2016年4月24日日曜日

エミレーツの国々

ドバイの有名なリゾート
ターバンの形や色にも
意味があるのだろう
アラブ首長国連邦に出張。SubOptic2016という国際会議。行きは夜中出発、朝到着。帰りは朝出発、深夜到着。すんげぇくたびれた。移動10時間以上のフライトのことではない。20を超える顧客や取引先との面談だ。中にははなはだ無礼な人達もいたし、全く想定外の議論になったものもあり、即断即決で方針を決めて今後につなげることにくたびれた。

林立する50階超のビル群
エミレーツは日本では首長と訳される。王家一族のようなものか。そうした国が7つあり、それらを連帯させたのが、アラブの首長国の連邦というわけだ。もっとも歴史があってリーダー格なのがアブダビ。近年急速に発展しているのがドバイだ。それぞれ砂漠に作った都市だが首長国を形成している。今回の舞台はドバイ。海に写真のような一大リゾートを作って世界中から観光客やビジネスを誘致した。一時破綻仕掛けたがアブダビが救済したという。エミレーツ達は上等なシルクのアラブ衣装で街を闊歩している。どの王家もオイルマネーを手にしているからとにかくリッチだ。町には名立たる高級車があふれ、林立する50階のビル郡はいずれも金銀光りしている。世界一高いビルも世界一広いモールもドバイにある。欧米に負けじととにかく豪華に国造りをすすめているが、裕福なアラブ人つまりエミレーツは人口の10%に過ぎない。ビルや道路や鉄道の建設やホテル・レストランの給仕などありとあらゆる労働者は、インドやパキスタンなどのアジア人だ。

主な写真や動画はGoogle Photoの自動生成アルバムに。

2016年4月11日月曜日

墓参ツアー

車体への映り込み維持したい
隣接アウトレットに
上さんと来たな…
4月9-10日の週末は墓参ツアー。
朝からクルマを洗って清め、まず上さんと親父の墓参り。毎月月命日前に墓参して雨風でついた砂埃を落とす。二人はあの世で酒を飲み交わしているだろう。霊園事務所前の桜を背景に車撮影。

朝風呂に入って急ぎ羽田へ。出張で使う電車よりもクルマのほうがはるかに楽だし早い。早い時期に予約したからか高級ホテルとJAL往復で38000円。往復新幹線代より安い。関西空港へは初めて。和歌山を回り込んで着陸する際、島周辺の船をみて釣りに行きたくなった。もともと関東の漁法の多くは和歌山から移り住んで発展したものだという。いずれ和歌山釣行も考えよう。友Mが亡くなってもう5年。霊園に隣接する広大な大泉公園の桜が平和でのどかだ。親父はともかく、上さんとは存分に飲んでくれと頼む。格安チケットのためフライト変更できず、今年は皆に遅れて一人での墓参になった。気ままな一人旅にもこの2年でずいぶん慣れた。高層ホテルからの夜景は一人ではもったいないが、少し近くなった天に向かって三人の冥福を祈って乾杯。写真はまとめて大阪墓参りに。

真田信繁(幸村)最期の地
翌10日の午前を使って玉造に上る。真田ゆかりの地を弾丸巡り。大阪城に通じる地下道があったという三光神社、信繁の墓が、なぜか時代を経て龍馬暗殺の二人の墓とともにある心眼寺、信繁が戦勝祈願した鎌八幡。それら真田丸のなごりの地は今年末に向けて賑わうことだろう。歩くとわかるがこれらはいずれも高台になっている。太古の昔上町台地は南北に伸びる半島で、その北端に位置する大阪城は北も東も西もかつて海だった低地だ。三方を川や水掘りで固めた大阪城。唯一空堀しかない南側に徳川が殺到すると読んだ信繁は昌幸譲りの戦略家だ。上田で二度、冬の陣でも煮え湯を飲まされ、夏の陣では戦死も覚悟するほど追いつめられた家康には、この親子ほど憎々しい存在はなかったろう。その反動からか落城を聞いて勝鬨をあげたという茶臼山へ下る。道明寺の激戦から茶臼山に引き上げ、三度の突撃で家康を追いつけたが数で反撃された信繁は、茶臼山からわずかな距離にある安居神社で休息中斬られた。今回この地でだけ胸がざわついた。写真はまとめて大阪真田めぐりに。

アートな山門は珍しい
茶臼山を出ると何やら人出が多い寺に入り込んだ。一心寺という浄土寺だ。巨大な本堂とアートな門が興味深い。天王寺通天閣は目と鼻の先。大阪生まれだが北部なので通天閣を見たことがない。時間がないが寄ってみた。喫茶店やら、名物の串揚げやらたこ焼きやら、もっと言えばいかにも場末な連れ込み宿やら、なるほどこの界隈には昭和臭さが色濃く残っている。写真はまとめて通天閣と一心寺に。そういえば夕食はお好み焼き、昼食はたこ焼きと、ついついこの地に来ると昭和の粉物を選んでしまう。通天閣にも、対照的に新しいハルカスにも登れなかったので、またいずれかの楽しみにしておこう。

2016年4月3日日曜日

体力温存策

育丸Webから。
傾きがこの日の揺れを物語る
2016年4月2日(金)釣行 長潮
育丸 船長船 左舷トモ1番(左4、右3)
6:30出港 13:30納竿 14:00帰港
剣崎沖 水深40-70m
曇り 北東の風13-10m 波1.5-1m

マダイ 1匹 0.8Kg
マアジ 1匹 30cm
イシダイ リリース

月例仕立て。乗っ込みマダイ狙い。前夜から降った雨は上がったが、気温が下がり、北風強く寒い。当然海は荒れ、船は揺れるだろう。乗合ならパスする状況なのだが、この仕立てメンバーは船宿が中止だとか早上がりだとか言わない限り、止めない。内心ダイハード仕立てと呼んでいる。気乗りしていないので遅れ気味に到着すると、皆乗船済で準備万端、やる気満々。

白波が立ち実際は写真より揺れる
腹の傷はサメか?
案の定、沖は荒れている。潮は程良く濁り、程良く流れているが、この揺れではタナ取りもビシを静かにさせておくことも難しく、タイの釣果は望めない。船長も承知の上で「イナダ混じりなので4号8mで」と狙いはむしろイナダに。揺れに加えて強風は、体力を奪い、肩こりから頭痛を誘発する。テーマを「体力温存」に決める。無駄な誘いはしない。タナを取ったら置き竿。かなり揺れるが柔らかく長い竿が吸収するに任せる。幸いトモなのですぐに操舵室の後方に隠れて風当たりを避ける。3-5分間隔で、付けエサとコマセを入れ直す。これだけ。

思わず手が出るよな
第一投で右舷二人がイナダを釣り上げた。以降沈黙。俺には序盤リリースサイズのイシダイが釣れて、沖上がりまで桶で泳がして観賞。中盤、置き竿が不意に拭け上がる。オマツリかサバかと急ぎ竿を取ると、魚の引きがある。いなしながら巻き上げると、水面でオマツリしていてガッカリ。解いて、自分のハリスを手繰るとやはり魚信がある。取り込んだのはキロには満たないが、体高と幅のある良型マダイ。何がどうなって釣れたのかよく分からんが、ともかく嬉しい。終盤には久しぶりに大アジの引きを楽しんだが、これも1匹のみ。
こうしてもらえるとアジも本望?

結局この3匹で終了。だがこの貧果は今日の状況では上出来だ。マダイは船中でこの一尾のみで0-1。7人で他には第一投のイナダを二人が一匹ずつ釣ったなのだから。船宿もさすがにつらいのだろう、春キャベツを一人3個ずつお土産に。

持ち帰ると多すぎずちょうど良いと喜んだ家人が今はいない。最も喜びそうなRさんにタイとアジとキャベツを届ける。車が潮風真っ白な上に鳥爆弾まで喰らっている。帰る前に洗車する。ついでにディーラにも立ち寄り、来場記念のグラスをゲット。それもこれも船上での体力温存策が奏功している。帰宅すると「立派なタイはホックホク、アジはプリプリ」との連絡。タイもアジも、そして猫も喜んだことだろう。

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3号8m1本針、4号3.5m2本針