2017年5月28日日曜日

渋い日こそ

ノドグロ確保、でかいメバルとタラのお土産
2017年5月27日(土)釣行 大潮
三浦丸 右舷ミヨシ(右2、左1)
3:15出港 11:00納竿 12:45帰港
犬吠崎沖 水深140-190m 波1m
曇り後晴れ 北東後南東の風2-5m

アカムツ 2匹 25-32cm
タラ 2匹 35-45cm
メバル 5匹 28-35cm

引越して千葉が近くなった。2時間半かかっていた銚子周辺が1時間半で行ける。久しぶりにアカムツを食べたい。波崎港の浜茄子丸は混雑しているようだ。ヒラメやヤリイカで世話になった外川港の三浦丸がアカムツに出るというので乗せてもらった。出港時間が早い。仕掛けもポイントも波崎港と同じだが、船のサイズの違いからか時間がかかる。波はほとんどないが、久しぶりの前半は酔い気味だった。

大潮なのだが、流れていない。アカムツは喰い気がない。代わりにメバルがよく喰う。これが皆でかい尺メバル。タラも釣れる。いずれもいいお土産だ。何とかアカムツを食わせたい。シンプルな仕掛けから始めたが、針を流すべく浮力のあるマシュマロボールをつける。エサもサバとホタルイカを上下に配置する。底べったりでなく、5mほど上まで誘いあげる。これは遠州灘で学んだ。吹流し仕掛けも試したかったが、隣で竿を出す船長とオマツリしそうなのでやめておく。目立たせるためにたこベイトも装着。

どれが奏功したのか判然としない。それでも渋いこの日、三浦丸の3人では、2、1、0でトップだったので効果はあったのだろう。左右14人以上を乗せた浜茄子丸も近くにいたが、この日は釣果が0-1だったというから、尚更だ。ボウズも多かった渋い日に貴重な2匹。船選びも工夫も報われた。外道と呼べない豪華ゲストにも感謝。

ダイワ極鋭中深場73-200H + シマノフォースマスター2000 PE3号
錘200号 2個ロストして最後は150号で それでも問題ないほど潮動かずだった
胴突2本針 幹8号枝5号 ホタ針

2017年5月15日月曜日

スルメは海パンなのに

柔らかサイズ♪
2017年5月15日(月)釣行 中潮
平安丸 右舷トモ2番(右6、左6)
6:00出港 14:15納竿 14:30帰港
真鶴沖ー小田原沖 水深50-70m
雨 南東の風1-6m 波0-1m

スルメイカ 39匹 同調15-20cm

入っていた予定が全てキャンセルになった月曜日、休暇にしない手はない。金、土の深酒で土日は釣行できなかった。満を持して釣れ始めたムギイカへ。晴れで凪の予報だったが小田原へ着く前に降り出した。すぐに上がるだろうと思っていたが、結局一日中振ったりやんだり。帰港したら晴れてきた…。

朝からポツポツ乗る。派手さはない。ムギイカと呼ぶには大きめで、スルメイカと呼ぶには小さめのサイズ。柔らかくて食すにちょうどいい。マルイカ用の敏感な竿に、PE1号手巻きリール、錘60号なので、小さなスルメ1杯でも引きが強く楽しめる。2点がけや3点がけになると竿のしなりが嬉しい。2回あった4点がけでは巻けなくなるのではないかというほどの重みだった。

乗船時間はほとんどの船宿で7時間なのだが、平安丸は8時間だ。古くからの慣習を守っているのだろう。雨も強くなってきたので早めに引き上げたい。だが船中の釣果が芳しくないからか、若干延長する船長。俺も止めればいいものをついつい仕掛けを投入してしまう。船中6-85。トップは手釣りだ。10杯台が多かったので竿釣りで39は好成績だろう。

シマノ バイオインパクトマルイカ165 + シマノ幻風 PE1号
11cmブランコ7本針 11cm直結8本針 錘60号


2017年5月7日日曜日

アドレナリン3分のために

フレームに入りきらない
育丸Webから
2017年5月6日(土)釣行 若潮
5:30出港 12:20納竿 12:40帰港
育丸⇒井戸端丸 左舷胴間(左3、右3)
剣崎沖 水深35-55m
晴れ 南西の風2-8m 波1-2m

マダイ 1匹 6.3kg
ゴマサバ 1匹 40cm

月例仕立て。お題はマダイ。釣行に足が遠のいているので仕立てはありがたい。エントリーすると乗合なら敬遠する気象予報でも出掛けることになる。この日も朝は凪だったが、10時ごろから風波が強まり、帰港時には波をかぶりながらのシケだった。沖の瀬まで行く予定を剣崎沖に朝変更したのは気象面で正解だったろう。それが後に幸運をもたらすとはこのとき知る由もない。例年GW中は駐車場所探しに苦労するほど混むが、今年この日はそれほどでもない。マダイポイントの船団ものっこみ最盛期の半数にも満たない。今年のマダイは型が良いが数が稼げず、各船宿も集客に苦労していそうだ。

これでも少ない真鯛船団
アタリがない。10時半までの5時間熱闘、サバ1匹・・・。船中でマダイは、右舷の胴間とトモで2匹ずつ釣れていた。潮の流れどおり。タイはいる。左舷は潮上になり船下に潜る仕掛けに喰わせるのは難しい。5時間手をこまねいていた訳ではない。マダイは一見待ちの静かな釣りだが、その中に様々な試みがある。エサを大きくしたり、小さくしたり、蛍光させたり。誘いはタナ上3mまで上げたり下げたり。コマセ量を窓で調整するのはもちろん、一点で撒いたり柱にしたり、エサ取り多しと見るや撒かなかったり。仕掛けは沖の瀬仕様の4号から剣崎仕様の3mにするのはもちろん、アタリがないので2.5m、2mと細くしたり。コマセに同調させ易い短くしたり、深くを探るべく長くしたり。ストレート仕掛けをテーパーに換えたり。いずれも奏功せず。万策尽きたか・・・。こんなときウトウトするのも悪くはない。

歯が恐いが顔はかわいいお婆さん
船長の指示ダナは10m仕掛け基準だが、どうもつけエサがタイの遊泳層にまで沈んでいない気がする。5号5m+2号4mの都合9mのテーパー仕掛けで、ハリ上50cmに小さなガン玉をつける。1mのクッションに1.5mを連結する。これで、潮に乗せずまっすぐ下に、基準よりも50cmほど下の層につけエサを漂わせるイメージだ。置き竿にして、パンを食べ始めたときだった。

ラーメン待ちで次の釣行相談
育丸Webから
ジジ、ジジジジジ-っとドラグ音!竿が根元から海面に突き刺さっている!大物だ!一瞬でアドレナリンが吹き出る。パンを放り投げ、竿を手に。タナ35mから15mほども走られた。腹に竿尻をあてて高くかざし、3mで柔らかい性能をフルに使う。大きく綺麗なアーチににんまりする。2号なのでドラグはゆるい。ズルズル引き出される。だが締めると一瞬で切られることも以前に。魚の突進が止まった瞬間に指でリールを押さえて竿を立てて巻き下ろすポンピング。10mまで巻いては20mまで潜られる。2度3度繰り返す魚との我慢比べ。魚がばてるまで待つ。重いがタイ特有の段引きや首振りを感じない。もしかしてでかいサメかエイかと不安がよぎる。ついに浮いてきた。赤い!マダイだ!デ、デカイ!仕立て仲間たちが様々に声を上げる。ミヨシの道糸とオマツリになったが、そのままネットイン。脱力。体高30cm、体長70cmほどの大ダイ。帰港後測量、6.3kg。自己記録更新。

終わってみればヒットもゲットも2回のとても静かな一日だった。だが脳内は一日中あの手この手を考え、特に大ダイとのやり取り中の2分か3分かは全身が研ぎ澄まされた激しい瞬間だった。これがあるから釣りは止められない。

シマノ BJSミヨシ40-255+B + シマノ フォースマスター2000 PE3号
天秤70cm クッション1m 仕掛けにより1.5mを追加して連結 プラビシL100号
4-2号12-8m真鯛針10-8号各種 ヒットは5号5m+2号4mテーパー針8号

2017年5月5日金曜日

憧れのパドックラウンジ

片山メルセデス
初音ミクとコラボで人気
皆胴細く足長い
5月3-4日は富士スピードウェイでSuper GT3の第2ラウンド。16年は夏の富士と秋の茂木へ出かけ20数年ぶりのサーキットを堪能した。チーム関係者やメディアが集うパドックは通常のチケットでは入れない。NISMOやポルシェ等有力(金力?)チームがパドック内のラウンジを利用して限定チケットを販売している。メルセデスも定員50名で募集していたので申し込むと入手できた。

星野GTRを
見おろす
初めてのパドック。各チームのピット裏にトレーラーが並ぶ。後方にはタイヤメーカーが並ぶ。レース前はもっとピリピリしているかと思ったが、意外とのんびりした雰囲気だ。ラウンジは快適そのもの。分厚い窓ガラスで防音も効き、肌寒い5月の富士で空調が効いている。バッフェランチも旨い。
マッチは痩せた?

2階にあるラウンジの下には、近藤真彦のチームと星野一義のチーム。マッチは悠々と監督業している様子。星野はマシンの設定が今一なのかイライラした様子。彼らを眼下に見るのはなかなか経験できない。ピットワークも真上から眺める。1ストップでドライバー交代、給油、タイヤ交換を40秒台で済ます。作業人数や同時作業の制限があるから安全だ。なければF1のようにタイヤ交換2.5秒の世界になる。

乗り込むとにやけてしまう
メルセデスAMGで参戦するチームは今シーズン5つある。それら5チームの監督と正副ドライバーが揃ってラウンジに立ち寄る。抱負を聞き、写真撮影やサインをする。ラウンジならではのサービスだ。最初に現れる。監督は片山右京。元F1ドライバーだ。先週はロシアのソチからF1の解説中継をしていたからか、時差ボケっぽい表情をしている。対照的なレースクィーンたちの笑顔に視線は向いてしまう。

通常ピットウォークでは前から眺めるだけだ。ラウンジ特典でピット内にも入れる。クルマにも乗れる。深いバケットシートは乗り降りするにも苦労する。車体だけはAMG GTだが、チューンアップで中味は別物だ。内装は剥がし、ロールバーで剛性を高める。マフラーはドア下から吐き出し、空力パーツでダウンフォースを高める。これほどではないが30数年前似たようなことをやっていたことを懐かしく思い出しながら、あちこち見入ってしまった。

中嶋悟はホンダとともに
スタート前のグリッドウォークもラウンジ特典。人で大渋滞。グリッドウォークチケットも販売しているからだが、入れすぎだろう。クルマがほとんど見えない。元F1ドライバーの中嶋悟や国さんの愛称される高橋国光を発見。いずれも監督としてチームを率いている。どのチームを見てもドライバー達を全く知らず、かつて一世風靡した監督達が懐かしいとなると、もいい年だ。

優勝したレクサスLC500
今シーズンGT500クラスは、新車LCを投入したレクサスが強い。決勝では1-3位を占めた。高橋のホンダNSXは6位、マッチの日産GTRは12位、中嶋NSXは13位、星野GTRは14位だった。ホンダと日産勢が今後巻き返せるかが楽しみだ。

この眺めが好きだ
GT300クラスは、第1ラウンド岡山ではメルセデスが1-2位を占めた。片山メルセデスは前回優勝で、今回も40Kgの重りハンディを載せながらもポールポジションを奪い自信満々だったが、パンクに見舞われ11位だった。

ラウンジからの帰り際、メルセデス日本の社長にも挨拶される。若いが元気なやり手でハキハキしている。総じてパッドクラウンジ観戦はリッチな気分になれるのだが、やっぱりサーキットは爆音を聞きながら汗かいたり凍えたりしながら見るほうがいい。

2017年5月3日水曜日

次は花より魚

花の案内板
青いじゅうたん
今年のGWは9連休。年末年始に予約後、引越しのためキャンセルした四国への車遠征にちょうどよい。だが計画や予約が面倒であきらめる。所用を済ませながら、釣りや日帰りプチ遠征等で楽しむことに。

なんでたまごなのかは知らない
引越して茨城方面が近くなった。朝早くひたち海浜公園へ。渋滞前に首都高も常磐道も抜ける。国営は珍しい。想像より遥かに広い敷地。てくてく歩く。ダイエットにも良い。車だとビールも飲めないのでなお効果的だ。みはらしの丘はこの時季ネモフィラという花で覆われる。ナノハナとのコントラスト。丘が有名だが、たまごの森の花々も負けていない。

裏の本殿は茅葺
磯から現れた
神を祭る
1万歩以上歩いて腹が減った。公園も団体客が増えて込んできた。昼前には大洗へ移動。混む前に那珂湊の市場で海鮮丼。旨い。ヤマサが幅を効かす市場を散策。味見を重ねてイカの明太子和え塩辛を持ち帰り。

すぐ近くの大洗磯前神社に立ち寄る。イソマエでなくイソサキと読む。日本語は難しい。田舎の小さな神社だろうと高をくくっていた。でかい二つの鳥居と広く立派な建物に驚く。856年の創立の古さにも驚く。荒廃していた神社を徳川光圀が造営したらしい。さすが黄門様だ。神社から階段を下りて磯に出る。神が現れたという岩場に立つ鳥居。日の出が良さそうだ。磯に下りてくるときは良かったが神社に戻る登り階段はきつい。ひざを笑わせながらクルマに戻る。

帰りの渋滞も避けて夕刻には帰宅。いいドライブになった。以前は断念していた日立の漁港にも日帰りで充分行けることが確認できた。