2014年7月13日日曜日

善戦墓祷

輝く墓に参列者が映える
墓ができた。悪戦墓闘で選んだ石材店が良い仕事をしてくれた。写真ではわかりにくいが、インパラブルーの青い宝石のような輝きが至る所に浮き出ており、石材店もこれほど良く浮いているものはなかなか見ないというほどの大当たりだ。指定した「蓮」は、泥の中でも真っ直ぐに伸びる純真さを意味する戒名から一字をあて、同時に連なる意味も込めた。同様に絵柄には上さんが好きだったイルカを、群れる意味も込めて指定した。蓮の「二度彫り」はもちろんだが、イルカのなかなかお目にすることがない「影彫り」は特に想像以上の出来栄えで、職人あがりの石材店に任せてよかった。これらを他霊園・他石材店見積の半額~1/3でできたことに大満足。

7月13日納骨。簡単なものだ。霊園管理人が骨壺を安置して、「良い石だから重いね」と言いながら蓋をする。墓に供花を飾り、最近は少なくなった煙がもうもうと出る線香を焚く。用意してくれた台に遺影と位牌のほか、供物に好きだったお菓子とタバコを配置。墓の開眼供養も兼ねるので、ワンカップの酒と小皿に乗せた塩と米も供える。坊主は呼ばず。他の墓の開眼・納骨を観察していたが、5-10分もお経をあげれば終わりだった。この程度なら呼ぶまでもない。ポータブルのスピーカをセットし、スマホに接続、アプリの般若心経を流しながら唱える。駆け付けた長男Tはキョトンとしているが、仏壇前で何度か唱えたことのある次男Kも声をあげる。

輝く石材に映える彫りで個性的な墓に、見栄張りだった上さんも面目をほどこしていよう。真っ直ぐで子供っぽい性格から幾度となく喧嘩になった長男、次男、嫁が皆集まり、もっともかわいがっていた孫娘にも手を合わせられて、嬉し涙を流しているに違いない。命日から6か月と3日。俺にとっても一通りの区切りがついて穏やかな心境に。