2013年6月30日日曜日

遠征夜アカイカ初挑戦

海から突き出た山
という景観の伊豆大島
2013年6月29日(土)釣行 小潮 清貢丸 左舷トモ3番(左6、右5)
16:00出港 納竿23:30 帰港翌1:15
伊豆大島沖 水深50-60m 波1m
晴れ 南東後北の風2-1m

アカイカ 12匹 胴長25-30cm

前夜宴会のため月例仕立てにエントリーせず。日曜釣行するつもりで土曜朝から釣り物を物色していると夜アカイカが目に留まる。16時に東伊豆を出て大島沖で釣り、夜中に帰港するらしい。これなら今から出ても乗れるし、日曜はのんびりできそうだと、宇佐美港の清貢丸へ初釣行。土曜日中の下りは真鶴や熱海で渋滞するが、旧道等を使って潜り抜ける。アカイカは正式名ケンサキイカ。相模湾や房総でいうマルイカと同種だが、サイズが大きい。山陰地方ではシロイカと呼ぶらしいからややこしい。イカの中でも柔らかく甘い。

船室から出ると目の前に大島。宇佐美から1時間半ほど船内ベッドで休んでいくのだが、初めての港、初めての船、初めての釣り物、16時という時間では寝付けなかった。マルともスルメやヤリとも仕掛けが違って勝手がわからないので船で購入。布巻きスッテ4本にトトスッテまたはエギスッテ1本を加えた5本針。二股サルカンで接続した枝スが70cmと長い。投入器を使わず、錘から順に、マットにかけたスッテを手繰って降ろしていく。青物竿とヤリイカ竿を持込んだが、先調子の後者が良いという船長に従う。スッテを踊らせるためだ。根がきついので着底したら1m底を切って根掛りを避ける。50cm程度のシャープなシャクリでスッテを躍らせて誘う。2-3回シャクって乗らなければ、5m巻上げる。タナを探る意味とイカを追わせる意味があるらしい。これを3-5回繰り返して底から15-25m上まで探る。イカを乗せたら、強い引きをドラグを効かせて身切れを避けつつ、低速で巻き上げる。マル・ヤリ・スルメとは異なる別の釣り物だ。

一見ヤリと似るケンサキイカ。茶でなく
赤いボディと触腕の長さで識別。

長い枝スに戸惑いながらも、ポツリポツリと釣れた。日が落ちると水面を照らすランプが点灯。時折イワシやトビウオが見える。15mや20mも誘い上げたところで乗ってくることも何度かあり、アカイカが浮いてくることを実感する。小魚がウヨウヨ集まり、それを追うイカをドカドカ乗せるイメージだったが妄想だ。乗らない流しやポイント移動も多い地味な展開。後半は誘いに迷いも生じて尻つぼみな12杯。船中4-24だが、一桁も多く平均11。まぁ及第点というところか。トップの左舷ミヨシ氏は、終盤巧みな誘いで連釣。この釣りもまた奥が深い。

帰りのベッドでは眠りに落ちた。几帳面で綺麗好きな船長で、カッパの持ち込み禁止だけだなく、海水やスミに濡れた服は着替え、真水による手洗いも徹底させるから、船内とベッドはにおいもなく清潔だ。眠気もなくなり、2時間半要した往路を1時間半で帰宅。小田厚では覆面らしきに急減速で回避。二週続けて献上するわけにはいかない。イカに赤みを戻してラップし、洗濯と釣具清掃がてらの入浴を済ませて4時に床に着く。夜釣りも初めてだったが、土日の時間の使い方の有効な選択肢にはなる。ただし遠征は高い。相模湾でのイカ釣りの倍かかるが、釣果が比例するとは限らない。時期や模様を慎重に選ぶべきだが、これが容易ではない。

マイロッド1 + マイリール8 PE5号
ヨリトリリング、錘120号
4号布巻きスッテ4本+4号トトスッテ1本

2013年6月23日日曜日

チョウカは痛い

2013年6月23日(日)釣行 大潮
真鶴半島の南端にある夫婦岩

国敏丸 12号船 右トモ1番(右3、左2)
5:30出港 13:10納竿 13:50帰港
真鶴沖-初島南沖 水深100-130m
晴れ時々曇り 北東の風4-2m 波0m

スルメイカ 15匹 胴長17-27cm

真鶴半島を回り込んだところで3投。船中アタリなしでのんびり初島までクルージング。ポツンポツンと乗るが、イカの移動が早く一流し一投の展開。ダブル含めて序盤で7匹釣ったが、中盤船中音無し。終盤になってトリプルもある3流しほどで8匹追釣したが、そこまで。ツ抜けも難しそうなマルイカは回避して、ガツガツしたスルメの多点掛けを楽しみにきたのだが、結局、地味で今一な釣果に。まぁ、食す分には充分なのだが…。

直結が二組パーマでお釈迦に。踊りを良くするために上から下へとハリスを段階的に細くしてあるのだが、カンナに上側のハリスも巻きついてしまう。2,3本もこの状態になって、アタリがあってもかけられず、掛けても当然バラす。3、4度もこうしたことがあって時合いを逃したのが貧果の原因。直結のハリスはあまり細くしないほうが良さそうだ。

釣果はともかく…
良かったのはフォースマスター2000。完全フリーになるので落下が速い。軽くて小さく、握った親指によるクラッチ操作も手になじむ。パワフルで3点掛けでも全く不安がなかった。様々な釣り物に使えそうで今後も楽しみ。快晴べた凪で良く焼け、腕がスルメ色になっちまった。帰りの小田原厚木道路でとろとろした前のワゴン車が走行車線に入ったので加速すると、覆面パト。免停は免れたが、スピード違反で反則金。ツキがない時はこんなもの。釣果はともかく、超過は痛い…。

マイロッド2 + マイリール9 PE3号
ヨリトリリング、錘120号
14cm直結8本針、11cm直結8本針、14cmブランコ7本針

2013年6月16日日曜日

熱さまざま

長い一週間が終わった。身体的な疲れなのか、精神的なものか、金曜の午後に38.5℃の発熱。影響で腰も痛む。土曜は釣り日和だがやむなく医者へ。のどの炎症は高熱を招くほどひどくはないが、他に原因も見当たらず…、と抗生剤やら頓服やらを処方してもらう。土曜午後には37℃前後の微熱に。これならなんとか行けるかと期待するが、日曜は雨予報。釣り人も少なく、風波もないので楽しめそうなのだが、濡れて熱をぶり返すのもバカな話だと断念。久しぶりの無釣行週末に。いつものように早く目が覚めたので、サッカーのブラジル-日本戦をTV観戦。予想道理の敗戦なのだが、盛り上がるシーンが少なくてつまらない。船に乗っていたほうがよっぽど楽しかったろう。

気になる釣り物が二つ。剱崎沖のマルイカと相模湾のキハダ。前者の模様見に行きたかったのだが、この週末は今一つだった様子。後者は先週から突如飛び跳ねる姿が見られたという。昨年のカツオ・キメジ狙いは8月からだったからかなり早い。今のところルアー船だけの出船のようだが20kgのキハダが釣れている。イワシ船も今週から始まる。オキアミの餌釣り開始も早まりそうだ。それ用のリールを準備しておかねばと釣具店を廻るが、これだと思うものに巡り合えず。始まると品薄になるので、今のうちに確保したいと気は焦るのだが、ピンとこないものを買って後で後悔したくはない。結局、土・日に渡って相当数の釣具店めぐりで過ごしたが、成果なしでくたびれた。釣り熱は冷めない。…発熱がまた上がりだした。早寝に限る。

2013年6月9日日曜日

引味堪能

小気味良い引き味を
味会わせてくれた面々
2013年6月8日(土)釣行 大潮
忠彦丸 第7倖運丸 左舷トモ1番(左7、右8)
7:20出港 14:30納竿 15:50帰港
洲崎沖~沖の瀬 水深90~100m 波0.5m
晴れ時々曇り 北東後北西の風5-2m

イサキ 16匹 23-30cm
メバル 6匹 20-25cm
ウマヅラ 2匹 30cm
ソウダ、ヒメ リリース多

関東では5月29日梅雨入り宣言された。降られると釣行する気にならないものだが、今年は週末降らない日が続く。空梅雨かもしれぬ。週末釣り師には幸いだが、降るときには降ってもらわねば困りもする。すでに野菜が値上がりし始めている。ともあれ降らぬうちにと金沢漁港へ。仕事で疲労気味かつ釣行準備不足だが、こういうときには、近くて出船時間の遅い金沢漁港や八景が至便だ。先週の大会ではアタリがほとんどなかったので、ともかく引きを味わいたくて、忠彦丸のウィリーをチョイス。魚種を問わないときに重宝する。

晴天の洲崎沖は、房総、三浦、伊豆の各半島と大島が見渡せる。ペアが多く、景色を撮影する女性を良く見かけるようになった。大型船の大トモで船の後ろ向きに竿を出す。ウネリも波もなく、これだけで爽快、来て良かったと思う。一投目から良型イサキを釣り上げ、以降納竿までのんびり過ごす。タナを低くとるとヒメが邪魔をし、アミコマセを出し過ぎるとソウダが猛攻する。慣れぬ人も多く、ソウダを遊ばせて大がかりなオマツリにも何度か巻き込まれるが、型や数を競っているわけでもないのでイライラした雰囲気にもならない。

澄み潮でイサキに喰わせるのは簡単ではないが、コマセを絞ってアミコマセほどの小ささにカットしたイカタンをゆっくり誘うとダブル、トリプルで釣れる。充分釣れたので、後半根魚を狙うが不発。同じく狙いを替えた左隣氏に4キロ級のメダイが釣れた。右隣で快調にイサキを釣リ続けるのは車椅子氏だ。忠彦丸で車椅子可能なのは知っていたが、実際乗船を見たのは初めて。座ったままでの取り込みは簡単ではないが、見事な手返し。本人の釣りの腕とともに、オマツリなどでさりげなくアシストする夫人に感心する。

終盤、沖の瀬に移動してメバルを追釣。目的だった引き味を堪能。イサキもメバルも充分だ。いや、多すぎる。皆釣れているので、船上裾分けも気が引ける。「魚少々」とだけ釣果速報を出して帰宅。並べられた魚たちを見て顔をしかめる上さん。黙ったまま、イサキ4匹とメバル2匹だけ残して、他は全てレジ袋に放り込み、ご近所に裾分けに出向く。手ぶらでスッキリした顔で帰って来る。そりゃあ喜ばれるだろう、近くのスーパーで1匹500~800円で売られているイサキよりも型が良いのだから。

マイロッド3 + マイリール1 PE2号
天秤50cm、プラビシFL60号、クッション30cm、1.5-3号2-3m2-4本針

2013年6月2日日曜日

獲物五目


気象条件には恵まれた
大会だったが…
2013年6月1日(土)釣行 小潮
若松丸 右舷ミヨシ2番 (左5、右4)
6:30出港 12:30納竿 13:00帰港
剱崎沖 水深40-50m 波1m
晴れ時々曇り 北東の風8-3m

マダイ 0
ヒラソウダ 3匹 リリース
ヒメ、トラギス リリース

はきはきした司会の智子
と初々しい由梨

月例仕立てとカブったが、シマノ探見丸剱崎釣り大会にエントリー。江奈・松輪港から12の船宿、120名弱が参加。釣り物は同じマダイだが、もう難しいはずと景品目当て。今年は抽選で船と釣り座を決めるシステムで、若松丸に初乗船。小さな船だが、気さくな船長でアットホームな雰囲気が良い。

純男と新太郎の掛け合いも
様になってきた

予想通りマダイの喰いは渋い。今期は3月から5月にかけて釣れ盛ったが、そろそろ産卵後の休息期だろう、今週は釣果が落ちている。澄み潮が入ってきて秋口に見られるソウダが釣れる。仕掛けや誘いをあれこれ試みるが、結局マダイのアタリなし。船長もあちこち探ってくれたが、船中顔見ず。

裕策は審査委員長役
帰港中船内で検量。他魚賞になるかもと、皆ソウダを測る。家で不評につき全てリリースしたから検量対象がないが、そもそもソウダが他魚賞に選ばれるとも思えぬ。大会1、2位以外に、各船の1、2位にも賞品が出るらしい。シマノスタッフ対9人のジャンケンで3人に絞り込まれ、3人による「決勝」でも勝ち残る。釣果なしの船1位というのも恥ずかしいが、何がしかもらえるのなら…、と妙な気分で帰港。

阪本智子の司会で閉会式。2013アングラーズアイドルの晴山由梨と釣りロマンの番宣。飯田純男と鈴木新太郎の掛け合いで、集計時間を稼ぐ。帰港前の検量と併せ、手際が良くなった。貧果で集計が楽だったのかも。他魚賞は案の定他船で釣れたクロダイに。大会優勝は6.4キロと型物マダイだったが、顔見ずの船も多く、全船でツ抜けしたかどうかと厳しい一日。船1位賞を永井裕策から受け取る。シマノ電動リールフォースマスター2000MK!これは嬉しい。欲しいが買えなかったリールの一つだ。
本日の釣果五目
マダイより嬉しいリール

結局、本日の釣果をまとめておくと以下のとおり。
  • 参加賞: 帽子とステッカー入り袋 ⇒ 帽子はバアバのお土産。袋が釣行に何かと便利。
  • 探見丸(持参)賞: Tシャツ ⇒ 部屋着か釣行には良いが、外出にはちょっと…
  • 船一位賞: 電動リール ⇒ 5万円相当を9千円の参加費でゲット!
  • 抽選景品: 当たらず ⇒ 三崎海産物やマグロ、米や自転車など豪華だったが…
アタリを引き出せずつらい船上だったが、「大物」リール獲得、しかもジャンケンで、に笑いが止まらぬ1日に。

マイロッド4 + マイリール8 PE5号
プラビシL80号 クッション1m+1.5m連結 2.5-3号8m1本針
ハリス長さは大会規定、クッションで稼ごうとしたが奏功せず。