2017年9月3日日曜日

慣らし慣らされ

江ノ島弁財天
宝くじの当たり祈願
コーティングが終わったC43を慣らし運転。古くは数百kmまで極力一定速度で走れとか言われた慣らし運転。今では気にするなと言われている。技術進歩で精度が向上して、エンジンやシャフトのいわゆるバリ取りなど気にする必要性が薄れたのだろう。むしろ、様々な運転状況に文字通り慣らしたほうが良いらしい。確かにレンタカーなどには極端に吹け上がりが悪い車もあるが、高回転に慣らされていないからだろう。

コーティングの輝きがまぶしい
というわけで、高速巡航と高回転ワインディングに慣らすべく、江ノ島と箱根大観山へドライブ。首都高1号や横浜新道を駆ける。追い越しで踏み込む。キックバックと同時に頭がヘッドレストに押し付けられるGが心地良い。ステアリング保持が甘いとあらぬ方向に急加速しかねない。瞬間的に甲高く切り替わる排気サウンドにニンマリしてしまう。いずれもA180Sにはなかった喜びだ。150km/h前後の高速安定性はFFのA180Sもそうだったが、4輪駆動のC43はさらに高い。かつてワゴンRで通院送迎した藤沢市街では、往来する人々の視線が明らかに違う。

藤沢市街を見おろす
江ノ島神社で散歩と宝くじ祈願を済ませたら、西湘~真鶴バイパスを抜けて湯河原へ。奥湯河原の温泉街をゆっくり走りながら、シートポジションをワインディング用にセットする。椿ラインに入る前のワクワク感がたまらない。前をさえぎっていた2台の商業車はいずれも湯河原パークウェイへ。椿ラインに分岐すると同時にスポーツモードで全開へ。エンジン回転数が高めのギアが維持されるだけでなく、サスペンションやステアリングも固くなる。

銭洗い。ん?銭ばかりで
大漁も安全も祈願し忘れた・・・
フルブレーキングからフルスロットルする低速コーナーではレスポンスの速さと強さに驚く。FFのA180Sではアンダーステアできしむタイヤを、強引なアクセルとステアリングの切込みで立て直していた。C43を同様にイメージしてドライブするとふらつく。前後重量配分バランスと4輪駆動の効果でアンダーステアもきしみも出ない。回頭性の良さに感心しながらフルスロットルにするとあっという間にオーバーステアになるので切り戻したりブレーキングしたりになる。レスポンスと瞬発力がA180Sに比べて圧倒的に良い。戸惑いながらも次々迫るコーナーで感覚を養う。クルマを慣らしにきたつもりだったがクルマに慣らされる。低い気温の山中で、体温が上がる。大ダイ(らしき)が喰った瞬間の喜びに似ている。

これしか撮る物が見えず
大観山に着いたが、ガスで芦ノ湖や富士はおろか、眼下の駐車場すら見渡せない。雨がパラついたが、コーティングの撥水効果で残らない。小田原厚木道路をから東名へ。小田厚は制限速度が遅く神奈川県警の稼ぎ路線なのでおとなしく。東名町田のディーラでトランクトレイを受け取る。これで海水や塩分にまみれたクーラーやタックルボックスも恐くない。昼過ぎには帰宅。高速巡航に高回転ワインディング。クルマを慣らしクルマに慣らされた楽しい一日に。

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