2012年9月20日木曜日

底が取れん!

速い二枚潮に苦戦も上出来の9杯
2012年9月20日(木、休暇)釣行 中潮
長福丸 1号船 左舷トモ1番
4:20出船 10:50納竿 12:10帰港  
勝浦沖 水深120-180m 波1.5m
晴れ 南西の風7-4m

スルメイカ 9匹 胴長20-30cm

夏休みを取って平日釣行。「キメジかカツオかキハダか、どれがいい?」と聞いてみた、どれを選ばせても同じ釣り物になる魂胆だ。「魚は一杯あるからいらん。イカにしぃ」と上さん。…。「イカはイカん。スルメはスルーめしとる」今期相模湾のスルメは貧果だ。長井のイカ専門宿は苦労しているだろう。「せいぜい3杯やで、イカは。タ、タイにしょうか?」と抵抗する、テンヤのほうがまだ楽しめる。「何いタイこと言うてんの。3杯でイーカらイーカ!」…こうなるとあらゆる抵抗は無駄だ。江見や勝浦のほうが釣果が良いので、大原まで出向く。釣り人4人。平日は空いていて良い。

「潮が速すぎるのでもう一度走ります」と船長。1時間半かけて勝浦沖まで来たがさらに南下する。「やってみましょう、反応は底で160m」で第一投。…、…、げっ、250m出しても着底しない。正確には、着底がまるで分らないほど、道糸がペースを落とすことなく出ていく。こんな早潮は初めてだ。「4ノットもある」と船長も潮の緩いポイントを求めて転々と南下するが、どこでも底を取るのに苦労する。10号以下のテンヤならともかく、150号もの錘をぶら下げているのに、だ。8時半になっても俺は釣れず、船中でも2杯。こりゃイカん。

あれこれ底取りを試みる。たどり着いたのが、水深分出したら10秒ほど停止し、サミングしながらさらにゆっくり落とす、2-30mは裕に出る。わずかにペースが落ちたのが着底の瞬間だ。これを見逃すと、また速いペースで出ていく。停止中に道糸が垂直どころか、反対方向に傾く。凄まじい二枚潮だ。それでも底さえ取れれば釣りにはなる。潮にたるむ道糸を張らせるように目一杯シャクル。ガシッと待望の一杯を掛けたのが9時半。嬉しさもひとしお。コツさえつかめば、とポツポツ追釣。強烈な重みに多点掛けを確信。唸りながらもがんばっていた電動リールが突如停止。今日二度目だ。100mほどを手で巻くが、重いのなんの汗だくだく。海面を割ったのは大型4杯。目玉だけ残ったツノもあったので5点掛っていたらしい。終日潮は緩まず、船中四人が1、2、9、11杯で終了。今日は勉強になった。

「まいった。9杯だけや」と帰宅。「ほら、ちょうど良かったやん」と上さん。「潮がかっとんで底は取れんし、重いし、リールは壊れるし、でクタクタ」と風呂に向う。と背後から「その前に柵のヒラメ、刺身にして。イカと一緒に丼にする。イカは私がやるから」。お安い御用とばかりにヒラメの皮を引くが、身をだいぶつけてしまった。「あぁ~、底が取れん!」

マイロッド1マイリール1 PE3号 ブレーカが飛んだが、すぐに復帰。
マイロッド2マイリール2 PE6号、ブレーカが飛んだ後、超低速でしか巻けず。
8-5号直結18cm9本針 速潮による弛みで掛けてもバレるので3投でブランコに。
6号幹3号枝18cmブランコ8本針
錘150号

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