2018年11月9日金曜日

AMG三昧

最新AMG勢揃い
時間が前後するが記録しておきたい。AMG Driving Academyに参加してきた。

  • 日時:2018年10月31日
  • 場所:富士スピードウェイ

現役レーサーも勢揃い
丸一日のBasicと二日に渡るAdvancedの2つのコースがあるが前者に参加。前者は20人を2グループに。前日から始めた後者は10人だが、3人リタイヤしたという。それもそのはず、朝から晩まで走りっ放しで、生半可な人はGに耐えられなくなった様子。

まず驚いたのはインストラクター。Super GTでAMGを駆る現役ドライバーの高木、片岡、黒澤各選手が勢揃い。自グループには片岡選手が一日指導してくれた。次に驚いたのが準備されたクルマの豪華さ。AMGの全ラインアップが揃えられていた。しかも全て新車だ。プログラム別に乗り込んだ車種を記録しておこう。
  1. Drift:E63
  2. Break & Lane Change:C63、C43
  3. Drag Race & Stop Box:E53、CLS53
  4. Timed Slalom:A45
  5. Taxi Ride:E63
  6. Lead & Follow:GT C、GT S、E53 (AdvancedではGT Rにも)
1ではパイロンコースに水を巻いてE63の4MATICとDriftモード、EPSの有無の組み合わせ4種の違いを体感する。30km/hでもEPS無しではあっさりスピンする。かつて楽しんだカウンターステアが今では遅れるのも痛感。E63を存分に滑らせたりスピンしたりするのは滅多に体験できないなので、早くもテンションMax。




2はフルブレーキングしながらパイロンレーンを左右に避ける。80km/h〜100km/hで底が抜ける程ブレーキを蹴る。ABSが機能して右左にステアリングしても車体は安定して追随する。ブレーキング中はハンドル切るなと言われたのは今や昔。これは難しくない。




3はチキンレース。ゼロヨンよろしく2台並んでスタートダッシュし、岸壁代わりのパイロン4方内に先に止める。楽しい。スタートはいつも良い。問題はブレーキング。制動距離把握のため1回目はオーバーして負ける(チキンレースなら岸壁から落ちている)。フルブレーキングでピタリと止めるのは難しいが調整して2戦目以降は勝てる。




4はジムカーナだ。スラロームとS字とストップボックスの組合せでタイムトライアル。ラインどりが難しい。出口がタイトなコーナーへの侵入に、突っ込み過ぎでかつクリップも浅い傾向があることがわかった。早目にフルブレーキング、スローインファストアウトが鉄則だ。





これで富士スピードウェイを走る
以上はサブコースや駐車場で乗り回すのだが、圧巻は本コースを使った5と6だ。黒澤選手の駆るE63に同乗して本コースを一周。「前半流して、後半楽しむ」とは本人の弁だが、要はグリップさせてかドリフトかの違いであって、絶対速度は初めから速い。驚いたのはブレーキングの強烈さ。各コーナー侵入でまさに2のフルブレーキングで(ギュって言うより)ガンって感じで減速する。公道での浅いソフトなブレーキングなどサーキットではあり得ない。最新のAMGシートはGのかかるサイドがホールド力を高めるのだが、その有効性も体感。




片岡選手ありがとう
クライマックスは6の隊列走行。片岡選手が先導してGT5台が縦列走行で5周。GTの後はE63でも5周して計10周。最終コーナー立ち上がりで、1番手が右に避けて減速して5番手に。5人全員が各車で先導車の真後ろを1周は走る。片岡選手について走ってライン取りの違いがよくわかった。富士の3セクターは出口がタイトになるコーナーの連続。進入速度を落としてクリッピング点を深くとり、出口速度を上げる。初めはなぜこんなにアウトで、しかも早くブレーキングをするのかと思ったが、出口で置いて行かれて実感。周回を重ねるにつれて体得できた。


E53とCLS53を惜しげなく
隊列が揃っていれば先導者は速度を上げる。誰かが遅れるとペースを落とす。最高速度は200㎞/h程度と事前に言われていたが、グループに恵まれた。徐々にペースアップ。1.5kmのストレートを全開で走る。爽快。250㎞/h超。ブレーキングして100㎞/h超で第1コーナーに侵入、全開で第2コーナーへ。それでもフルブレーキングしていたわけではないので、ポテンシャルはまだまだ高い。


初めての富士スピードウェイを初めてのGTやE63で堪能。丸一日走りまくった。安くはないアカデミーだが相応の価値はあった。低速道路な東名で帰宅。体はそれなりに疲れていたのだろう、朝まで一度も目覚めることなく熟睡した。

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