2015年10月26日月曜日

外見じゃないとは言うが

倉庫から廃棄物49Kg
26日(月)に予定されていた会議等がパタパタとキャンセルや延期に。同僚Mさんが月曜に会議追加するのは止めておきますかと尋ねるほど珍しい。「そうだな、急がないなら火曜日に」と答えた金曜日、年次休暇にして、この日は久しぶりに釣りに行くつもりだった。しばらく釣行していないと勝手を忘れている。昨日25日(日)は準備しないまま、眠気に任せて寝てしまった。早起きできるだろうとタカをくくっていたのだが、草むしりによる身体的疲労は想定を超えていたようで、目覚めたのは出船時刻…。

ベランダ-Before

ベランダ-After
こうなっては家の外回りの残る気がかり点を片付けるにかぎる。まず倉庫。ミニサイズな倉庫二つには、車用品、キャンプ・BBQ用品、園芸用品などがぎっしり詰まっている。車用品はワックスやブラシなどもう古くて即廃棄決定。園芸用品は芝刈り機やエッジカッターで売れた場合買手に贈呈しても良いし、売れぬ場合はまた使うだろうからキープ。キャンプ・BBQ用品は、もう使うことがなかろうから廃棄するつもりだった。だが、見ているうちに思い出が走馬灯のように蘇ってきた。家族でずいぶんキャンプした。三浦半島、房総半島、伊豆半島、富士、丹沢…。海辺だったり、川沿いだったり、湖畔だったり。近場で日帰りの、あるいは庭でだらだらと、BBQも随分やった。なんでもない1ー2泊の旅行だったり、半日の団欒だったり。。毎年のように。年によっては二度、三度。上さんも子供たちも、その半分も覚えてなかったのではなかろうか。そんな何でもないことだったが、それが幸せだったのだ。もうキャンプもBBQもすることはないだろう。なのにガラにもなく、テントやタープ・コンロ・テーブル・シュラフ等一式は倉庫に戻した。引越することになればその時捨てればよい。重複するものだけ捨てた。都合49Kgの廃棄。10Kg単位の課金なので、うまい選択になった。

ガレージくを高圧洗浄
左がBefore、右がAfter
午後は高圧洗浄。1階の窓5か所、勝手口、シャッター3か所。庭への昇降台やブロック塀。玄関からポーチの敷石にガレージ。ほこりや土砂、カビやコケを高圧水が吹き飛ばす。ブラシでゴシゴシしても落ちない汚れが簡単に落ちる。黒ずみがみるみる白くなる様に毎度止められなくなる。そして2階ベランダ。ロープを垂らしてノズルを引き上げる。二人なら上下で手分けできるが、一人ではニ往復することになる。「うわー、きれいになった。ありがとう」と喜んでいたのはいつの事だったろうか…。想定以上に捗った。外回りも全て完了、外見も良くなった。年末大掃除を前倒しで、しかもこの数年は毎年ではなかったことを、やった感。はてさて、年越しはこの家なのか、新居なのか…。

2015年10月25日日曜日

内見には外見も重要

横浜にふさわしい
Before。でかく成長した雑草も
売家はネットでは反応薄なので、24日(土)は新聞折込広告を打つという。いつでも内見できるようにとできれば在宅をと不動産屋は言うが、いるかどうかも分からない買手を待つほど暇ではない。まぁ、気になっていた天窓の汚れを落とし、ひとしきり全部屋掃除機をかける。良い天気だ。家にいてはもったいない。クロベエを見に行く。しばらく間があいたからか、俺と気づくのに数十秒かかった。ボケが出始めているというのでそのせいかもしれない。元気でなによりだが、大型なのでぽっくり逝くかもしれないし、まだ数年生きるかもしれないらしい。どちらも困るが、こればかりは如何ともしがたい。良い天気だ。ついでに家具や調理器具を見物がてら久しぶりの横浜をぶらつく。ワールドポーターはいつの間にできたんだっけという感じ。赤レンガ倉庫はいつでも行けると思っていきそびれるパターンだが、初めて散策できた。馬車道通りが懐かしい。

保管器具は無くて済めばよいのだが
After。わかりにくいが雑草なし
25日(日)は朝から庭の雑草取り。2時間で済ますつもりが、悪戦苦闘。結局4時間もかかった。だがそれだけにきれいになった。除草剤をたんまり撒く。もう放置されたビニールプールで芝生を殺されたり、ボウフラに悩まされたりすることもない。売れなければ人工芝を捨てて、また芝生を植えるのだが…。前日の広告を見た人が午後内見に。「近所なので外しておいてもらえないか」と不動産屋。妙な話ではあるがOKした。もうどこを見られても構わないし、内見中家にいて対応するのもおっくうなのでちょうど良い。「最近の安い新築よりも、広くて収納も多いことがわかってもらえた」と不動産屋は手ごたえを感じたようだが、「長々検討する場合は大抵ダメ」と客観的でもあり、2-3日で結論が出ないようなら次の買手を案内すると言う。まぁ、売れればそれで良しなのだが、売れなくても住み続ければいいか、という気持ちにもなってきた。あちこち綺麗に戻ってきたためでもあろう。販売の労力や広告コストは全て不動産屋持ちで、要するにこれは連中のビジネスなので売手は気楽だ。

冷蔵庫の野菜室デビュー
炊飯器おかずデビュー
炊飯器でおかずを作ってみようと材料を買い物。食べる分はわずかなので多くが余る。おかげで野菜室がデビューできた。砂糖や片栗粉も小さいものがないので、保存する必要がある。その容器も買い揃える。喰う分より余り物や保存容器などのほうがはるかに多かったが、それだけに炊飯器で初めて作った回鍋肉は旨かった。

2015年10月18日日曜日

室内はようやくほぼ終了

大きな下駄箱も
一人ではガラガラ
10年以上前には活躍したのだが…
今週末も掃除に明け暮れた。17日(土)は下駄箱・玄関とクローゼット小。下駄箱は棚数が多いが、すべて外して1枚ずつ裏表拭うとともに壁を拭いた。上さんは新聞紙を引いていたのだが、見栄えの良い食器棚シートを引いた。内見者が恐らく最初に開くであろう下駄箱は第一印象を左右するが、これでかなり良くなったろう。玄関を洗っていてドアノブにガタがきているのに気付いた。ネットで修理方法を調べて簡単に直す。

クローゼット小も
ガラガラに
クローゼット小はゴルフクラブやらキャンプ用品やら車用品やらで満杯だ。いずれも使えるか使えないかの別で言えば使えるものばかりだ。しかし使えるものを維持すればモノが増えていくばかりだ。そこで判断基準には使うのか使わないのか、を採用する。ゴルフはもう止めた。呼ばれてやらざるを得ない事態になったにしても、この道具では古すぎて結局新調するだろう。ましてや上さんや親父のクラブは最早骨董品である。キャンプ用品は主に屋外用のテーブルや折りたたみ椅子。子供たちは自分で行くようになったし、次の出番は孫が中高生くらいになってからだろう。その頃にはより良い品が安く手に入るだろう。車用品も含めて、そもそもこの数年引っ張り出したことがない。つまり、使わないのだ。全て車に積み込んで環境管理センターへ。今回は72Kgにもなった。それでも1800円は粗大ゴミ回収よりはるかに安い。

ごちゃごちゃの
品物を…
クローゼット大も
すっきり
小分けにして戻すと…
この2か所で土曜はくたびれた。18日(日)に回したのが最後の難関、クローゼット大。上さんが死んだ1年半前に一度整備したのだが、次男Kや嫁Aも使うのですぐに何がどこにいったのか分からなくなる。薬やティッシュや清掃道具や工具や釘やネジや電池や電灯や電球やケーブル類やら、とにかくありとあらゆるものがここに集まってくる。全てをリビングに一旦並べて、3枚の棚も外して清掃する。時間がかかるので先に散髪を済ます。スッキリしたところで、関連する物だけをカゴやトレーに仕分け作業。人数多いとこの分類が混ぜこぜになって、いざ探そうとしても見つからない。塗り薬と飲み薬がごっちゃになることももうなかろう。クリスマス用電飾やペット用品ももう使わない。不要物を捨てると、やけにすっきりしたクローゼットになった。仕分けられているので引越の梱包や開梱も楽だろう。

さすがに掃除ばかりでは気が滅入ってくる。午後には引越先候補の一軒を内見に。なかなか良い物件だが、少々広くやや高い。まぁ、まずは自宅の買手が決まらんことには、引越先を決めてもしょうがない。今はあれこれ見て回って目を肥やしておくに留め、申込や契約をせかす不動産業者をサクッとかわす。自宅は限定公開を始めたようだがまだ反応はないという…。

2015年10月13日火曜日

取引できる人、できない人

海外出張からの帰国が4日(日)。休みなしで翌日からの仕事はかつてはなんともなかったが、少々肉体的・精神的にきつくなってきた。

この週末は体育の日を加えて三連休。久しぶりに一日は釣りに行こうと考えていたのだが、そうもいかなかった。整理・掃除すべきところが家中にまだまだある。10日(土)は食器棚。4人分以上の椀や皿、コップ類が山ほどある。調理器具はごっそり持ち去った次男K一家だが、陶器類は運送用に包装するのにくたびれたか。お袋から上さんが譲り受けて以来、色やガラスの目隠し改造も施しながら30年以上使い込んだものだが、3列2m以上は最早大きすぎる。不要な食器を捨てて、3列2列に収容し、上部の組合せ式箱棚も空けた。これらを廃却すればスッキリするだろう。棚板を一枚一枚拭きながら、食器も洗う。Kさんが手伝ってくれなければ一日仕事だったろう。月命日の墓参りにも行けた。感謝。

釣行予定だった11日(日)は朝から小雨。止めて良かったかもしれない。パントリーと仏壇を整理清掃、キッチンの床下収納箱は大きくて汚れも酷いので入浴がてら浴室で洗い上げた。昨日見て回り要件が明確になったソファを買いにニトリへ。値引きもすると言うので購入手続きを始めたが、何を手間取っているのかこれが長い。挙句の果てにクレジット決済する直前になって「配達前日に時間帯をメールで指定する」と言い出した。「その時間帯が不都合な場合返信すればよいのか?現時点で日時を決められないのか?」の問いに答えはいずれもNo。顧客不在な態度にイラつきながら「では来週土曜の予定を金曜夜まで丸一日空けておけと言うのか?」の問いには「はい、そういうことになります。他に回るところも含めて前夜に配送ルートを決めますので。」と言う。横柄な態度に久しぶりにキレた。「それはニトリの都合だろ。長々と時間を潰させた上に、客の都合も無視するのか。ダメだ。キャンセルする。仕組みを考え直せ!」と伝票やら書類を投げつけて引き上げる。
 

12日(月、休)は押入と1階のエアコン。最早使用者不在になった布団や毛布、座布団などがどっさりある。不要食器類とともに車に満載して市の環境管理センターへ。廃棄重量は48Kgにもなった。釣り上げたキハダマグロ2本分だ。10Kg当り200円なので計1000円。一つ当り500円の粗大ゴミ引取よりもはるかに安上がりになった。この日は家売却の仲介契約を結んだ。査定させた6社で最も高い額を提示した不動産業者Sだ。前回ゴミ屋敷状態を見て以来、再訪したいというのでまだ契約するつもりはないのだが招き入れた。「きれいになりましたね。立地も日当たりも良いし、これなら売れない理由はありません」と掃除が奏功したようだ。引き受けられないだろうと思いながら査定額よりも高い売値を示し、それで売るなら専属専任契約すると持ち掛けてみる。「ぜひやらせてください」と喰いついてきた。大手不動産業者で会社もそうだが、この担当も若い割にはしっかりしている。ニトリのお婆さんとは大違いだ。その場で契約に踏み切った。契約後写真を撮って帰った。5日後には売買システムに乗るらしい。さて、どうなることやら、楽しみが一つできた。

土曜には不在だったK一家が月曜には居た。嫁と孫とは昼寝中だったので会えなかったが、Kは元気そうだ。ココが玄関先まで来て、懐かしそうに遊びをねだる。「オシッコの場所をなかなか覚えない」とK。借りとはいえ、自分の家となると、気にするらしい。「もう遅いよ。だからケージに入れないとダメだと言ったろう」と笑って応じる。打ち捨てられたケージは粗大ゴミに出してもうない。マーガリンがいない。「ひきとってもらった」らしい。たぶんK一家に飼われているよりはしっかり面倒みてもらえるだろう。良かった、一つ不安の種が消えた。クロベエには会えなかったがWEBカメラでは健やかに眠っている。