2017年4月2日日曜日

AFのような本当の話

2週間後には桜満開なのだが・・・
ふるさと納税の返礼品に上限を設けるという。返礼品金額を寄付額で割った還元率を30%以下にするとともに、商品券、パソコンやタブレット、自転車、宝飾品および家電製品なども自粛するよう、総務省が各自治体に要請通達した。農産物など地方の特産品を返礼にするので寄付することで地方創生しようという本来の目的にそぐわないというのが表向きの理由だ。本当にそうなのか?エイプリルフールのような本当の話が透けて見えてくる。

ぼっち旅には過ぎた部屋
返礼品はやはり豪華なのか
農作物のない地方自治体はその土地で製造されている時計や自転車や真珠や家電製品を返礼品にすることで寄付の呼び込みを目指した。これは自然な流れだ。他方、制度が浸透せず地方創生は旗印だけだと批判を受けた総務省は、税控除額を2倍にした。結果15年には地方寄付額が前年比43倍の1600億円超に。政策上のヒットではある。だが困ったのは都市圏の自治体だ。税収が激減したと総務省にクレームをつけた。この批判に耐えられなくなった総務省が、今度は地方自治体に返礼品の高額化や転売性の高いものを控えるように要請した、ということらしい。結局、地方と都市に挟まれた総務省が右往左往しているだけだろと言いたくなる。通達が4月1日付けというから、エイプリルフールのような本当の話だ。

目覚めると、桜ならぬ雪満開
地方出身で都市部に暮らすジャックはおいしいとこ取りする。15年度のふるさと納税では長野県の某自治体に寄付してロボット掃除機とホテル宿泊券を返礼にもらった。宿泊券の期限が16年度末までだったので3月31日に行ってきた。桜の名所だが、1-2週間早くて花見は期待薄。そこでホテルから近い二つの城址を見学することに。織田が武田を滅ぼした際にダメ押し的な戦になった高遠城址と、秀吉が家康監視のために築城させた松本城。

湖畔に立つホテルは温泉も料理も上々だ。旨い地酒で早々に寝てしまった。朝起きてカーテンを開けると雪が舞っていて木々には積もっている。交通情報を確認すると中央高速は一部チェーン規制に。雪予報は知っていたが甘くみていたので雪への備えがない。雪でぬかるむ城址公園の散策は楽しくないし、長野・山梨で雪による立ち往生は苦痛だ。季節外れに雪化粧した湖畔の桜を眺めながら朝食。城見物は将来の楽しみとして、横なぐりの雪の中を早々に引き揚げた4月1日。エイプリルフールのような本当の話。

0 件のコメント:

コメントを投稿