2011年8月7日日曜日

女将はお揃いでいいわねーと言うものの

外房の朝焼けはきれいだ。
軽く酔い気味で水平を取れず。
2011年8月6日(土)釣行 小潮
源七丸2号船 左舷ミヨシ、胴間、トモ
片貝沖 水深40-50m
晴れ 南西の風3-5m 波0.5-1m

釣人
魚種
ヒラメ
ホウボウ

42-45cm
40cm
上さん
ヒラメ
43cm
次男
ヒラメ
ソイ
シイラ



30cm
80cm

車中も釣行前後もこれなら寝不足知らず。
上に乗るのは、Kが連れてきた犬。
先週末犬当番に一時帰宅したまま夏休みの次男K。寿司は納豆巻、カッパ巻にマグロしか喰えない変わり者だった。「最近はエンガワが美味いと思うようになった」と言う。話し相手が増えて楽しげな上さん、すかさず「回転寿司のエンガワなんかで美味い言うとったらあかん」と応じる。いやーな予感がする。「そや、皆でヒラメ釣りに行こ。Kも自分で釣って喰てみ、全然違うから」と上さん。…やっぱり。ひとつテンヤは先送りすればよいとして、3人分の準備と費用それに捌くのがきつい。しかしまぁ、滅多にないことだから否はなかろうと、外川より近い片貝へ。今年は解禁が1カ月早くて助かった。

釣り人5名の左舷を貸切状態で、ミヨシからK、俺、上さんの順に並び、4時には出船。タックルと釣り座の準備に、Kにはフルサポート、上さんにもハーフサポートを要するので忙しい。睡眠不足もこたえて行程1時間ほどの沖合に着くまでに吐き気を感じ、酔い止めを飲む。一投目、Kにイワシ餌ののつけ方、投入、タナ取り、誘いを実演し、「コツコツとあたりがあっても、大きく引き込むまで待て」と竿を渡す。さて、自分の竿も出すべく胴間に戻ると、念願の大ドモに構えた上さんが必死の形相で巻き上げ中。竿先に引きがみられないので「海藻釣ってんのか?」と冷やかしつつ、念のためタモを手に寄り添う。浮いてきたのは小型ながらヒラメ。「やった!」と本人大喜び。「俺が投入する前に釣るとは幸先ええな、こりゃ5枚は堅いな」と持ち上げておく。すると今後はKが「なんか釣れた」と巻き上げている。タモ入れしたのはソイ。俺も釣ったことがない。右舷ミヨシの常連さんに「煮付けが美味い高級魚だよ」と言われ、本人もまんざらではなさそう。

シイラを手に感情表現の少ないK
以降、ぱたりとアタリがない。常連さんが3枚釣ったが、他はアタリが出せない。中盤、「ついに来たぞー」と巻き上げると、ホウボウでがっくり。上さんは笑わず「(エラを広げた様子が似てるらしい)ジュディオングは要らん。返し」とリリース要請。無視してミヨシに置いたクーラーボックスにキープ。直後にようやく小型のヒラメを釣り上げ、ホッとする。なんとかKにも本命を釣らせたいなと考えていると、「お父さん」と呼ぶ声。振り返ると、Kのラインが大きく振りだされている。青物とみて「巻け巻け!」と指示。近寄ってきた獲物は青・黄・緑色に輝いている。「シイラだ」。ハリスを手繰り、船長にタモ入れしてもらう。ヒラメは釣れぬかも、とシイラで記念撮影してリリース。ソイといい、シイラといい、珍しい魚を釣るやつだ。ヒラメらしきアタリを、二度ほどびっくりアワセで逃したらしい。終盤は潮が速くなりさらに苦戦。

去年は2人で6枚、今年は3人で3枚。
今年は型も小さく湧きも多くはない。
ホウボウの1本は常連さんがくれた。
「この流しで片付けましょう」のラスト。いきなり俺の竿が海面に入った!「わっはっはー。でかいぞー」と、上さんを見やると「いっつもこれや」とふくれっつら。今日は握りなしなのだが、それでも負けたくないらしい。巻上げ中も引きこみが強いので、大型を期待して慎重にやり取り。船長も「ゆっくりやんな」と同意見でタモをスタンバイ。海面に浮いたのは、…40cm強の小型。孫針がエラ後方にスレ掛りしたので、強く暴れていたらしい。がっくりで沖上がりだが、なんとかヒラメは確保できたし、Kもあれこれ釣れた。世話が忙しいが、ファミリーフィッシングも楽しい。

俺 マイロッド4+6ショート、マイリール3 PE2.5号
上さん マイロッド10マイリール1 PE3号
K マイロッド1マイリール2 PE6号
錘60号、ハリス6-8号60-130cm、捨て糸4-5号50-60cm

3 件のコメント:

  1.  こんにちは、まーです。
    親子で釣りなんていいですね~、楽しかったでしょうね。
    みんなの世話をしながら2枚も釣るなんてジャックさん すごーい^^

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  2. 汐留の漁労長2011年8月7日 18:37

    ジャックさん お疲れ様でした。
    私は世話できるのは1人が限界です。ヒラメではなおさら大変だったと思います。船によっては仲乗りさんが手取り足取りで面倒みてくれる船もありますが、少数派でしょうか?
    でも、大きなシイラ(すごい引きだったともいます)、ホウボウは良かったのではないでしょうか?
    夏のヒラメだって美味ですし、シイラはバター焼き、ソイは煮付けですね♪
    失礼しました。
    ※kさんが沖釣りにはまると、道具が大変ですね~

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  3. まーさん、ありがとうございます。単独釣行とは別世界な楽しさでした。置き竿のまま、Kか上さんに寄り添っている時間のほうが長かったので、2枚は全くのラッキーですね。

    漁労長さん、ありがとうございます。船長や仲乗りさんの多くは、聞かれれば教えるがそうでなければお節介にならないようにする、という人がほとんどですね。源七丸もそうです。シイラは「まさかそれを持ち帰るんじゃあないやろな」と上さんの目が三角になっていたのでリリース。ソイを刺身と煮つけで頂きましたが、一番うまかったです。Kはまたやりたいのやら、もう嫌なのやら…。感情表現が希薄なのはいずこも同じようでして。

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