2014年8月31日日曜日

これぞイカ釣り

久しぶりの好釣果
2014年8月30日(月)釣行 中潮
平安丸 1号船 左舷ミヨシ1番(左7、右7)
6:30出港 14:00納竿 15:10帰港
初島南沖 水深100-120m 波1.5-1m
雨のち曇り 北東の風10-7m

ヤリイカ 50匹 胴長20-25cm
スルメイカ 1匹 胴長30cm

マグロ模様をサーチしていて、平安丸のヤリイカ釣果情報に目が留まった。「南沖でヤリイカ好調、ただし9月1日から禁漁」。冬~春の釣り物のイメージが強かったが、長井港はら丸の女将が8月初旬に「昔はこの時期江の島沖でヤリイカいたんだけどねぇ」と言っていたのを裏付けている。マグロは退屈だし、(絶好調になった)ワラサは先週とりあえず顔見たし、で早川港へ急行。道中結構しっかりした雨が降るので早めに出るまでもなかったかと思いきや、3艘も出すヤリイカ船はいずれも満船。皆考えることは同じらしい。

直結で始めた一投目から3点掛け。なるほど良さそうだと思ったのも束の間、その後数投は巻上げ中や海面でのバラシが続く。この日波が上下動に増幅されるミヨシで直結は難しいと判断、ブランコに変えて海面バラシを防止する。取り込めるようになったが、単発が多い。イカは小型で、身切れした柔らかい足がツノに残る。そこで速度を普段より下げて、巻上中バラシを防ぐ。これらが奏功したのだろう、周囲が苦戦する中、ポツリポツリと投入毎に追釣。アタリをとって掛けて、注意深く巻上て取り込む釣りを堪能、気が付けば11時を回っている。

後半はアタリが遠のく。ノリ渋りだがもう30杯以上取ったので充分とのんびりする。ここでは一流し南投もできて、のんびり感が良い。釼崎沖では群れが小さく移動も早いので一流し一投のStop&Goの連続だ。次投に向けて準備に忙しく、誰よりも先に着底しないとアタリを取れないので、緊張感が漂い、時には殺気立つ。初島沖ではそんな空気とは無縁で、沖竿でアタリを待つ人も少なくない。いくらなんでもそれではイカは釣れないのだが…。

それにしても、誰にもアタリがないのに流し変えないのはおかしいなと考えていると、「下ばかりでなく、10m位上まで誘って」の船長アナウンス。「しまった、群れが浮いていたのか」とピンときた。通常ヤリイカは底に張り付いていることが多く、乗るツノもほとんど下のほうだ。その印象が強くて底べったりで狙っていた。そういえば、朝から上のツノにも乗っていた。誘い上げると案の定ヒット。これで再びスイッチが入る。誘い上げの他、底上20mほどからの落とし込みも駆使。周囲が首を傾げる(思うに道糸が太くて小型ヤリのアタリを取れていない)中、一人毎投アタリを引き出して追釣。終わってみれば船中4-51。10~20杯代が多い中でダントツ。3艘(他船は8-47と5-38)全体でもトップ。数の自己記録も更新。釣果よりも中味として、久しぶりに釣りらしい釣りができて大満足。帰りの車中「どないすんの、こんなに~」とこういう日は言われたのをふと思い出し、あわてて引き取り手を探す…。

シマノBJSヤリイカノリ調子160+B、フォースマスター2000 PE3号
錘120号 11cm直結8本ツノ 11cmブランコ7本ツノ

2014年8月25日月曜日

空いていたのは

雲の間から日光が江の島に差す。
こんな写真を撮っているようではダメだ。
2014年8月24日(月、休暇)釣行 大潮
一俊丸 8号船 左舷ミヨシ2番(左5、右7)
6:00出港 13:50納竿 14:30帰港
相模湾 タナ10-80m 波0.5m
雨後曇り後晴れ 南南西後北東の風1-8m

キハダ 0

夏休みその2。平日なら空いているだろうとキハダ狙いに茅ヶ崎へ。出港間際、村越正海が3号船に乗り込んできた。南下後西進、真鶴沖で船団。すぐに東進して葉山沖だろうか、また船団。これもすぐに散って、また真鶴沖へ。船中アタリなし。船団でもやり取りや取り込みを見かけず。相模湾中央でナブラを発見。10mの近さで10mのタナを狙うが、ヒットしない。イワシを追っているようで、オキアミに反応しないのか。結局船中ヒットなしのまま納竿。空いていたのは釣り座だけでなく、釣果も…。マグロは今季4連続ヒットなし。どうも選ぶ日が悪いようだ。9月になれば模様が変わるかどうか…。

シマノBJSアオモノM200改 オシアジガー5000P PE8号
プラビシL80号マグロスペシャル、24号4.5m1本針オーナームツサークル1/0

2014年8月24日日曜日

息抜きにワラサ

久しぶりの魚
2014年8月23日(土)釣行 中潮
瀬戸丸 10号船 左舷トモ1番(左3、右2)
5:30出港 11:15納竿 11:30帰港
剣崎沖 水深35-45m
曇り後雷雨 南南西の風6-8m

ワラサ 1匹 2.3kg 60cm
ヒラソウダ等 リリース

今季のマグロは探索時間が長くて、投入回数少なく、アタリもなく、退屈する。それが3回続くとさすがに魚信が欲しい。折よくワラサが喰いだしたようなので、様子見に剣崎へ。二艘出しになったので弟船長21号船から空いている大船長10号船へ。出船準備中隣の18号マグロ船の中乗りさんと挨拶。マグロは3回ノーヒットに、今日はワラサで息抜いてと。

船団は小さい。まだ本格化していない様子。だが、前後左右の船でポツンポツンと取り込まれている。本船にはアタリがないが、5人と少ない上に初心者が3人もいてこませの効きが悪いのか。2-3分インターバルでしきりにコマセを撒く。船団でも喰いが今一とのことなので、8号→6号→5号までハリスを落とし、イカタンもやめてオキアミのみとする。少々くたびれてきた8時、竿が震えた後引き込まれる。久しぶりの魚信だ。アワセた重みと竿のしなりが嬉しい。時折ドラグを滑らせる抵抗を見せたが、今季初ワラサはあと検量2.3Kg。

その後も追釣を狙うがヒラソウダが喰っただけ。初心者3人組の面倒見に追われる。11時前なんだか怪しい雲行になってきたぞと思っていると、案の定船長が早上がりを告げる。帰港中にポツポツ降り出し、帰港と同時に雷鳴響かすドシャ降りに。シャツも海パンもグッショリで、浴びた潮水もさっぱり流されたからか、車中で着替えると意外とさっぱり。ともあれ久しぶりに魚の顔を見て満足。

シマノBJSアオモノM-200改 フォースマスター3000 PE5号
プラビシL80号マグロスペシャル クッション1m 8-5号6m1本針

2014年8月17日日曜日

お上の声

2014年8月17日(日)釣行 小潮
はら丸6時船 左舷ミヨシ1番(左2、右2)
6:00出港 14:15納竿 14:40帰港
真鶴沖ー大磯沖 タナ20-50m
晴れ 南西の風2-5m 波1m

キメジ・カツオ 0

16日盆の墓参り。「マグロは釣れへんから、ヒラメかアカムツにしぃ」。存命なら言われただろう。聞くべき注文がないのは寂しいものである。だが、聞く必要もないのは便利でもある。上の声を無視して、3度目のマグロ狙い。剣埼は休み、葉山・茅ヶ崎・平塚・小田原の船は相変わらず込み合う。イカ釣りのイロハを教えてくれた船長を励ましにガラガラの長井へ。

いつもと同じように西へ西へとクルーズ。西部に入ったところで反応を見つけたが空振り。真鶴沖でしばらく探る。反応はあるようだがタイミングが合わず北上。大磯の沖合で船団に合流。ポツン・ポツンとキメジが釣れているようだ。カツオは見られない。喰いが悪いので、ハリスを14号まで落とすが、アタリがない。と、右舷でダブルヒット。6キロのキメジが取り込まれた。船長も嬉しそうだ。2日前より反応は良さそうで、しばらくして左舷トモでもヒットするが、二連続バラシ。その後は沈黙。結局俺はノーヒット。これで3連ボ。まぁ、マグロ狙いではよくあることだ。昨季もそうだったし。

帰宅し、洗濯・風呂・釣具清掃。仏壇から聞こえる「ほらな、だから言うたやん、マグロは釣れへんて!」。やはりお上の声は聞くべきか…

シマノ BJSアオモノM200+B改 オシアジガー5000P PE8号
プラビシL80号マグロスペシャル 20-14号4.5-2.5m1本針

2014年8月16日土曜日

相模湾クルージング2

2014年8月15日(金)釣行 中潮
はら丸 6時船 左舷ミヨシ1番(左5、右4)
6:00出港 13:10納竿 14:35帰港
城ケ島西沖ー真鶴沖 タナ20-50m
晴れ 南南西の風6-12m 波1.5m

キメジ・カツオ 0

手帳を持たなくなって久しい。予定表は15年ほど前からパソコン上に、5年ほど前からクラウド上にある。会議等予定はかつて自分で記入していたが、今や海外も含む全従業員が可能だ。複数参加者の空き時間をいちいち確認して設定する手間が省けるので便利といえば便利なのだが、知らぬうちに予定が組み込まれるので厄介といえば厄介だ。今週はまとめて盆休みを3日ほど取ろうかと思っていたが、気付いた時には14日まで予定目白押し。15日だけ空白だったところに会議申し込みが出そうな気配を察知して慌てて休暇予定を書き込む。

69回目の終戦記念日。追悼式典への参加人数も減少傾向で、遺族の高齢化が進んでいるという。我が身にしても、身近に戦争体験者がいたかつてよりも、改めて考える機会は減った。全体主義への回帰につながりかねない昨今の政治動向に眉をひそめつつ、平和を享受すべく先週に続き相模湾へ。狙いは今シーズンまだ顔をみていないキメジ・カツオ。良く行く船宿Webを確認するとすでに予約ですでに満船。慌ててはら丸に電話予約。

長井港はイカ釣りのメッカとして知られる。はら丸もその一つだが、今季はイカとマグロの二便体制に変えた。イカ専門宿にマグロを追えるのか気になって「昔からイカ釣り専門だと思っていたよ」とお上に声をかける。「30年以上前はマグロ釣りだったんだよ。去年もマグロやろうかと話していたんだけど期を逃しちゃって」と言う。船長は「この辺りも昔はマグロ船ばっかりよ。(エサにする)シコイワシを夜中に確保するのがきつくなってきて止めちまったんだ」と。「オキアミを喰うようになったからまた始めっかと思ってよぉ」ということらしい。長井港の他船もキメジ・カツオに出船している。「イカ減ってるみたいだしねぇ」ともう一つ気になっていたことも聞いてみる。「温暖化の影響かなんか知んねぇが、減ったよイカは」と、やっぱりなことを言う。イカが減れば、釣り客も減る。今のうちに成長分野への移行を試行しておかねば経営は苦しい。企業も釣り船も同じだ。

相模湾を西へと探索。西部に入ったところで反転東部で群れ発見の無線が入ったらしい。50隻ほどの船団ができている。今季初めてみるキメジ・カツオ釣りらしい接近戦の光景。観察するが連れている様子はない。昨季はあちこちの船でカツオやキメジの取り込みが見れたのだが、それがない。これはダメだなの予感通り、数投するがアタリなく、やがて船団は広さを増して離散していく。船長は西部への転進を決断。なんと真鶴沖まで相模湾を一気に横断。ここでも船団が形成されているが、小田原や平塚・茅ヶ崎の船はともかく、葉山や剣埼の船まで多数いることに驚く。皆、相模湾を横断してきたのだ。だが状況は大して好転しない。二度、三度、カツオやキメジが口を使う時間が5分ほどあり各船先回りに忙しいのだが、取り込まれるのはあっちでポツン、こっちでポチンと言う程度。

今季はカツオが少ない。春に「土佐の初鰹不漁」のニュースを聞いた時から「相模湾に入る戻りカツオも少ないかも」との予測が実証されたようなものだ。キハダに狙いを絞って太ハリスでタナ下限を攻め続けるが奏功せず。船長も懸命に群れを探し追うのだが、結局船中アタリなし。俺は二週続けてアタリなし。13日にはキメジ・カツオが各船釣れていたようだが、その後また低迷している。2回とも船ではなく、選んだ日が悪かったと言わざるを得ない。自然相手の遊び、こればかりはどうしようもない。クルージング中、風強く波を被ったが、快晴にすぐ乾燥し、日焼けで真っ赤。

シマノBJSアオモノM200+B オシアジガー5000P PE8号
プラビシL80号マグロスペシャル 24号4.5m1本針オーナームツサークル1/0

2014年8月10日日曜日

相模湾クルージング

2014年8月9日(土)釣行 大潮
育丸若船長船 右舷ミヨシ1番(右4、左3)
5:30出港 11:15納竿 12:30帰港
相模湾一円 波1mうねり3m 
曇り 北東の風5-10m

キメジ・カツオ 0

月例仕立て。キメジ・カツオ。台風11号が九州・四国に接近中だが、相模湾に大きな影響なしとみて強行。間口港出船は育丸の他に喜平治丸と健洋丸ぐらいでガラガラ。他港のほとんども出船中止しているが、乗船したことのある数隻とは相模湾で出会う。雨は予想通り降らず、風は予想ほどには吹いていない。沖に出てみると長周期のうねりは入ってくるが、波穏やかで凪といっていいだろう。こういう日に数少ない船に乗っていれば、マグロに出会える確率も上がるだろうと期待して相模湾を探索。

探索クルージング。鳥の集団は時折見かけるのだが、ナブラがない。探索クルージング。船長はソナーを使って西へ東へと探るのだが、反応がない。探索クルージング。前夜眠りが浅く、海が荒れるだろうと予想して酔い止めを誤って2粒飲んだからか睡魔。探索クルージング。強くなってきた風を受けながらナブラを探すが見つからない。探索クルージング。ウトウトしていたら、急停止、「はい、いいよ、40m」のアナウンスで初投入。10時。周囲に4,5隻。やっと群れが見つかったかと期待したが、タナに卸したころには船団も離散。一流しで、また探索クルージング。11時にこの日二度目の竿入れするが、入れただけで11時15分納竿。結局二流しタナ取り5回で船中釣果なし。一日探索クルージングで終了。

帰宅後、来週別船で再戦するかと、相模湾で見かけた他船を調べてみた。どこも同じだった様子で、この日マグロをアテた気配なし。探索船の選択の問題ではなく、こうなると別の不安がこみあげてくる。まだ、マグロは湾内にいるのか、早くも出て行ったのではないのか…。心理的疲労をぬぐうべく、仏壇に「クルーズだけで釣れず。マグロいないかなー」と報告。急に今度は体が重くなった。風に打たれっぱなしだったからか、肉体的疲労が噴き出す。かろうじて洗濯・入浴・釣具清掃・食事を済ませて熟睡。

シマノ BJSアオモノM-200改 オシアジガー5000P PE8号
サミーマグロスペシャル天秤ビシ80号
16号1.5m1本針(オーナーカツオ) 20号4.5m1本針(オーナームツサークル1/0)

2014年8月3日日曜日

釣り・花火リレー

キメジ・カツオのエサ釣りの解禁を迎えた。すっ飛んで行きたいところだが、8月2日(土)は横須賀花火大会の観覧船だ。夏の恒例行事になっていたが、上さんがいなくなって帰りの運転手もいないし、今期は無しだろうと考えていた。ところが、昨年連れていった孫娘Hがまた行きたいと言い出した。

よほど印象に残っていたのだろう、4歳児にせがまれると勝てない。結局次男K夫婦と併せ3人を連れて行く羽目に。問題は帰りの足だ。飲んで車に乗るわけにはいかない。かといって飲まずして花火観覧する気にもなれない。電車で帰ると車の倍の時間がかかり、帰り着いた頃にはのびてしまう。そう言えば、長男Tが運転したがっていた。「帰りの運転するなら、花火船乗船料は俺が持つ」と誘ってみると、即乗ってきた。

結局総勢5人で観覧。キハダの乗船代が飛んでしまう額だ。酒代・食事代も併せ全てを負担する。自分たちの乗船代を捻出できなくてあきらめかけていた次男夫婦だが、その独立心があればそれでよい。恐縮するので「礼なら上さんに言いな。私が誘ったんだから全て出してやってと、去年も言うとったから、そうしただけだ」と応じる。初体験の長男も感じいっている様子で、リピータになるだろう。好きだった花火船に皆が乗船して上さんも喜んでいよう。昨年よりも観覧船が減ったように思う。花火そのものは震災以降の控え目さが徐々に戻されてきた印象だ。風がやや強かったが、波なく涼しく快適、ビールがうまい。午後暑かっただけに尚更だ。そう言えば昨年は、乗船前もせがまれて皆してシーパラダイスだったな。今年は一昨年同様、午後シロギスに単独釣行してから花火船に乗り継いだ。

2014年8月2日(土)釣行 小潮
弁天屋2号船 左舷トモ1番(左3、右3)
12:30出港 15:55納竿 16:30帰港
第3海堡沖ー中の瀬 水深20m前後
晴れ 南南東の風4-7m 波0.5m

シロギス 35匹 15-23cm
マアジ 1匹 30cm
ホウボウ、トラギス、カサゴ リリース

一昨年同様、釣り客少なく余裕の釣り座でのんびり釣行。二本竿に飽きない程度にアタリがでる。快晴で日差しが痛いぐらい暑い。久しぶりに第3海堡近くまで来たが、護岸工事がかなり進んでいた。この人口島は何に活用されるのだろう、と思いを巡らせている間にも、キスの小気味良いアタリがでる。花火大会時の常で若干早上がり。船中15-35。なぜか花火の日に乗ると竿頭になる。先週の釣行では魚信そのものが味わえなかったので、引きを堪能。

ミサキライトマスターII-180 シマノ炎月C3000 PE0.8号 1号80cm2本針
シマノライトゲーム64 シマノ幻風 PE1号 1号胴付1本針