2025年5月6日火曜日

値千金

 2025年5月5日(月、こどもの日) 小潮

朝日を進むイカ釣り座
はら丸 6時船 
左舷トモ3番(左8、右7) 
5:30出港 12:30納竿 13:45帰港 
洲崎沖 水深100~180m 
波0.5m 晴れ 南東の風1~5m 

スルメイカ 1匹 胴長25cm 
ウルメイワシ リリース
ゴマサバ 多数リリース

船中 スルメ・ヤリ 0~3匹

文字通り値千金の一匹
イカ釣りも5年ぶりだ。前日は強風で出船中止、翌日は雨予報とあって、晴れて凪ぎの5日は大混雑。予約のために始めに電話した喜平次丸は満席、はら丸も5時船満席、6時船も予約18人とのことだった。乗り込んで船長に久しぶりの挨拶、満面の笑みで歓迎してくれた。
ミミやアシは湯引きで旨し

予約客が揃ったのか早めに出船。延々と洲崎沖まで1時間ほど走る。良い凪なのだが、出船前隣に駆け込んだ貸竿親子3人組は船酔い。かわいそうに丸一日嘔吐に苦しみながら船室寝たきり状態に。仲乗りさんや常連さんが釣ったヤリやスルメやウルメイワシを渡して慰める。アジはやったことがあると話していたが、遠征気味で道具立ても釣り方も難度の高いイカ釣りにはまだ早かったようだ。懲りて沖釣りをやめなければ良いのだが。

この日の釣果は最低だ。釣り人や船長の腕が悪いわけではない。また、はら丸だけが貧果だったわけでもなく、三浦半島を拠点にするイカ釣り船全てが壊滅状態だっただろう。いつもはずらずら並ぶ船上干しが、20艘ほどのどの船も0~3匹ほどだ。実際、喜平次丸も0の方多数と振り返っている。群れが小さく移動が速いどころではなく、イカがいない。船長も懸命に探索するが、見つけて投入しても船中誰かが1匹取り込むのが珍しいほど、ほとんど空振りだった。

キャベツのほうが重い
諦めムードが漂い、ボウズも覚悟した11時頃。それでも投入合図がでると反射的にオモリを投げ込む。14cm直結8本のイカヅノが自作投入器からスパスパ飛び出す。長い仕掛けの問い扱い、オマツリの解消や取り込み操作など、5年経っても身体が覚えていた。ノリの感触がいまいち確信できないが、周囲が誰も巻き上げない中、イカの重みに違いないと恐る恐る巻き上げる。下から2番目に乗っていた小振りなスルメイカ。実際の取り込みや潮噴射に驚く初心者親子。この日の値千金の一匹、ボウズ逃れで妙に安堵する。

下船時に、せっかく久しぶりだってのにすまなかったねぇと、これも屈託のない笑顔の船長。寂しい釣果だったが不思議と悔しさはなく、この笑顔や快晴で爽快な船上遊覧に、すがすがしい気分だ。船宿からお土産に春キャベツももらって帰宅。貴重な刺身に酒が進む。

ダイワ極鋭ヤリイカAGS167 + シマノフォースマスター2000 PE3号
ヨリトリリング 中錘10号
11cm→14cm直結8本 14cmブランコ7本 錘150号

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