2012年4月29日日曜日

箱入りのお土産

2012年4月29日(日、祝)釣行 小潮
力漁丸 右舷トモ3番
出船4:30、沖上がり11:00 帰港11:30
大原沖 水深20m前後
北北東の風 0-4m 波0.5m

ヒラメ 0

久里浜・剱崎ののっこみマダイが爆釣。行かぬ手はないのだが「タイはもう要らん、ヒラメが欲しい」とのご要望…。ヒラメはもう大原でしかやっていないが、それも今月一杯で禁漁期間に。終盤で釣果も尻すぼみ傾向でボウズリスクが高い…。まぁ、マダイは駐車場確保も難しい大混雑で、例によって休日倒れしそうだし、この際ビッグヒラメ狙いのギャンブルもいいか、と。考えたのが、やはり甘かった…。やっちまった、完全ボウズ。2月のマダイに次いで、ヒラメでも…、今年二度目。

潮が流れず活性が低い上に、濁り潮でイワシが見えないのだろう、アタリが少ない。14人乗り込む船中でもポツンポツン。僚船の無線からも嘆き声。探見丸では50cm-1m程度の小さな根のアップダウンが連続する。俺は全くアタリを引き出せない。海上べた凪、日差し暖かく、置き竿にしているとウトウト。終盤、ステ糸を20cmまで詰めて手持ちでべた底をトレース。ようやくアタリをとらえる。小さいのか、食欲がないのか、なかなか喰い込まない。ガタガタする竿先。噛んでもすぐに離してしまい歯型付きイワシ回収を隣氏も演じたばかり。まだ早いのだが、一か八かのアワセ。ゴツゴツに続いて、プスっと針外れした感触。…万事休すに天を仰ぐ。イワシの体中に歯型無数…。お土産に奮発されたアジ干物の箱入り多数が、貧果と船宿の思いを物語る。

マイロッド10 マイリール1 PE3号
錘80号 発光丸型、6号90-100cmハリス 3号50-20cmステ糸、発光小型LED

2012年4月21日土曜日

付け餌活き時間を稼ぐ

育丸Webから。工夫の2枚。
2012年4月21日(土)釣行 大潮

育丸 3号船 右舷トモ1番
出港6:30 沖上がり13:30 帰港14:00
剱崎沖 水深30-50m 下浦沖 水深90m
曇り 北北東の風10-4m 波1m

マダイ 2枚 600g、440g
マアジ 10匹 20-23cm

月例仕立て。沖の瀬は潮が速く、五目を断念。のっこみマダイを狙い、バックアップにアジ。若船長は姿を見せず、大船長の操船。ケガは治ったがショックが尾を引いているらしい。回復を祈る。

アジは小型ながら
脂乗り良くコリコリ
開始早々に600gのマダイ。吹きあがり防止に使ったやや重の2段テーパ-が奏功したか。上針に喰ったので活性高く浮いているかと思いきや、以降船中で沈黙。喰いが渋いとみるや、大船長は、船団を取り巻くように転々とした後、見切ってポイント移動。エサ取りの猛攻。3分のインターバルを2分はおろか1分にしても付け餌が取られる。コマセを詰めずに、タナびた止めで1分間隔の手返し勝負に出る。忙しい。何回打ち返したことか、付け餌が残り少なくなってきた頃、後検量440gを追釣。してやったり。船中0-2、計3枚。小型ながら、コマセダイでは今年初。目論見が的中してうれしい。

アジも苦戦。剱崎沖の水深30m前後の浅場を数か所攻めるが喰わず。下浦沖まで大きく移動した水深90m前後でようやく喰いだす。ミヨシ寄りで30cm弱の良型も揚がるが、小型が多い。タナを上げてみても奏功せず。なんとかツ抜けして沖上がり。帰港後、ラーメンをすすりながら、来月の釣り物を皆で考える。妙案浮かばず。週末になると渋るマダイは回避する事だけ皆合意…。

マダイ マイロッド4 マイリール1 PE3号
天秤70cm、プラビシL80号、クッション1m、6号5m4号4m二段テーパ-2本グレ針
マアジ マイロッド1 マイリール2 PE6号
天秤50cm、アンドンビシ130号、クッション50cm、2.5号2m2本ムツ針

2012年4月15日日曜日

貧果にも光り物


初めてのクロムツ。
2012年4月15日(日)釣行 長潮
忠彦丸 LTウィリー 第7倖運丸
7:20出船 15:00沖上り 16:00帰港
富浦沖-館山沖-剣崎沖 水深140-80m
晴れのち曇り 北北東の風7-4m 波1m
クロムツ 4匹 23-28cm
マアジ 2匹 30-35cm
ゴマサバ 2匹 38cm 他リリース
マダイなら久里浜か剣崎まで足を延ばす。イカなら長井、アジなら走水、ヒラメなら大原や外川まで足を延ばす。かくして近くて便利な八景には足が遠のく。八景にはさまざまな釣り物があるが、ならではというものが少ない。ただし、魚種を問わないLTウィリーは重宝する。特に、「イカはもういらん。魚を釣ってこい。」とお達しが出た時には。
メバルやアカイサキ、キントキなどが顔を出すだろうと予想していたが、今年は模様が違うらしい。まるで顔を出さない。メダイが釣れているらしいが、これも今日は沈黙している。結局、数・種類ともにさみしい釣果になったが、クロムツが釣れた。かつては湾口に多く生息していたらしいが、
今や高級魚だ。初のお目見えに良しとする。

マイロッド15 マイリール1 PE3号
天秤50cm、プラビシFL60号、25号増し錘、クッション50cm
4号3.5m2本針、2.5号2m2本針

2012年4月8日日曜日

リレーロングは体力勝負

ジャンボイカと今年の初マダイ
右上2杯はマルイカ
2012年4月7日(土)釣行 大潮
よしえ丸 左舷トモ1番
出船4:30、沖上がり14:00
晴れのち曇り 南西の風5-3m、のち北東の風3-5m

ヤリイカ 御宿沖 水深 90-120m 波1.5m
御宿-大原沖 水深40-60m 波1m

ヤリイカ 19杯 胴長23-40cm
マルイカ 2杯 胴長20cm
マダイ 1匹 39cm

平塚ペアシロギス大会に出るつもりだったが、条件のペアが組めない…。月例仕立てのMさんが企画した大原でのイカとタイのリレー仕立てに入れてもらう。前半御宿でヤリイカ、後半大原でてんやマダイを、時間延長で楽しむ。それならイカタイもやったろうと、イカ用タックルを2セット、テンヤマダイ用を2タックル持ち込む。投入機やバッテリーや探検丸もあるので大がかりだ。車から船への持ち込みに2往復。

御宿沖には広範囲にヤリイカ狙いの船が点在しているおり、沖の瀬・城ケ島沖・洲崎沖のように密集することがない。イカがあちこちに群れているのだろう、外房の魚影(イカ影?)の濃さを感じる。勝浦・御宿沖のヤリイカは初めてだが、大型が多いらしいので、(泳がせ用に準備した)3000BMをつけた青物竿で開始してみる。14cm直結で始めるが、うねりに対応できずバラす。11cmブランコに代えても空上げる。メンバーはポツポツ取り込んでおり、三流し空振りはおかしい…。1000SPを付けたヤリイカ竿に代えて出遅れを挽回。どうやら青物竿では、バラしていたのではなく、うねりで船が下がるときにシャクった重みをノリと勘違いしていたらしい。先調子のヤリイカ竿ならシャクリ後の竿先の動きで波重みとノリとを識別できるのだが、胴調子の青物竿ではこれが判然としない。慣れぬこともやってみるものだ、専用竿の良さを実感できる。サバはおらずブランコで通す。底潮が流れていないのだろう、イカはべた底だ。上潮が速いので誘いにくい上に、オマツリも頻発する。仕掛けを寝かせ気味にして4点掛けも。船中1-21。型が良いので数杯もあれば食すには十分。都合21杯は帰宅後よく見ると、2杯のマルイカ混じりだった。

少し北上して大原寄りに戻りマダイを狙う。小型のヤリイカも泳がせておき、一つてんやで探る。先週は数釣れるとともに大型も交じって乗っ込み気配が出ていたので、イカ以上に期待していた。だが爆弾低気圧通過後の昨日は苦戦した模様。案の定、水温が13℃しかない。16℃以上にならないとマダイの活性は上がらない。アタリが少ない。何者かわからぬが細かく餌エビをついばまれるが、掛けるに至らない。500gサイズを掛けたNさんにタナを聞くと底だという。そこで、浮いた(掛かれば大型の)マダイは底上3mに泳がせたイカに任せることとし、てんやでは底から1m以下を重点的に静かに探る。6号てんやを着底後竿分だけゆっくり誘いあげ、ゆっくり誘い下げる。潮のため再着底しないので、送り出した直後だった。くっと引き込むようなアタリ。即アワセ。カンカンと鋭い手応えにマダイと確信、慎重にやり取りを楽しむ。船長のタモに入ったのは目測1Kg弱の食べ頃サイズ。船中0-1、合計3尾と喰い渋る中、アタリを引き出した嬉しい一尾。泳がせたイカは終始沈黙だったが、コマセも含めて今年初めてのマダイになった。

波風で揺れの強い船に10時間も乗っているとさすがに堪える。裾分け需要が少なからずあったのだが、立ち寄る気力と体力がない。一直線に帰宅するが、夕刻になって渋滞も激しい。イカの赤みを戻してラップ巻きに、マダイは処理せず丸々チルドへ。風呂に入りつつ道具を洗うが、その量がまた多い。熟睡したが体のあちこちが痛む。リレーのロングは楽しくはあるが、疲労度も比例する。

イカ: マイロッド1 マイリール1 PE3号、マイロッド14 マイリール2 PE6号
錘150号、11cmブランコ6-7本針、14cm直結8本針
タイ: マイロッド8 マイリール5 PE0.8号、先糸2.5号2m、テンヤ6号、8号

2012年4月1日日曜日

期限切れの春一番

知らなかったが、立春までという観測期間が設定されているそうだ。その春一番が観測されなかった。日本海や東北では大雪。この冬は寒い日が多かった。寒さは防寒対策で凌げるが、強風はどうにもしようがない。なぜか3月には週末に強風・時化が重なった。今週末もそうだ。土曜には洲崎や剱崎でも20mを超える風が観測された。期間外れだが、南風や気温上昇等の条件は満足しており、これが春一番相当だったのではないかと思う。月が変わって今日1日日曜は朝から晴天だ。ただし、9時ごろからまた吹いてくる予報で、釣行も一休み。
間借り人たちがかしましい。面倒見で暇がなくなった上さんには良いことなのだが、早くも少々くたびれた様子でもある。楽しい暮らしを想像していたのだろうが、そんな日々ばかりでもあるまい。ようやく日差しも春らしくなってきた。皆健やかに暮らせればそれで良い。
次の週末に予定している船は電動リール電源が釣り座に配置されていない。携帯バッテリーは、特にリチウムイオンを使った高出力のものは、高い。4年前から釣具店で眺めては、これなら高性能ロッドやリールが買えると、見送ってきた。糸巻き学習に必要な電源は、車載用の安いバッテリーで済ませてきた。ネットを検索していると発見、メーカ希望価格の34%引き。釣具店のセール期間でも21%引きが最大だ。季節外れの春一番だとばかりに、思わずお買い上げ。