2020年2月16日日曜日

想定外の竿

庄幸丸Webから。4点掛けの
空3針にもスミがべったり
2020年2月15日(土)釣行 小潮
庄幸丸3号船 右舷胴間(右5、左4)
6:00出港 12:40納竿 14:00帰港
洲崎沖ー白浜沖 水深180-150m
晴れ後曇り 南東後北西の風1-2m 波1m

ヤリイカ 25匹 胴長 25-45cm

第一投の着底と同時にドッシリした重み。巻き上げ中の竿が大きくしなる。しなりがいつもの先調子と違う。大きく湾曲する胴調子だ。修理したら調子が変わってしまったか。竿を見直す。ヤリイカ竿のはずが、ライトキンメやアカムツで使う中深場竿だ。やっちまった。前夜慌てて準備したので間違えた。パラソル級ヤリイカ3点掛けを取り込みながら苦笑い。実釣するまで気づかない間抜けぶりにあきれる。思い込みは恐ろしい。長さとシャクリに感じた違和感に得心。感覚は鈍っていない。ともあれ、想定外の竿で一日楽しむことに。

庄幸丸Webから。大型バケツも
ヤリイカでうじゃうじゃ
この日の目的は、修理した竿、巻き足したリール、新調したバッテリーを試すことだ。竿は間違えたので次回へ持ち越し。リールは快調。ウルトラダイニーマのPE3号は右舷の誰よりも先に着底していた。驚いたのはバッテリー。迷ったが、5万円近くもする有名メーカをやめて、中国産ノーブランドのリチウムイオンバッテリーを半値以下で購入した。トラブルフリー。丸一日ヘビーな巻き上げを繰り返しても残量75%、余裕のキャパだ。耐久性はこれからの検証だが、消耗品と割り切ったので不満はなかろう。

足を伸ばせば新聞紙大のサイズ
さて、想定外竿。胴調子なので微妙なアタリを取るのは難しい。おそらく小型を相当逃したのだろう、スミ残りが多かった。逆にバラシ防止にはある程度の効果があったのかもしれない。大型ヤリイカは噴射力も強いので、引き込んだ時に身切れするのだ。胴調子竿はこれを吸収する作用を果たしていたようだ。もっとも船長のアドバイスで普段の半分程度にした巻き上げ速度のほうがより効果的だったのかもしれない。アドバイスと言えばもう一つ。錘をつなげるスナップ付スイベルを3連にした。船長は6連にすることもあるという。ハリスよれは錘の回転によるところが大きく、下部の錘の回転を上のハリスに伝えない発想だ。ハリスのさらに上のヨリトリリングと併用したが、丸一日ハリスよれに悩まされることは皆無だった。

そんなこんなを楽しみながら、終わってみれば25匹。船中9-30匹なので、想定外の竿にしては上出来だ。それでも200mの深海の小型ヤリイカの触りを感じ取る専用竿はやっぱり良い。と実感した一日になった。

ダイワ極鋭中深場73H205 + シマノフォースマスターPE3号
中錘10号 ヨリトリリング 錘150号
11cm直結8本針 11cmブランコ7本針