピースロッドが最適というのも納得。うーん、欲しいが、高くて…。

カワハギは初挑戦。意識がイシダイにあったので、予習もしなかった。仕掛けも準備せず、当日朝江奈港まで行って購入する始末。竿はマルイカ用を流用。餌のつけ方も釣り方もよくわからないが、とりあえずアサリを丸くなるようにつけて、底を小突く。モゾっとしたアタリにあわせて、初カワハギをゲット。ウマヅラも。竿先に集中していても、わからぬうちに針がツンツルテン。叩いたりたるませたりでアタリを出す感じが楽しい。掛けた魚をバラス。3連続でバラシて針が開いていることに気づく。カンカンとした引き味もいい。正味1時間半ほどで3枚しか取り込めなかったが、なるほど飽きることのない面白い釣りだ。はまらないように要注意。ハギ類は持ち帰ると文句を言われるので仕立て仲間に全て引き取ってもらった。

イシダイ五目
マイロッド14マイリール1 PE3号、プラビシ80号+30号増し錘
天秤70cm、クッション50cm、4号3.5m2本針
カワハギ
マイロッド7マイリール4 PE1号、中錘・集魚板等なし、錘30号

2011年11月6日日曜日

お気に入りのクローゼット

今週末は釣行できず…。時期も天候も良いのだが…。各魚種釣果も良好なのだが…。金欠で先立つものがなければいかんともしがたい。来週末釣行に向けた準備で過ごす。ひと月ほど前に作った釣具クローゼット、家中あちこちに分散していた釣具を一か所に集約した。使い心地がすこぶる良い。ここから溢れることはまずなかろう、…たぶん。

2011年10月30日日曜日

仕立ては楽し

ひとつテンヤでマダイ10枚他♫
2011年10月29日(土)釣行 中潮
よしえ丸 右舷ミヨシ2番
大原沖 水深15-30m
晴れ 北の風4m 波1.5m

マダイ 10匹 200g-1kg
ショウサイフグ 17匹 15cm-25cm
ヒラメ、ガンゾウビラメ、ワカシ2匹

中止になった剱崎月例仕立てのメンバーからひとつテンヤのお誘い。大原でフグとリレーで楽しむ。7人で仕立てた「よしえ丸」には初めて。宿も持たずに小さな古い船を出す夫婦の愛想とサービスが良い。


水にさらして
鍋に投入前のフグ
ショウサイフグも初めて。タックルはマルイカ用を流用してみた。イカ同様、敏感な竿先が小さなついばみを捉えて良い感じだ。ポツンポツンと釣れる。アタリが少ないが、こんなものかと思っていると、船中苦戦をみた船長が小型ながら群れの濃いポイントに移動。同じ釣りとは思えないほどアタリが頻繁に出る。シャクってもかする感触があるが掛け損じが増える。ミニサイズがごっちゃり群れているようで、15cmに満たないのも揚がってくる。なるほど掛け損じるわけだ。時折強い引きを見せて良型が揚がる。これは楽しい、夢中になる。アタリが小さいのも、「掛けた」感が味わえるのも、マルイカ釣りと似ていて、熱くさせるわけだ。生命感のない重みに「誰かオマツリしてる?」と聞くが、誰もいない。釣り上げたのはタックル。うねりと波で船酔いのSさんが落としたものだ。ミニフグ連発中だったので、隣Mさんの「今日一番の大物だ~」に船中爆笑。船中9-20。

小型マダイが多いものの、ひとつテンヤもアタリが多い。浅いので3、4号を使い、底から1m以内をイメージして落とし込んで誘う。根掛り(で3個テンヤロスト)も掛け損じも多いがポツポツ拾ってマダイ都合10枚は自己記録に。ソゲながらヒラメが混じる。時折強い引きでワカシも混じる。イナダと呼ぶにはやや小さく、コマセマダイならつまらない引きだろうが、テンヤタックルだとやり取りが楽しい。サイズアップを狙って底から3mぐらいまでタナを上げてみるが、そうするとアタリが出ない。やや深めの沖合へ移動して流すが、アタリがでない。「型を狙ってみたんでしょう?」と船長に聞いてみると、「そうなんだが、水色悪くて」。数も型もというはなかなか難しい。それでもポイントを戻したラストの流しで1kgを釣り上げて、納得の納竿。船中6-13。苦戦していた隣のMさんだが、小さなテンヤを勧めると、「幼児虐待だけど、ありがとう」と終盤小型ラッシュでトップに。

フグもタイも共に型が小さかったが、アタリも魚種も豊富で、和気あいあいとした楽しい釣行になった。大満足。フグの型の良い物を選んで持ち帰り、テッサとテッチリにして食べた。美味。

フグ
マイロッド7マイリール4 PE1号
25号カットウ2本掛け針

タイ マイロッド8マイロッド9マイリール5 PE0.8号、マイリール6 PE0.8号
テンヤ3-5号

2011年10月24日月曜日

やさしくないと難しい

赤黒くデカいスルメ。
小さく赤いヤリイカ。
2011年10月24日(月、休暇)釣行 中潮
はら丸 6時船 右舷ミヨシ1番
城ケ島西沖-城ケ島南沖 水深100-150m
晴れ 北北東の風2-5m 波0.5m

ヤリイカ 7杯
スルメイカ 13杯

2週続けて風雨の週末だった。そんなこともあろうと月曜休暇を取得していて正解。相模湾のヤリイカが始まった。トップでも1ケタが続く乏しい釣果だが、天候のせいもあろう。今日は凪予報なので様子を見に行くことに。久しぶりのはら丸。着くと、女将さんが断った常連さんを呼び戻して、釣り人二人。船長も含めて仲良く3人右舷に竿を出す。

西沖。サワリはあるが掛けられない。掛けてもバレる。浅場でまだイカが小さいらしい。船中顔見ず、1時間ほどで見切って南沖に移動。やや深くなりポツポツ釣れる。スルメが優勢、ドスッと乗るので釣りやすい。ヤリイカはそうはいかない。サワリを掛けようとシャクルが空振る。熱くなってきてシャクリが強くなる。足だけが揚がってくる。「ヤリは聞き上げるように掛けねーと」と船長のアドバイス。なるほど。ようやく取り込みニンマリ。船中で皆単発。反応が薄いと船長もぼやく。それでもポツポツ飽きない程度にサワリが続く。「糸巻きは入れといたほうがいいぞ、特に初期は」と船長。なるほど今日のアタリヅノなのか、船長には黄緑色の糸巻きスッテにばかり乗る。仕掛けを代えるが俺の赤白糸巻きには1回だけ。不思議なものだ。

船長は直結でヤリも半数ぐらい取り込む。俺はブランコでも、ヤリはカスる、ちぎれる、バラすのオンパレード(スルメは問題ないのだが)。二点掛けが一回あったが、7杯と同数以上掛け損じたりバラしたりしたろう。反省。それでもスルメ含めて20杯釣って満足。良い日を選んだ。

マイロッド1マイリール1 PE3号
11-14cmブランコ6-8本針 錘120号

2011年10月11日火曜日

釣り三昧DAY2

ヒラメにカンパチ等
2011年10月10日(月、休)釣行 大潮
三浦丸 右舷胴の間
利根川河口沖 水深35-40m
大雨後晴れ 南の風10-2m 波2m

ヒラメ 4匹 0.5-1.5kg
カンパチ 3匹 0.4-1.2kg
イナダ 1匹 45cm
マトウダイ 1匹 30cm

「乗った。…けど、ヒラメじゃなさそう。青物かな」と船長に言う。6人乗船の右舷胴間は操舵室のすぐ横だ。窓越しの船長アドバイスに、すでにヒラメは3匹釣れた中盤。断続的にみせる強い引きにドラグが滑る。イナダの引きとも違い、瞬発力が強い。タモ入れした船長「カンパチだ」。うれしい人生初カンパチ。後検量1.2kgの小型でも、なるほどその引きは強い。10kgに迫るようなものだと凄まじいに違いない。

和歌山の猟師が移り住み
港町を造成した外川。
古い駅はずっと新しい
外川から犬坊崎を廻って北上、風強く波高い海をゆっくり1時間弱沖合へ。出船後すぐに大雨にも見舞われたが、実釣開始後まもなく止んだ。1時間ほど船中で魚信なくヤキモキしたが、数回の流し替え後アタリ出す。今日のヒラメはソゲが多いが、1匹は着底直後に引き込まれたキロオーバーの良型。4匹釣れたが、バラシも同数以上あった。喰いが浅く、前あたり後喰いこまずに逃げるケースが多い。巻上げ中のバラシも。トレブルが開いたバラシもあり、ハーブレスは避けたほうが良さそう。大型らしきは孫針外れ。トレブルフックへの結びに、牙が当たったか、すっぽ抜けか、微妙。深海結びではダメなのか、結びが甘かったのか。親針のズレ防止ビーズは、ヒラメへの針掛かりが浅くなるので外したほうがよいと船長。

反省も多かったが、アタリが多く、外道も多彩で楽しめ、大満足な釣り三昧の閉めになった。

マイロッド4マイリール1 PE3号
ハリス5号60cm捨糸3号50cm、ハリス6号1m捨糸4号50cm
錘60号発光球形、水中ランプ青

2011年10月9日日曜日

釣り三昧DAY1

前回よりも型、数とも物足りないが
渋くてオデコもでる中、価値ある3匹
2011年10月9日(日)釣行 中潮
浜茄子丸 左舷トモ3番
波崎沖 水深120ー140m
曇り後晴れ 東の風 波1m

アカムツ 3匹 30cm
マサバ 2匹 40cm

遅い夏休み。初めての一泊釣り三昧。ご要望がアカムツとヒラメ。初日は波崎でアカムツ、外川に宿泊して、二日目ヒラメの計画。
三連休の中日、アカムツは18名乗り込む盛況。晴れて風なく波なく好コンディション。だが船中アタリは遠い。上潮が速くオマツリも頻発。右舷側から引っ張られ、船底にこすって100m以上の高切れ、とほほ…。前回よりも喰い渋いが、巻き落としを増やし、タナを探る。何とか3匹確保。船中0-4。
宿から犬坊崎灯台を望む

いつもは帰宅して釣具一式を風呂で洗う。船宿に洗い場がないし、旅館ではやりにくいので、波崎の公園でさっと水洗い。釣果は保冷力の高い大型クーラーに移して氷漬け。波崎と外川は近くて便利だ。午後3時にチェックイン。翌朝早いので前払い。のんびり風呂につかる。近くの回転すしで晩飯。釣れないマグロやウニ、カニを楽しむ。明日はヒラメがんばるぞ。

マイロッド14マイリール1 PE3号
幹糸8号枝ス6号ムツ18号2本針 錘150号スカリー


2011年10月2日日曜日

朝一を逃さない

一枚隠れているが、好調3枚。
棒面丸WEBから。
2011年10月1日(土)釣行 中潮
棒面丸 LTマダイ28号船 右舷ミヨシ1番
下浦沖 水深35-45m 波1m
曇り時々晴れ 北北東の風3-11m

マダイ 3匹 300g、500g、1.2kg
イナダ 1匹 45cm

剱埼も久里浜もまだワラサ熱が冷めないが、その陰でマダイが上向き模様。まだ出船が少ない中、通年ライトタックルで狙う棒面丸で秋シーズンを占う。ワラサ客でごった返す剱埼江奈港では、4時45分では駐車できないかと危惧したが、意外とすんなりスペース確保。6時に出るはずの船が船着場にまだない。氷とオキアミにつけ餌を漁協で買いながらはてなと聞くと、当日から6時30分出船だという。そうか、月が替わってもう10月だ。風が強いが北風なので大丈夫と船長。

1投目から型は小さいが左舷ミヨシ2番、3番でダブルヒット。こちらにも来るはずと誘った2投目、俺にもヒット。抜き揚げたのは300gの小型だが、久しぶりのLT、引きが楽しい。続く3投目に500g。流し変えた後落とし込むと、緩めのドラグを引き出す良い手応え。仲乗りさんが近寄り「タモいるかい?」と聞く、やり取りを見ていたのだろう。「いや、それほどでもない」と答えながらハリスをたぐり海面に浮いたマダイ。これまでのより二周りほど大きいなのであわてて「やっぱりお願い」。納得の1.24kgが無事タモに収まったのが7時30分。朝まずめを外さずホッとする。推奨6-8mに対して重くて長い仕掛けで底を狙ったのが奏功したようだ。

マダイ3姉妹(?)に
お騒がせイナダ。
その後は、久里浜寄りに移動したり戻ったりしたが、アタリはばったり。仕掛けや誘いを変えてもダメ。船中で忘れたころにアタる程度。それでも大型が突然喰うかもしれない、と気を抜けない。終盤、30mのタナを「25mに上げて」の船長アナウンスに、誘いあげるイメージで置き竿のままゆっくり巻き上げる。途中でいきなり竿が突っ込みドラグが滑る。「来たか、大型」と竿を手にやり取り開始。見ていたのだろう、船長も「前の人、無理せず糸出して」。激しいファイトの期待に反して、素直に巻かれ、時折見せる抵抗も小さい。振りかえって首を振り「青物です」と船長に合図。船下で旋回した小さなイナダ。紛らわしい奴め、とすぐに絞めて血抜き。船中0-4。

久しぶりの棒面丸。以前のサービス券がスタンプカードに替わっていた。一年以上ご無沙汰して無効にされるかと思ったが、女将は無料乗船までの回数が以前と変わらない勘定になるスタンプ数にし、Tシャツ2枚をおまけ。LTマダイは釣果情報で船長が「最近では元気がない感じです」と評した一日だったが、朝一の時合いを逃さず満足な釣行に。

マイロッド5マイリール1 PE3号
天秤70cm、プラビシL40号、クッション1m
2段テーパ 5号5m3号4m2本針
ストレート 4号8m2本針、2.5号5ヒロ(9m)1本針

2011年9月25日日曜日

激美味デビュー

人生初アカムツ5匹に多彩な外道♪
2011年9月24日(土)釣行 中潮
浜茄子丸 右舷トモ2番
波崎沖 水深120-140m
晴れ 東北東の風6-3m 波1m

アカムツ 5匹 30-32cm
メバル 2匹 25cm
ユメカサゴ 1匹 25cm
マアジ 1匹 30cm
マサバ・ゴマサバ 6匹 35-40cm

「こないだスーパーで1匹3800円で売ってたんやて」と、興奮気味の上さん。裾分けしたお隣さんに聞いたらしい。赤い魚体を一瞥して「気味悪い魚は要らんと言うてるのに」と、ついさっきの文句は忘れた様子。塩焼きを頬張り「しっとりー」、刺身を頬張り「とろけるー」とご満悦。「キンキと同じぐらい美味い」と本人にとって最上級の感想まで出た。

金沢出張で喰ったノドグロ。小さな切り身の塩焼きだが、これが美味い。なんとか釣れんものかと調べてみると、このアカムツ、通常は深場に生息して超とか幻がつく高級魚。だが、波崎では8~11月頃に産卵のため水深100-150mの浅場にくるのを釣れるらしい。タックルもビシアジ・イカ・ワラサ用が流用できて、小型電動リールで事足りるという。今シーズンは良い人で10匹前後と好調とか。これは狙わぬ手はない。初めての港・船宿で初めての釣り。プチ遠征は三連休の中日が好都合。前日、一軒目に電話すると予約で一杯という。ますます行きたくなる。すぐに二軒目に電話したら、ぜひどうぞと浜茄子丸。いつもの船着場は利根川河口だが、増水のため波崎新漁港に、と愛想良い説明が気に入った。

15人乗せた19トンの大型船。1時間ほどの沖合。胴突2本針に150号錘をつけただけのシンプルな仕掛け。つけ餌に配られるホタルイカ。胴の身を抜き外して、足と頭と内臓だけを使うのが興味深い。胴はタイノエみたいで嫌うのか?サバの切り身も有効とか。一投目から左右で釣れ上がり、船長がすっ飛んできてタモ入れ。口の皮が弱く、海面バラシも多いらしい。まもなく俺にもヒット。慎重に巻上げて人生初アカムツ。嬉しい。なるほど針穴は直径5mm以上空いていて、いつ針外れして不思議ではない。左氏は誘い、右氏は置き竿で、いずれも好調に釣り続けるので、参考になるが迷う。中盤着底直後のアタリで2匹追釣。サバかと思う引きが、元気なアカムツだったりするので、気を抜けない。誰かにアタリがあると、船中でパタパタと釣れる。小さな群れになっているようで、外れると、誰にも釣れず移動する。餌にボリュームを持たせ、べた底を維持して、時々誘うのが良さそうと気付いた終盤、2匹追釣。底をトレースする感じがヒラメに似ている。船中0-9。初挑戦で5匹は大満足。

ぜいたくにも二枚下ろしの一枚丸ごとの塩焼きを平らげて「あと何匹ある?」とご下問の上さん。「2匹」と答えると、「…」。無言だが表情がわかりやすい奴だ。「しもた。ばあばにもお隣さんにもやらんかったら良かった…」と顔に書いてある。

マイロッド14マイリール1 PE3号
幹糸8号枝ス6号ムツ18号2本針 錘150号スカリー

2011年9月19日月曜日

ハリス切れならまだしも

久里浜沖のワラサ船団横を
通り抜ける米軍空母
2011年9月19日(月、休)釣行 小潮
喜平治丸 3号船 右舷トモ1番
剱埼沖-久里浜沖 水深50-60m
晴れ 西後南南西の風 2-9m 波0.5m

ワラサ 0

今シーズンのワラサは型・数ともに好調なのだが、俺の釣りが冴えない。2回釣行していずれもアタリが1回のみ。ワンチャンスを逃しはしなかったものの、どうにもアタリが少ない、出せない。台風16号が近づく房総にいけないので、あれこれ試してみようと剱埼へ。

しばし呆然の針折れ、悔しくてパチリ

開始から2時間半。誘い、コマセワーク、つけ餌、ハリスの太さ、あれやこれやと試す。それでもアタリを出せない。船中も周囲の船もポツポツ釣れている。「あれこれ迷い過ぎか、だめだこりゃ」と半ばあきらめで置き竿。とたんにズドン。「わからんもんだなー」と、ニヤつきながらアワセをいれる、1度、2度…。瞬間バチッとテンションが消えた。本当に音が聞こえた気がしてがっくり。巻きあげてみると針折れ!ハリス切れならまだしも、ヒラマサ針12号が折れるとは…。錆が入っていたか、痛恨のバラシ。

下浦沖に停泊中の空母、デカイ
南西の強風が近づき11時半に早上がり。右舷5人のトモ寄り3人は釣れなかった。2番で好調に釣り上げた仲乗りさんがそれぞれに1本ずつくれた。結局、今日もアタリは1回だけ。しかもそれをものにできなかった…。トホホの今期ワラサ初坊主。

マイロッド14マイリール2 PE6号
天秤1m、プラビシ青物用L80号、クッション1m、8-6号6m1本針

2011年9月17日土曜日

そろそろつみれ鍋用に

良型金アジ20匹に
ホウボウのおみやげ
2011年9月17日(土)釣行 中潮
関義丸 5号船 午前アジ 左舷トモ2、3番
走水沖 水深50-60m
晴れ 南南西の風5-7m 波0.5m

マアジ 16匹 28-33cm
ホウボウ 1匹 30cm

上さん
マアジ 4匹 25-30cm

剱埼や久里浜のワラサは依然好調だがもう堪能した。絶好調な外川か片貝のヒラメにするか、南房でシマアジやカンパチ混じりのマダイにするか、それともスルメか、波崎のアカムツもやってみたいし、と思案の一週間。木曜になって「アジ釣りに行こう、3匹重量勝負で」と上さんが言いだした。雨降って寒くなりそうだからつみれ鍋用を確保したいと言うが、またバカをやらかし謹慎モードから気分転換したいが本音らしい。八景のLTアジの模様を見てみると澄み潮で苦戦、平塚は南風でうねりが出そうだ。風裏になる走水に久しぶり。相変らず人気の関義丸、8号船の札が離れて残り2枚。大船長に「2人なんだけど…」と聞くと、「じゃあちょうど2層目だすから…」とトモよりに滑り込む。5号船は12名。

内陸では昨夜から強い雨が降ったりやんだりしたが、海上は大丈夫だろうとの読みは当たった。一応備えてサロペット・長靴にしたが、…暑い。雨になると釣りをやめて船室に逃げ込むつもりの上さんは「海水パンツにサンダルやから涼し~」。などと話している間に、移動。一流し目は船中でアタリなし。二流し目以降、30cm前後がポツポツ釣れる。タナは底から2-3m。底潮が濁っているのかイソメに喰ってくる。毎度の投入前の手前マツリで出遅れた上さん。なんとか自力で解いたが、アタリがない。コマセワークを教えようと竿を取って底を取り直すと、6m以上も浮いている。「こりゃアタらんで、高すぎや。1mで振って、2mで振って、待つ」と実演する。「あぁ、そうか。勘違いしてた。50cmと思てた」。…1mのマーカを50cmと思っていたらしい。すぐにポツンポツンと釣れ出し一安心。今度は、俺のより小さいと文句を言うが、そこまで知るか。「あー、バレてもた、デカかったのにー」と賑やかになってきた。くっくっく、逃した魚はいつもデカいもんだ。

半日船は時間が短いが、それでも状況は刻々と変わる。中だるみ。反応はあるらしく若船長は移動しない。上さんが時間を聞く。「あと50分」と応じていると、久々のアタリ。細ハリスに代えたのが奏功したのか、沈黙の船中で俺にだけポツンポツン。「これに代えてみ」と細い仕掛けを渡すが、「眠たくなってきた」と言うや否や、とっとと撤収を始める。「釣れ出したぞ」にも、「ええねん、もう楽しんだ。ここで寝てるから」とデッキに上がる。片付けも手際良くなりきれいさっぱりに関心、あきらめの良さもさっぱりしたもんだ。ではっ、と気合を入れ直して集中。青物用の竿を試したがしなり具合がちょうど良い。10匹ほど追釣して沖上がり。半日二人で20匹は多くはないが、LTと違いビシアジは型良いので充分なボリューム。満足な釣行になった。

マイロッド14マイリール2 PE6号
天秤50cm、クッション30cm、プラビシ130号
2.5-2号2m2本針 1.5号2.5m2-3本針

上さん マイロッド2マイリール1 PE3号
天秤50cm、クッション30cm、サニービシ130号
2.5-2号2m2本針

2011年9月11日日曜日

絶好調でも人それぞれ

虎の子の一本。腹パンパン。
2011年9月10日(土)釣行 中潮
育丸 レンタル船 右舷トモ
剱埼沖-久里浜沖 水深35-45m
晴れ 南南西の風2-6m 波0.5m

ワラサ 1匹 70cm 3.7kg

月例仕立て、参加9名。台風一過後の平日に荒食いのワラサ。駐車場から車が溢れる大盛況。週末倒れにならなきゃいいがと心配しながら6時出船。やはり船と人が多すぎて群れが散ってしまうのか、朝の爆発的な喰いはない。それでもあちこちの船でやり取りがみられ、本船でもポツポツアタる。両舷ともなぜか胴の間にアタリが集中。8時を過ぎた頃、俺にもようやくヒット。強烈な引きを青物用の竿でいなしつつ、絞ったドラグを滑らせて楽しみながら取り込む。今年のワラサは丸々太い。

9時には喰わなくなり、アジ狙い。潮がかっ飛んで釣りにならず、久里浜でワラサ狙いに戻す。こちらも大船団だが、本船にはアタらず。左舷で1mほどのサワラが釣れた。船中0-6で、オデコ2人。トップは右舷胴間7アタリ、二番手左舷胴間で3匹だがバラシもそれ以上。4隅は仲良く1匹ずつで、オデコ二人はそれぞれトップと二番手の隣でアタリなし。何が違うのか興味深い結果だった。もう少しアタリが欲しかったが、1打数1安打で巡り合えたワラサは、帰宅後の検量で3.7kg。前回よりもさらに脂が乗っていた。

マイロッド14マイリール2 PE6号
天秤70cm、サニービシ青物用L80号、クッション1m、8号6m1本針ヒラマサ12号

2011年9月4日日曜日

鈍い台風12号

のろのろ台風12号にはまいった。とっくに日本海に抜けて週末には釣行できるはずだったのだが、結局四国に上陸して中国を抜けたのが土日になった。船宿も一週間つぶされて頭を抱えていよう。記録的雨量をもたらし、広範囲に死者・行方不明・床上床下浸水の被害が出たことを思えば、贅沢は言えない。
土曜の朝にはブレーカが落ちていた。分電盤を一つ一つ確認してIHクッキングヒータ用200Vがショートしているらしいことが判明。この数日魚グリル使用後電源を切るとブレーカが落ちる現象が続いていたので、ついに逝かれたか。住宅も10年経過するとあちこちガタがくる。テレビドアフォンもつい先日交換した。電気工事士の資格はないがこれぐらいなら自分でできる。200VのIHとなると、さすがにヤバい。パナソニックに電話すると夕刻には駆けつけ修理してくれた。対応も良く迅速で助かった。修理費2万円は痛いが、交換となると10倍はかかる。オイル交換、ワイパー交換、空気圧と車のメンテを済ませ、カゴ交換、LED電球への換装、空気圧と自転車のメンテも済まして過ごす。日曜、釣り具店を廻っていると、欲しかった竿が安売りしているのを発見。お買い時だとばかりに、買ってしまった。これで青物にも負けず、泳がせも安心、ライト深場にもチャレンジできるだろう。

2011年8月28日日曜日

テンヤもアタリ出せなきゃ苦行

2011年8月28日(日)釣行 大潮
新幸丸 左舷ミヨシ1、2番
大原沖15-20m 波1-2m
曇りのち晴れ 北のち北東の風6-3m

俺 マダイ0 ワカシ1 30cm
上さん マダイ1 フグ1

「ワラサもヒラメもよう釣れてんで」と念を押すが、「でもタイを釣りたい」と上さんのご希望。ひとつテンヤが好きらしい。残念ながら二人揃ってボウズ。水深は浅いのだが、潮が速くて、アタリを出しにくい。少ないアタリも掛けられない。イメージできていないと、やはり良いところがない。上さんも、底ダチを取るのに苦労し、根掛りも少なからず。出船前の準備中にリールにリーダーを喰い込ませる手前マツリも相変らず。釣れぬ上に、朝のうち以外に寒かったので、船室に避難。そのまま下船まで爆睡かと思いきや暑さで目覚めて2時間ほどで復帰。その間、船中ではマダイやヒラメがポツリポツリだったが、俺は相変らず掛けられず。その後も状況変わらず、トホホの沖上がり。丸坊主にむくれ気味の上さん、女将のアジとイカのおみあげやお茶の気遣いにもほどほどに、早々に運転席に乗り込み「早よ帰ろ」。熟睡で楽になったのか、初めて運転した。道案内のため眠るわけにはいかないが、助手席は楽だ。ついつい飲み過ぎ…。


マイロッド8マイリール5 PE0.8号
テンヤ5、4、3号

上さん
マイロッド9マイリール6 PE0.8号
テンヤ10、8、5、4、3号

2011年8月21日日曜日

くじ引きの法則

結構良型も揃えたが、
ジャンボというほどでもなく。
2011年8月21日(日)釣行 小潮
忠彦丸 第3忠彦丸 (大会8号船) 左舷ミヨシ3、4番
横須賀沖 水深15-20m 波1m
雨時々曇り 北の風7-9m

俺 シロギス 14匹 17cm-25cm
上さん 同 4匹 17cm-22cm

「あかん、暖まってくる…」顔面蒼白な上さん。真白になった両手を震わせながら船室に逃げ込む。8時の出船前から雨がしとしと降り始めていたが、風まで出てきたからたまらない。それでも、2時間ほどポツンポツンと4匹釣りあげていたのだが、芯まで冷えてしまった上に、赤ん坊カサゴに指をさされて、ついにギブアップ。今年の金沢漁港シロギス大会は、悪天候に祟られた。3匹の重量で順位を決め、優勝賞品海外ペア旅行、600人以上が参加するイベントだ。早々に22cmほどを釣り上げて、「今年は国内旅行いけるかも」と本人も楽しみにしていたのだが…。

風雨に俺もすでに集中力をなくしかけていたのだが、せめてツ抜けと最後まで踏ん張り14匹。始めおかめ天秤という慣れぬ誘導天秤を試してみた。どうもタナ取りがうまくできていないようで、ヒトデ、ベラ、貝殻、カサゴ、海藻、マダコ…。よくまぁ、これだけ連発できるなー、と笑いながらかなり出遅れた。さすがにマダコを見て、こりゃあダメだと、胴突にスイッチ。なんとか数をまとめた。13時ストップフィッシング。良型が多かったので3本選んだバケツを、仲乗りさんに渡す。“本選”と呼ばれる港での計量に進出する船での1、2位を決めるためだ。目分量で20名ほどのバケツを比較する仲乗りさん。小さいものから順番に釣り人に返し、最後の3バケツに残った。「難しいなー」と悩みながら、最後に返したのが俺のバケツ。船中3位か、と苦笑い。

高価なものではないが、
もらえると嬉しい。
お目当ては船宿の抽選会。去年は5000円の寿司食事券が当たり、おいしい思いをした。昨年は当たり番号を読み上げる方法だったが、今年は抽選箱からくじを引く方法に変わった。「去年は竿置きやったからなー。今年こそあんたより良い物が当たらへんかなー」と回復した上さん。引き当てたのはヤマシタのキャップ。続いて俺が引いたのは5000円相当のLT竿。「ピンク色だし、お前にやるよ。」と見やると、「なんで、いっつもあんたばっかし」とふくれっ面。くっくっく、そりゃー日頃の行いの違いだ。

マイロッド8マイリール5 PE0.8号
錘15号、0.8号天秤仕掛け2本針、0.8号胴突き仕掛け2本針 1本針
マイロッド9マイリール6 PE0.8号
錘15号、0.8号胴突き仕掛け1本針

2011年8月20日土曜日

やっと始まったよ、ワラサ

旨そうに超えたワラサににんまり。
育丸Webから。
2011年8月20日(土)釣行 中潮
育丸 1号船 左舷ミヨシ
剱崎沖 水深40-60m 波1m
曇り時々小雨 北北東の風2-5m

ワラサ 1匹 3.4kg
マアジ 19匹 23-30cm


ワラサ船団、今年は少なめ。
月例仕立て、ワラサ狙いでBackupにアジ。木金になって釣れ始めたが、今年は数が少ないが型が良い模様。朝一番が勝負どころと集中。開始から30分ほどで、強烈なヒット。堅めにセットしたドラグが時々引きだすメタボなワラサをゲットし、ホッとする。結局ヒットはこの1回だけだった。右舷3名にアタリが多く、左舷4名中、確保できたのは俺だけ。船中3、2、2、1の8本も、左舷3名が坊主に。10時半マアジに転戦。タックルをそのままにオキアミで。群れ濃くコンスタントに釣れたが、ツ抜けすると飽きてきた。模様が出てくればワラサに戻る予定だったが、船団は沈黙したままらしい。やや型が大きいが、アジを泳がしてみる。アタリなしで沖上がり。もう少しワラサのアタリが欲しかったが、顔を見れたし、型の記録更新したし、で満足。

一緒に泳いでるんだよなー、こいつら。

マイロッド10マイリール2 PE6号
天秤70cm、プラビシL80号バスター
ワラサ:クッション1m、8号6m1本ヒラマサ12号
マアジ:クッション30cm、1.5号2m2本針

2011年8月14日日曜日

たかが9杯されど9杯

2011年8月13日(土)釣行 大潮
早川丸 21号船 左舷ミヨシ
白浜沖 水深130-160m
晴れ 南の風1-4m 波0.5m

スルメイカ 9杯

「うっしゃー!」思わず声が出る。出船から5時間後、終盤10時だった。直前の巻上げが隣氏とオマツリ。さらに隣ともマツっているようなので、いち早く俺の仕掛けをぶった切る。「揚げた人も入れてみて」と今日初めて流し継続の船長アナウンス。群れが船下にいることを直感、急ぎ再投入。着底と同時にドスドスと乱暴なスルメイカ独特のアタリ。シャクリがガシッと止められた竿から多点掛けを確信、「うっしゃー!」と巻上げ開始。やっぱりスルメはこうでなきゃ。きしむ竿、悲鳴を上げるリール。ヤバい、非力なリールで160m巻き上げられるのか…。

3日前「こないだ送ったスルメ、ばあばは間違えてほとんど人に渡してしもたらしい、アホや」と上さん。「まかしとけ、また獲って来たる」と、つい応えてしまった。かなりイカおやじ化しているな、と我ながら思う。模様が良くない長井や剱埼を避けて、洲崎まで足を延ばした。だが、第二投で一杯釣り上げた後、全くアタりがない。釣り人13人の船中でもポッツンポッツン、一流し一投で探索の展開。水温が高すぎて乗りが悪い上に、上潮が速くてアタリを取りづらく、オマツリも頻発する。これじゃあ釣りにならぬ。まずリール交換。強力な3000BMに巻いたPE6号では潮に流されすぎる。PE3号の1000SPに代え、中錘も装着してオマツリは激減。次は仕掛け。乗りが悪いので直結からブランコに変更。さらにタマゴ針に乗っているのを見て、ピッカピカ針から変更。それでも乗ってこない。イカが食傷気味で18cmのデカイ魚には手(足?)を出さないのかもと、もはや意味不明な理屈ながら、だめなら交換すべく14cm直結8本針を空き筒に準備。18cmブランコのまま投入した流しで冒頭のオマツリ。すぐさま14cm直結に交換・再投入、着底一発に、してやったりの「うっしゃー!」が出てしまった。

リールがうなる。触ると熱い。巻上げ速度を若干落として、過電流を避ける。「頼む、もってくれ~」祈りつつ、イカの引きを竿でいなしてリールをアシストする。残り30m、…20m、もう少し。ロッドホルダーにタックルを掛けた直後だった。音もなくリールが停止。反射的に手で巻く。もう10mもないはずなのだが、重い、長い。竿を起して中錘を掴む。1杯、2杯、3杯、…と取り込む。…4杯か、いや一番下にもいる、5杯だ!樽にイカを放り込んでいると、隣氏が「一回でそんなに?すごいですねー」とまだオマツリをほどきながら語りかける。「やっと来ましたねー」と適当に応じるが、悠長に付き合っている場合ではない、群れに当てたらしい今しか釣れないかもしれないのだ。幸いリールには電源が戻っている。過熱か過電流かで飛んだ内部ブレーカーが戻ったのだろう。急ぎ再投入。底では乗ってこない。電動シャクリで10mほど探る。来た。電動で巻上げきれた今度は、三点掛けだった。

ようやく並んだ9枚の沖干し。
後ろは竿頭氏もお手上げの図。
結局この流しの二投が全てだった。このときにまごついていては、開始直後の一杯だけで終わっていただろう。船中1-12。スソは隣氏。開始直後の一投目に取り込んだだけで、お気の毒にも、この日唯一と言っていい、わずか五分ほどのチャンスタイムを、その隣のお仲間とのオマツリほどきで逃してしまった。激シブの中9杯の釣果は、2番手10杯に次ぐ3番手。俺にしては上出来だ。それにしても…、わずか3投で9杯を高効率と評価すべきか、数えきれない投入数でわずか3投のノリを低効率と評価すべきか。「どんだけ~?こんだけ~?」と上さんはモノマネ調で馬鹿にする。ふん、お前にはわかるまい、「たかが9杯されど9杯」に秘められた奮闘と価値を。

マイロッド2マイリール2 PE6号 ⇒ マイリール1 PE3号
ヨリトリリング、中錘10号
18cm直結9本針ピッカピカオーロラ、18cmブランコ7本針ピッカピカオーロラ、18cmブランコ5本針タマゴ、14cm直結8本針ピッカピカオーロラ

2011年8月7日日曜日

女将はお揃いでいいわねーと言うものの

外房の朝焼けはきれいだ。
軽く酔い気味で水平を取れず。
2011年8月6日(土)釣行 小潮
源七丸2号船 左舷ミヨシ、胴間、トモ
片貝沖 水深40-50m
晴れ 南西の風3-5m 波0.5-1m

釣人
魚種
ヒラメ
ホウボウ

42-45cm
40cm
上さん
ヒラメ
43cm
次男
ヒラメ
ソイ
シイラ



30cm
80cm

車中も釣行前後もこれなら寝不足知らず。
上に乗るのは、Kが連れてきた犬。
先週末犬当番に一時帰宅したまま夏休みの次男K。寿司は納豆巻、カッパ巻にマグロしか喰えない変わり者だった。「最近はエンガワが美味いと思うようになった」と言う。話し相手が増えて楽しげな上さん、すかさず「回転寿司のエンガワなんかで美味い言うとったらあかん」と応じる。いやーな予感がする。「そや、皆でヒラメ釣りに行こ。Kも自分で釣って喰てみ、全然違うから」と上さん。…やっぱり。ひとつテンヤは先送りすればよいとして、3人分の準備と費用それに捌くのがきつい。しかしまぁ、滅多にないことだから否はなかろうと、外川より近い片貝へ。今年は解禁が1カ月早くて助かった。

釣り人5名の左舷を貸切状態で、ミヨシからK、俺、上さんの順に並び、4時には出船。タックルと釣り座の準備に、Kにはフルサポート、上さんにもハーフサポートを要するので忙しい。睡眠不足もこたえて行程1時間ほどの沖合に着くまでに吐き気を感じ、酔い止めを飲む。一投目、Kにイワシ餌ののつけ方、投入、タナ取り、誘いを実演し、「コツコツとあたりがあっても、大きく引き込むまで待て」と竿を渡す。さて、自分の竿も出すべく胴間に戻ると、念願の大ドモに構えた上さんが必死の形相で巻き上げ中。竿先に引きがみられないので「海藻釣ってんのか?」と冷やかしつつ、念のためタモを手に寄り添う。浮いてきたのは小型ながらヒラメ。「やった!」と本人大喜び。「俺が投入する前に釣るとは幸先ええな、こりゃ5枚は堅いな」と持ち上げておく。すると今後はKが「なんか釣れた」と巻き上げている。タモ入れしたのはソイ。俺も釣ったことがない。右舷ミヨシの常連さんに「煮付けが美味い高級魚だよ」と言われ、本人もまんざらではなさそう。

シイラを手に感情表現の少ないK
以降、ぱたりとアタリがない。常連さんが3枚釣ったが、他はアタリが出せない。中盤、「ついに来たぞー」と巻き上げると、ホウボウでがっくり。上さんは笑わず「(エラを広げた様子が似てるらしい)ジュディオングは要らん。返し」とリリース要請。無視してミヨシに置いたクーラーボックスにキープ。直後にようやく小型のヒラメを釣り上げ、ホッとする。なんとかKにも本命を釣らせたいなと考えていると、「お父さん」と呼ぶ声。振り返ると、Kのラインが大きく振りだされている。青物とみて「巻け巻け!」と指示。近寄ってきた獲物は青・黄・緑色に輝いている。「シイラだ」。ハリスを手繰り、船長にタモ入れしてもらう。ヒラメは釣れぬかも、とシイラで記念撮影してリリース。ソイといい、シイラといい、珍しい魚を釣るやつだ。ヒラメらしきアタリを、二度ほどびっくりアワセで逃したらしい。終盤は潮が速くなりさらに苦戦。

去年は2人で6枚、今年は3人で3枚。
今年は型も小さく湧きも多くはない。
ホウボウの1本は常連さんがくれた。
「この流しで片付けましょう」のラスト。いきなり俺の竿が海面に入った!「わっはっはー。でかいぞー」と、上さんを見やると「いっつもこれや」とふくれっつら。今日は握りなしなのだが、それでも負けたくないらしい。巻上げ中も引きこみが強いので、大型を期待して慎重にやり取り。船長も「ゆっくりやんな」と同意見でタモをスタンバイ。海面に浮いたのは、…40cm強の小型。孫針がエラ後方にスレ掛りしたので、強く暴れていたらしい。がっくりで沖上がりだが、なんとかヒラメは確保できたし、Kもあれこれ釣れた。世話が忙しいが、ファミリーフィッシングも楽しい。

俺 マイロッド4+6ショート、マイリール3 PE2.5号
上さん マイロッド10マイリール1 PE3号
K マイロッド1マイリール2 PE6号
錘60号、ハリス6-8号60-130cm、捨て糸4-5号50-60cm

2011年8月2日火曜日

釣り抜き旅行

ライオンはいつも落ち着いたもの
2011年7月31日(日)-8月1日(月)旅行

節電対策として11月の休日を8月に前倒しで、土日含めた4連休になった。富士サファリパークのナイトサファリを見て温泉につかりたい」と上さん。では沼津か土肥で駿河湾デビューするかと考えていると、「釣りは無しで」とくぎを刺されてしまった。フェイシャルエステもあるからと、伊豆長岡温泉のえびすやに宿が決まり、伊豆の国パノラマパークと鳴沢氷穴・富岳風穴も廻ってきた。

アルパカ。近い。
誰が履くのか、この下駄。
なぜパノラマパークなのか、この下駄。
ナイトサファリと時間がダブりそうなのと、うな重を食べたいとのご要望で、宿は朝食のみとし、近くの姫紗羅という店で夕食。蒲焼が売りと言うだけに美味い。マグロやタイの刺身に加えて、ホウボウの姿造りが珍しい。俺には愛嬌ある風貌に見えるのだが、「そんなグロいもんつけたら食べられへんやん、ほらあそこの人も残している」と上さんは声がデカい。「せっかくやからこうしないと」とヒレを開くようにくしを刺し直してよりグロくし、上さんを黙らせる。

ぽっかり空いた氷穴の入り口。
中は人一人がやっと。
氷柱。江戸期には切り出して
江戸まで運んだとか。
えびすやでは4つの温泉を堪能。料理長は宮内庁御用達の煮付け係と後で聞き、夕食も宿で取るべきだったかと後の祭り。それにしても、天皇家の料理が、皿ごとに担当が違うとは知らなかった。伊豆長岡は歴史ある温泉街で、今ではあちこちにある足湯を楽しむ。ナイトサファリは昼に比べて動物の動きがある。残念ながら富士は拝めなかったが、パノラマパークの眺望はすばらしい。薄着だったので、0度の氷穴・風穴は寒かった。犬どもに煩わされない久しぶりの旅行に上さんも大満足。面倒をみてくれた次男へのお土産に、イチゴ大福を手に無事帰宅。今日は釣りに行ったろうと思っていたが、目覚めたのはすでに出船時間。気持ちとは裏腹に、体はドライブに相当疲れていたらしい。

2011年7月30日土曜日

開きのほうが美味い

出船準備の剱埼間口港。
この時間が好きだ。
2011年7月30日(土)釣行 大潮
喜平治丸 3号船
剱埼沖 水深100-130m 波0.5m
曇り時々小雨のち晴れ 北東の風2-6m

スルメイカ 27杯 胴長23-30cm

イカのストックがなくなった。今シーズンのマルイカは出たり消えたりで釣果を望めないと判断、スルメに。外房で爆釣、南房も好調だが、明日の旅行を控えて近い剱埼に。手前マツリを恐れてパスの上さんがいないからか、荷物がすっきりしている。船宿に着く直前になって気づいた、自慢の自作投入器を忘れた…。土曜だというのに釣り人3人のみでかろうじて出船決定。大雨予報のためだろうが、出発前にアメダスを見て、剱崎はすぐに晴れるの予想は的中。船宿は苦しいだろうが、空いているほうがオマツリ無しだし、一人当たりの乗る確率も増えるしで、ありがたい。大船長の操船、若船長も竿を出し、左舷に4人並ぶ。ミヨシ。

6杯だけ丸のまま残し、
21枚を沖干しに。

18cm直結でスタート。群れが薄く、乗りも浅い。移動も速いのでポツポツと拾い釣りだが、3点掛けもあってそれなりに楽しめる。大型を予想していたが、そうでもないので14cm直結にスイッチ。後半乗りが渋ったので18cmブランコも試すが、サバに邪魔される。18cm直結に戻すが、終盤は反応が捉えられないほど潮が濁って乗らず。「できるだけ干してきてな」の指令に従い、せっせと沖干し作り。焼くだけでなくあらゆる料理に使え、天ぷらなどは丸のままのイカを使うよりも美味いことにようやく気付いたらしい。途中小雨が降ってきたのであわててしまうが、5分後には日が射してきて干し直す一幕も。3人とも仲良く26-27杯を釣り上げたが、若船長は直結15本を巧みに操り52枚。さすがだ。

マイロッド2マイリール2 PE6号
ヨリトリリング、中錘なし、錘120号
18cm直結9本、14cm直結8本、18cmブランコ7本

2011年7月24日日曜日

釣れない理由は

アジ釣りだが、サバとカサゴと
イシモチのほうがおいしそう
2011年7月24日(日)釣行 小潮
忠彦丸 3号船 午前LTアジ
第3海堡際水深19m-大津沖水深29m
晴れ 東南東の風2-3m 波0.5m

マアジ 10匹 13-25cm
カサゴ 2匹 17-20cm
シロギス 3匹 13-20cm
イシモチ 3匹 17-25cm
ゴマサバ 2匹 35-40cm

上さん
マアジ 7匹 15-25cm
カサゴ 1匹 17cm
シロギス 1匹 15cm

供にヒイラギ多数リリース

雑草取りと芝刈りを昨日のうちに済ませ、半日LTアジ。左舷ミヨシ1、2番に並ぶ。上さんお気に入りの船長の操船で一路第3海堡へ。いつの間にやら灯台が新築され、クレーン車3台ほどで工事中。再利用するのだろう、上陸できるようにしてくれれば楽しそう。ってなことを考えながら眺めていると良型カサゴ。潮が効かずアジは難しい。シロギスやイシモチが釣れるので、仕掛けが垂れている様子。タナを上げると太ったゴマサバがハリスをぶった切っていく。上さんも「ヒイラギばっかりや」と嘆きつつ、その合間にアジをポツンポツンと釣り上げてそれなりに楽しんでいる。

忠彦丸Webから。
タチウオじゃなくアジね。
「待っていたんだよー」と仲乗りさん。
1時間ほどで大津沖に移動、錨をおろしてかかり釣りに。アジの反応は出っぱなしらしいが、口を使わせるのが難しい。ミヨシ3番の仲乗りさんがポツポツ釣るので、イソメの長さやコマセワークと誘いを真似て、ようやくアタる。それらが揃ってようやく喰ってくる感じ。ポツンポツンと喰わせる上さんがやおら「下から2mでアタるよ」。アドバイスくれているつもりか?アジを抜きあげながら「そうやな。こいつは1.5mで喰ったけど。なんとかツ抜けだ」と応じると、「えっ、いつの間にそんなに釣ったん?キスとイシモチばっかりやと思てた」どうやら、俺が全く釣れていないと思っていたらしい。自分の竿先だけ見つめる集中力は大したものだが、もう少し周りを見てもよかろうに。ともあれ、快晴、そよそよ風、波なしの船上、五目釣りを楽しめて良かった。上さんは「今日は手前マツリがなかった」とご満悦。

帰りの車中、もう大口を叩けんだろうと、「どや、アジも口を使わん時は難しいやろ」と聞いてみる。観念したかと思いきや、「いや、どうも銭がかかってないと調子がでえへんな…」と答えるや否や熟睡。…こいつにゃ、かなわん。

マイロッド7マイリール3 PE2.5号
天秤50cm ビシ40号 クッション30cm 1.5-2号2m2本針

上さん
マイロッド12マイリール4 PE1号
天秤50cm ビシ40号 クッション30cm 1.5号2m2本針 

2011年7月17日日曜日

海上の癒しと陸上のストレス

広い銚子港の第三市場前から出船
市場は休みでイケスで車進入をブロック
2011年7月16日(土)釣行 大潮
三浦丸
利根川河口沖 水深30m前後
晴れ 南西の風3-7m 波1m

ヒラメ 2枚 40cm、25cm

去年お前が勝ったヒラメにしたら?」に乗ってきた上さん。先週に続いてのアジを回避できてしめしめと木曜、三浦丸に土曜二人を予約。その日の夜に「体調がまた悪いねん」と言いだした。「残念やなー。一人キャンセルしておくから」に、「なんか嬉しそうやなー」と切り返される。「そ、そんなことないよ」と応じたものの、表情に出てしまっていたらしい。ともあれ気ままな一人釣行。

大型船も多い銚子港に残る明け方の月
港内と同じく外も凪だった
2.5時間の快適ドライブで早朝の外川港。着いてびっくり。消波ブロックにあたる波音が大きい。上さんは来なくて良かったとホッとしながら、これで出船できるのかと不安になりつつ、酔い止めを飲む。船着場に船で来るはずの船長が車で来た。「こっちはうねっから、向こうに置いてんだ。ついてきて」と車を連ねて移動する。犬坊埼を廻って銚子港に。その海をみてまたびっくり、まるで波がない。「台風は関係ねぇ、南西風のせいだ」と船長。犬坊埼を挟んで南北に位置し、車でわずか5分の銚子と外川、海況がまるで違う。

右舷トモ。といっても釣り人は二人。土曜にこの人数とは…。福島原発事故の影響だろう、放射能汚染を恐れて釣り客も大幅減のようだ。水産庁のWEBサイトに各地の水産物の測定結果が毎日更新されている。いつも参照しているが、ヒラメも餌のイワシも全く被曝していない。政府公官庁の語りはまるで信用できないが、隠しはしても公表データの偽造はあるまい。大船長の姿が見えないので「お客さん減っちゃって大変でしょう。ハナダイは出ないの?」と聞いてみる。「しょうがあんめぇ。タイは一人だ」と船長。昨日は出船がなかったのだろう、テトラポットで集めたというタニシ類を流水に漬ける姿が寂しい。

渋滞疲れで写真もピンボケ
船長がくれたアイナメとともに
「船長も竿出しなよ」と勧めて、右舷に3本並べた、穏やかな海の大名釣り。アタリが少ない。ようやく掛けたと思ったが引きがない。はてなと思いながら巻き上げると25cmの空揚げサイズが孫針に。喰いも悪そうなので、次のアタリは早掛けを試みるがバラシ。潮色が濁ってきたので、水中ランプを点けてみた。40cmを追釣してしてやったりと思ったのたが、その後は潮も止まってしまったからか、アタリを出せなかった。ミヨシ氏と船長も一枚ずつ。昨年・一昨年のような湧きではなさそうだが、のんびりまったり船上日焼けしながら、今期初でヒラメの顔を見れて良かった。

「東名下りは大和トンネルから青山トンネルまで渋滞、通過に1時間40分。保土ヶ谷バイパス下りの渋滞は、狩場線に伸びて全線渋滞」というラジオの交通情報にうんざりする。結局5.5時間を要して帰宅。往復の移動時間のほうが乗船時間より長くなってしまった。せっかく釣りでリフレッシュしても、渋滞ストレスで台無しだ。疲労困憊・不機嫌な帰宅に、犬の散歩と洗濯をさっさと済ます上さん。心得たものだと感謝しつつ飲酒、爆睡。翌朝、疲労回復してすっきりした俺の顔を見るや否や「ヒラメ丸ごとチルドで寝かせてあるから捌いてな、刺身と姿揚げ用」。上手く使われているのは、やっぱり俺のほうか…。

マイロッド4マイリール3 PE2.5号
球状錘発光60号、ハリス6号60cm 捨て糸4号50cm