2012年10月28日日曜日

前回の数、今回の型

5匹はこの日2番手♪
最大67cm、3.2kg♫
2012年10月27日(土)釣行 中潮
喜平治丸3号船 右舷ミヨシ1番(左右舷各9人!)
6:30出港、13:20納竿、14:00帰港
剱崎沖-城ケ島沖 水深50-65m 波1m
晴れ 北東の風11-6m

ワラサ 5匹 2.6-3.2kg

今シーズンのワラサは頭2桁の絶好調をが絶えることなく持続。前回釣行で数に満足というか、配っても手に余るのでもう終了と思っていた。ここに来て型が良くなってきたらしい。そう聞くと見てみたくなるから不思議だ。スルメとアカムツを手にした上さんの要請はアジだが「青物ならワラサのほうがええやろ」に同意。予約乗合の喜平治丸に出港1時間半前に到着したが、すでに2隻とも空き席がない。女将に「駐車はできたが、船に座る場所がない」と告げると、準備中の船長たちと確認しながら二転・三転して3号船の突き出し右に納まる。隣で大女将が「キャンセルだの大勢追加だのあって…」とブツブツ言っていたので、どうやらかなりオーバーブッキングしたらしい。大女将の確信犯に思えなくもないが。

船中1号含めて二流しで3匹釣り上げる。掛けそこないもあったが、1分間隔の手返し・手持ち誘いが奏功したようだ。船中昨日までの爆釣には程遠く、型見ずも多いようで、船長も仲乗りもしきりにコマセを撒くようにアドバイスに回っている。その甲斐なく、8時にはばったりとアタリがなくなり、以降まったりとした時間に。こうなると、忘れたころにポツンとどこかの船の誰かにアタルが、続かない。特に土曜は、平日と違って、船も釣り人も多い。朝一をのがすと苦戦する。確保にホッとしながら、海水氷に詰めたワラサをクーラーボックスで血抜きする。きつめに絞めたフォースマスターのドラグを滑らせたワラサは、なるほど前回よりも1-2回り大きく、内径60cmのクーラーボックスにまっすぐ納まらない型に満足。

後半は城ケ島沖に移動するが、喰いはあまり変わらない。風が強いが、秋晴れで気持ち良い。時間をかけてコマセがポロポロ出るように、ビシ穴を絞り気味に調整し、置き竿でのんびりする。時折回遊してきたワラサの群れが喰って船中でダブル、トリプルヒットする。俺も2匹追加。すっぽ抜けや海面バラシが2回あったが、都合5匹は2隻の船中高低0-6の二番手で、大満足の帰港。BJSアオモノのしなり具合とフォースマスター3000MKのパワフルさも堪能した。強風下の突き出しでの釣りはかなり疲労する。帰宅後写真をとって早速風呂に入ろうとすると、「どないすんの?こんなデカイの、冷蔵庫に入らんやん!」と上さん。痛む体をおして、頭を落として内臓を取り出し、カマを切り分ける。数も困るが、型も困る。ぜいたくな話ではある。

マイロッド14 + マイリール8 PE5号
天秤70cm、プラビシL80号、クッション1m、8号6m1本針ヒラマサ
イカ短は3m角と細くしてオキアミと抱き合わせで試す。前半反応せず、後半効いたか、な印象。

2012年10月21日日曜日

バラシにも理由がある

2012年10月20日(土)釣行 中潮
バラシも7回前後・・・
撲滅で目指せツ抜け
浜茄子丸 右舷トモ2番(右舷5、左舷4人)
4:30集合次第出船 11:30納竿 13:00帰港
波崎沖(寒猫根) 水深120-140m
晴れ 北西の風4-2m 波2mうねり

アカムツ 7匹 22-33cm
ドンコ 1匹 23cm

台風通過後でうねりが残るからか、土曜にしては比較的空いた人数。マツリが減るのでありがたい。序盤から喰い活発。ヤリイカ竿+3号PE巻き1000SPリールの軽いタックル手持ちで誘う。周りも好調なので、誘いそのものよりも魚の活性が高い印象。8時までに5尾。小型が多い。ドンコは捨てる人が多いが、バアバの味噌汁用にキープ。

中盤中だるみ。船中でぴたりとアタリが減る。アタリを出しても巻き上げ中にバラす。竿の粘りが足らないか。たるませ誘いを多用していると反対舷とオマツリ。スクリューに巻き込まれて170mの高切れ・・・。トホホな気分をフォースマスターの出番で切り替える。モータが壊れたビーストマスター3000の修理が2万円以上する査定で、ならばと新調した。PE5号をセットした3000FMのデビュー。落下が速い、巻上げも速い。回転がスムーズで音も静か。コンパクトで1000SPと比べてもホールド感が良い。これは気に入った。アオモノ竿とのコンビで誘う。渋い中アタリを引出すが、巻き上げ中にバラす。一、二度ならず、三度までも。アオモノ竿のほうが粘りがあるからバラしにくいはずなのに、何故だ?「反対舷でもバラシ多く、喰いが浅そうだ」と船長は言うが・・・。サバ皮を止めて、ホタルイカも頭刺しを止めてゲソとキモだけにすることで、針掛り後の邪魔物を排除するが、やはりバラす。

終盤くたびれてきて置き竿。日差しに焼けてウトウト。たまに派手なアタリがでるが、やはりバラす。取り込んだ数以上か・・・。ラストの流し。着底と同時にヒット。また巻上げバラシ。・・・何度目かの意気消沈。船中バタバタとアタリが出て活性が回復している。落ち込んでいる場合ではないと再投入、底をたたいて誘うとヒット。ふと同じレバー数値でも1000SPよりも3000FMはかなり巻上げ速度が速いことに気付く。これか!秒速1mを下回る速度に落とす。時間がかかりすぎてかえって口切れしないかとヤキモキする。アカムツは残り30~40mで暴れる。いつもここで生物反応を失っていたが、今回は引く。タモ入れされた33cmの良型。納得の納竿。船中5-14。誘いは試せた。バラシ対策を万全にすればツ抜けも狙える。

マイロッド1 + マイリール1 PE3号
マイロッド14 + マイリール8 PE5号
錘150号、全長8号2m枝ス6号50cm胴突 2本針ムツ17-18号
マシュマルボール 効果不明

2012年10月14日日曜日

ひたすらシャクる


初アオリ。
エイリアンのモデルか
2012年10月13日(土)釣行 中潮
育丸 右舷ミヨシ1番/7人
出船6:30 納竿13:00 帰港13:30
剱崎沖 水深20-50m 波1m
晴れ 北東の風4-9m

アオリイカ 2匹 胴長23cm
カワハギ、ウマズラ、トラギス、ヒメ等贈呈、リリース

月例仕立て。アオリイカとカワハギのリレー。タックルがシンプル、クーラーも軽くて、コマセも使わず近場なので財布にもやさしい。お上からカワハギは持ち帰るなと言われたので、ひとつテンヤで遊ぶことに。3本の竿を持ち込んでも軽々・楽々。

初挑戦のアオリを楽しむ。シーズン本格化前で、型は小さいがスレていない新子を狙う。指示棚28m前後に送り込んだエギをシャクって躍らす。10秒前後の間隔でシャクル。ただそれだけ。ひたすらシャクる。左右トモでポツポツ釣れるが、ミヨシは左右とも乗らない。めげずにシャクる。エギ交換を繰り返す、といっても4本しかないが。ひたすらシャクる。1時間が過ぎ、船長がミヨシはタナを1m下げてとアドバイス。なるほど、船形状や波影響でトモに比べてタナが上ずりがちなのかも。下げてシャクる。底1mに漂うエギをイメージ。ひたすらシャクル。ガシッ。来た-!…ま、巻けない。根掛りだ…。ここで心を折っては釣れない。

幸い地球から外せて、安くないエギは無事回収。めげずにシャクる。エギに忍び寄るアオリをイメージ。竿も替えてみる。ひたすらシャクる。2時間が過ぎると、腕も足も痛んでくる。めげずにシャクる。待ち間隔を様々に変える。ひたすらシャクる。ガシッ。根掛りか?いや、巻ける。生物の引きを楽しみながら、バラさないよう巻く。タモのアシストを受けながらスミを吐かれないように抜きあげる。緑のアイシャドーが美しい人生初アオリ。嬉しい。手足の痛みが吹き飛ぶ。またシャクる。ひたすらシャクる。同型を追釣して10:30頃カワハギへ。船中0-8、スミイカ混じり。

カワハギはほどなく釣れた。それでもう満足。呼ばぬゲストが多くて、本命を釣るのが難しい。持ち帰り禁止令もあるし、すぐ近くにマダイ船がいるので、ひとつテンヤで遊ぶ。潮に流されて釣りにならないかと思ったが、以外にラインは傾かない。パラシュートアンカーで船を流すわけではなく、ラインが立つように操船しているからだ。逆に、ポイントを大きく流すわけではないので魚信は少ない。疑似エビとともにつけたサバ身がゲストに喰われただけで納竿。

マルイカやヤリイカと違って、中錘式のアオリにはアタリを取って掛ける感覚がなくて単調。ティップランエギングが注目されるわけだ。いずれそっちをやってみたい。

マイロッド7 + マイリール7 PE1号
マイロッド15 + マイリール3 PE2.5号
マイロッド8 + マイリール5 PE0.8号
アオリイカ 中錘10号、 エギ3.5号、この日はピンクに乗った
カワハギ 集魚板2枚、錘25号

2012年10月8日月曜日

工夫と親切の船宿

2012年10月7日(日)釣行 小潮
とみ丸 14人右舷トモ1番
出船5:20 納竿11:00 帰港11:20
川津沖 水深15-40m
雨 北の風6-4m 波3m

マダイ 0 (T_T)

先週は双子の台風で釣行できず。今週は6日に興津で仕事。勝浦近辺まで来て釣らずに帰る手はない。勝浦から半島の裏側にある川津港で見つけたテンヤマダイの船宿に初釣行。ここはカモシ釣りのメッカなので珍しい。カモシに挑戦したかったがタックルがない。修理中の手持ち最強リールでもカモシには弱いので、レバードラグリールが欲しいところ。港で車中前泊。一晩中堤防釣りの車が入れ替わり往来していたようだが、車中は予想よりも快適でよく眠れた。

天気予報が外れて午前中はずっと雨。風も強まり波も高い上に上潮が速いため、釣りにならない。アタリが少ないが、風雨の中だと仕掛けの工夫も億劫になる。なんとか喰わせた青物らしきがドラグを勢いよく引き出したが、浅場で船下に突っ走られてハリス切れ。顔を見たのはベラだけ、掛け損ないが2、3度と低調。船中でも塩焼きサイズが0-1、計4枚程度。

川津港は細長い。船着場近くの駐車スペースは台数が限られる。すぐ横に駐車泊したのだが、日中は駐車禁止らしい。反対側にある駐車場まで送り迎えしてくれた女将さんによると、港には50隻ほどがひしめくが多くは職漁船で釣り船は15店ほどだという。駐車代を宿が負担するのが港の掟らしく、船宿名を書いた板をダッシュに置く。とみ丸きれいな船で親切だ。親子らしき船長二人で周年テンヤマダイ専門。工夫が多彩。釣り座には竿掛けをあらかじめ固定してあり、落下防止用の竿尻バンドが太い糸で結束されている。桶用のホース先端にはナットをつけることで重しになって桶から飛び出さない。リリースサイズ20cmの定規とポケット灰皿まで添えられている。根掛りで2本竿のリーダーが切れたが大船長が両方とも結んでくれた。釣況や日並をみて再釣行したい。

マイロッド8マイリール5 PE0.8号
マイロッド9マイリール6 PE0.8号
テンヤ4-8号