2013年9月29日日曜日

ついに

人生初マグロ。
2013年9月28日(土)釣行 小潮
瀬戸丸 18号船 左舷トモ2番(左5、右3)
6:00出港 13:10納竿 14:15帰港
茅ヶ崎沖 タナ40-65m 波1m
晴れ 北東の風6-10m

キハダ 1匹 23.5kg

「いいよー!60m」探索から急停止とともに投入指示。納竿まで残り40分。朝からマグロの反応はあるが喰い悪く、船中アタリなし。茅ヶ崎沖に各港の船が集結したこの日、どの船も苦戦で、剱崎の船はいずれも型を見ていないらしい。「良い反応入ってきてるよー。ここで喰わせて」と仲乗りさんも激。「入ったー!」と船長。長い沈黙を破って、ついに、左舷ミヨシ2番でヒット。オマツリ回避にすかさず全員仕掛けを上げて見守るが、走らせている途中でハリス切れ。「入れて!まだ反応あるよ、60m」と、船長もなんとか型をみたい。お隣左舷トモ1番でヒット。皆また仕掛けを回収して見守るが、ラインを出しきられてブレイク。200mしか巻いていなかったらしい。「それじゃあマグロ釣りになんないよー」とがっくりの船長。俺はすぐに再投入。残り15分のラストチャンス。船上で作った仕掛けに賭ける。

コマセてキーパーに掛けた直後、ロッドが、ついに、曲がった。「喰ったよー!」皆に知らせる。緩めのドラグからラインが勢いよく出されていくのを眺めながらグローブを装着。「右舷とマツってる。そのまま巻かないで!」と船長。右舷の二人を左舷まで誘導して先にオマツリを解く。慎重だ。皆これを逃すと船中完敗になるのを知っている。「前で手繰ろう」と船長、ミヨシ2番のキーパーに移動し、仲乗りさんが横でラインを手繰る。俺は手繰る量にあわせてテンション一定に保ちながら巻く。釣趣は落ちるが、俺も釣り人も船長も、船に乗り合わせた皆、欲しいのは釣果だ。

撮りたかったこの絵

200mほども走って疲れたか、大きな抵抗なく手繰れている。タックルは常連さんが船に置いていた借り物だ。俺のは高切れした。中盤走行中にトモからラインを出してリールに巻き直していたら運悪く他船に横切られた。リールの中ほどでラインにたわみがあったので、噛み込みによるハリス切れを避けるためだったのだが。巻き替えを勧めた仲乗りさんが常連さんに断りタックルを貸してくれた。レバードラグでロッドとともに良い品だ。ビシと天秤も失ったが持参の予備を使用。ワラサ用の天秤で強度に不安があるが仕方ない。「仕掛け替えたら喰ったよ」と仲乗りさんに礼。「強化チューブは外したほうが良い、喰いが渋い時は特に」とのアドバイスに応じたものだ。手繰りながらハリスと針を聞く仲乗りさん。「24号にムツサークル1/0」の答えにうなずき、手繰る強さを調整している。そんなこんなの果てに9回裏2アウト、ついに、喰わせた一尾、俺も彼も逃すわけにはいかない。

宿で常連さんが解体。
ありがとう。

「見えたぞ!」「ビシまで巻き上げろ!」「回ってる」「むこうからサメが来るぞ!」「タモが入らない!竿下げろ!」怒号が飛び交う船上。船長が差し出す大タモ。入るキハダ。「やったー」拍手。「おめでとう」握手。「ありがとう」感動。今期4回目の挑戦。ついに、手にしたマグロ。宿で検量。23.5kgはこの時期大きくはない。それでもこの日船中唯一。剱崎港江奈・間口で唯一。なにより、人生初マグロ。ついに。

BJSアオモノM200改+オシアジガー4000 PE8号
 ⇒ 高切れで常連さんのタックル借用
ストレート天秤50cm+プラビシ青物用L80号
 ⇒ 高切れで予備の天秤70cm+プラビシL80号
24号3mオーナーキハダ針16号
 ⇒ 24号6mオーナームツサークル1/0船上作成

2013年9月24日火曜日

素泊まり

旅館やホテルで夕食も朝食も取らずに泊まるだけのことを素泊まりという。釣行前に宿泊する場合、宿への到着が遅くて夕食を抜き、朝食時には船上なのでこれも抜いた素泊まりにすることも多い。なにより経済的だ。

上さんと一泊二日の波崎・外川釣行。先週の予定だったが、台風18号の進路を読み切って、ホテルのキャンセル料を回避できる三日前にキャンセル。平日の24日に休暇を取り、23、24日に順延した。平日前なので宿泊料が割安だ。前回二連釣にくたびれた上さんは、初日のみ釣行して、二日目は俺が帰港するまで宿でゆっくり寝たり温泉につかったりする計画。幸い12時とチェックアウトの遅いプランを発見。ならばと素泊まりにせず、夕食は二人で、朝食は上さんのみ取ることにした。
銚子港停泊中の
海上保安庁巡視船つくば。


折しも23日は波崎のアカムツ大会(これも先週16日の予定が順延されたもの)。二人で再エントリー。3時間弱のドライブを経て港に到着。道中いつものように爆睡の上さんはスッキリした顔で、さっさとサロペット・長靴を履いて準備万端、大好物のアカムツを自ら数稼ぐと気合満々だ。4時大会受付所に参加者が集合。主催者が挨拶してルール説明と思いきや、「昨夜12時から風が強まり今も15mの強風。波も3m弱あるので残念ながら大会は中止とします。朝早くからお疲れ様でした、参加賞を受け取ってお帰りください…」と。がっくりと首をうなだれる上さん。車に戻るや否や、矛先は俺に向けられる。「どないすんのー、泊ってもしゃあない、もう帰ろ!」ホテルのキャンセル料を回避できないから今日は観光で時間を潰し、なんなら明日のヒラメに一緒に行こうとなんとか説得。ファミレスで時間を潰し、車中で仮眠後、やっと営業時間になったウオッセや地球が丸く見える展望台などを見て回る。

風見鶏ならぬ風見魚

犬坊埼の北側波崎は北風に弱いが、南側の外川は出船した様子。12時過ぎ、外川港に立ち寄り、帰港した三浦丸船長に今日の模様を聞く。「トップで4枚だ。うねりがきつくてダメだぁ。沖縄に有るの(台風19号)は問題ねぇけんど、真下(真南)に有るやつぁ(台風20号)うねらしてどうにもなんねぇ。」こりゃぁヤバそうだと「明日は風弱まるみたいだから出れっしょ?」と聞く。「だんめだ。もっとうねっから出らんね。今から断りの電話いれんだ。良い日にまた来てくんろ」と船長。…まさかの二日連続出船停止。めまいを覚えながら振り返ると、車中でやり取りを聞いていた上さんは頬がハムスター状態。

とぼとぼとホテルにチェックイン。ゆったりとした時間を温泉と夕食で楽しむ。朝食後さっさとチェックアウト。昼前に帰宅。食事は美味く寝心地も良かったのだが、釣行なき宿泊…。前泊でも後泊でもない。これが本当の素泊まりだ。

2013年9月14日土曜日

マグロ禁止令 

渋い中値千金の一尾に手を合わす
2013年9月14日(土)釣行 長潮
瀬戸丸 21号船 左舷ミヨシ4番(左10、右11)
6:00出港 11:55納竿 12:10帰港
曇り時々雨 北東の風5-4m
水深40m前後 波0.5m

ワラサ 1匹 3.1kg

三連休後半に波崎・外川に行く予定だったが、台風18号が直撃しそうなのでキャンセル。「海が荒れる前に行ってくる」とキハダを目論む。「魚がなくなったからワラサにしぃ。カツオは要らん。マグロはあかんで絶対!」とお上。キハダ3連ボに、ついに禁止令がでてしまった。瀬戸丸のマグロ席札を羨ましく眺めながら、ワラサ席札を取る。

一投目から船中あちこちでヒット、イナダも混じる。ここで遅れてはならぬと誘うと俺にもアタリ。強い突っ込みにワラサと確信。しばらくぶりの魚の引きを堪能して無事確保。幸先良しと思ったが、この朝一の時合いは、10分ほどでおしまい。「昨日はよかったが、今日こんなに潮が澄むとは…」と船長も困惑気味。久里浜沖まで行ってみるが、ソウダが回ってきて、とんぼ返り。以降剱崎沖で粘るが、船中忘れたころにポツンと当たる程度。台風に備えて船をしまうらしく少々早上がり。船中オデコも多い。朝一に釣っておいてよかった。ワラサでもボウズでは何を言われるかわからぬ。この一本で、マグロ禁止令が解ければいいのだが。恐る恐る釣果メールを出したが、…応答がない。

帰宅後、お上の第一声「ぎょうさん釣れてるのとちゃうかったん?!」…やはり一匹ではダメか。これでも今日の模様では貴重な一尾だったのだが…。

BJS青物M改 フォースマスター3000 PE5号
天秤70cm プラビシ青物用L80号 クッション1m 8号6mヒラマサ11号1本針

2013年9月8日日曜日

魚無

2013年9月8日(日)釣行 中潮
一俊丸 8号船 右舷トモ3番(右8、左9)
6:00出港 14:05納竿 15:10帰港
雨のち曇り 南南西の風2-9m
波0.5-1.5m タナ40-70m

キハダマグロ 0

土曜は月例仕立てだったが、同日帰国のため参加できず。カツオが釣れた様子でなにより。カツオを土産にしてからマグロを狙う船宿がほとんどだが、一俊丸はマグロ船とカツオ船とを分けている。帰国後の時差ボケ調整を口実に日曜釣行。もちろん、カツオには目もくれず、マグロ船で狙う。誘導天秤使用。ほとんどの船が今期は誘導天秤を禁止する中、カツオを狙わぬ一俊丸ならでは。

日が悪かったか。アタリなし。船中ヒット3ではいかんともしがたい。喰わせてもマグロはなかなか取り込めない。今日は船中ゼロ。左舷胴間の一人目は瞬殺。ほぼ同時にあてた右舷ミヨシも突っ込まれてハリス切れ。納竿直前にあてた右舷トモは、残り5mでハリス切れ。30分の格闘を見守っていた船中全員が脱力して帰港。

前回に続き、魚無。今シーズンはキハダはおろかキメジも見れずに終わってしまうのか…。

BJSアオモノM改 オシアジガー5000P PE8号
誘導天秤50cm プラビシ青物用L80号 24号3m1本針 

2013年9月1日日曜日

ボロが出始める頃

今週末は再度マグロを狙うつもりだった。ところが金曜にウオシュレットが、土曜にはリビングのエアコンが、相次いで故障。それでもタックルを準備していると、背後からお上の鋭い視線。さすがに釣行を断念、トイレとエアコンの修理に追われて土日を潰してしまった。

ウォシュレットは水が全く出なくなった。電気系統に異常はなさそうなのでポンプ故障らしい。修理不能そうなので、新たに購入して据え付けた。最近のものは省エネ性能が向上していて、温水も便座も瞬時に温めることができて、待機電力もゼロだという。日中暑い中汗をかきながらも、難なく据え付けられて満足。

エアコンはダメだ。室内機からポタポタ水漏れし始めた。ネットで調べるとドレインホースのつまりだとあるので、室外ホースを掃除機で吸ってみたり、パイプつまり除去線でつついてみたりした。奏功せず。蚊に散々喰われただけで、結局修理屋に電話。今日中に来ると言うが、治るかどうかまだ分からない。この酷暑の中エアコンなしはきつい。

ともに12年以上も使ったので、ボロが出始める頃ではある。釣りはその半分6年が経過した。すでにボロが出始めているのか、最近釣果が優れない。まぁ、釣りも、トイレやエアコン同様、気持ちよくできれば良いのだ。