2014年4月27日日曜日

凪の太平洋

数も型ももう少し欲しかったが、
今ではこれで充分
2014年4月27日(日)釣行 中潮
正一丸 3号船 左舷トモ3番(右6、左7)
4:00出港 10:30納竿 12:00帰港
片貝沖 水深250-350m 波0.5m
晴れ 南の風3-6m

アカムツ 3匹 25-35cm
オキギス等 リリース

快晴・凪予報に外洋に出かけることにした。九十九里浜の沖合、陸地の見えない太平洋上で、アカムツを狙う。250m以上の深さの前半ポツポツ釣れる。後半は350mの水深だが、FM3000の道糸がいつぞやの高切れで300mしかない。予備のFM9000に交換して事なきを得たが、道糸の太さでアタリを取りにくい。底潮が早くなり400m以上流されることも。おまけにサメやギス等に悩まされ、結局前半の3匹で沖上がり。船中1-11匹、40cmを超す大型も結構釣れていた。竿頭は、3-4本針で底に這わせるようにして追い食いさせるベテランだった。ホタルイカとともに薄くピラピラのサバ皮を使用していて、それも奏功していたようだ。浜茄子丸の船長がサバは薄く使えと言っていたのを思い出す。型も数も今一だったが、帰路はデッキで暖かな日差しを浴びながらうたた寝。裾分け禁止するほどの大好物だった炙りアカムツの握りを仏壇に供える。

中深場73-205H + FM3000 PE5号 → FM9000 PE8号
錘250号 2.5m前後2本針幹8号枝ス6号

2014年4月19日土曜日

百か日

2014年4月19日(土)
百か日。ばあばから送られた好きだった菓子を供える。早くもみすぼらしくなった桜から献花も入れ替え。朝から一人で焼香、読経。坊主は呼ばず、夕刻には次男Kと共に読経。先週釣り上げたマダイを好きだった塩焼きにして供えてやろう。仏壇に並べた写真に納まる実の親父や俺の親父とも飲み交わしているだろうか。

卒哭忌とも言うらしい。字のごとく、慟哭つまり泣き叫ぶことを終える頃、という意味だとか。なるほど、思い起こしたり懐かしんだりすることは少なからずあるが、もう悲しみに泣き暮れることはない。先輩Mさんが諭したように、仏事は良く整備されたシステムだと改めて感心する。

墓を検討する。お袋は親父の墓を結局建てないままにしている。送った墓代は何に化けたのか、今となってはどうでもよい。建てていたとしても遠くてなかなか参れないし、守る墓がないのは却って気楽だ。親父を慕っていた上さんだが、墓に一緒に入ろうとはしなかったろう。生まれ故郷には立派な墓があるのだが、震災後に墓参りに誘っても拒んでいた。複雑な事情の田舎の墓に戻ろうともしなかったろう。

生前の想定は俺が先に死ぬことだった。葬儀不要、焼くだけにして好きな海に散骨してくれ、とよく話していた。逆は俺も上さんも想像だにしなかった。今は骨壺一つなので小さな仏壇の下に安置してある。俺が死んで骨壺が二つとなると、さすがに子供たちも処分に困るだろう。子供らのいずれかが墓を守れるのであれば、この際自分の墓を建てておこう。上さんには先に入っておいてもらえばよい。上さんはこの家がお気に入りだったし、子供たちも遠方に移りそうな気配もない。幸い近辺には霊園墓地が少なからずあり、それらなら墓参りにも不便はなさそうだ。いくつか見に行ってみるとしよう。

2014年4月13日日曜日

時はさまざま

ウィリーでどっちゃり
2014年4月12日(土)釣行 中潮
忠彦丸 第7倖運丸 右舷トモ1番(右8、左10)
7:20出港 14:40納竿 15:50帰港
久里浜沖~剣埼沖~館山沖 水深90-120m
晴れ 北東の風8-0m 波1-0.5m

マダイ 1匹 2.7Kg
マアジ 31匹 25-35cm
メバル 2匹 18cm
シキシマハナダイ 6匹 リリース
ドンコ 2匹 リリース
オオアナゴ 1匹 リリース
他小魚 リリース

時は冷徹。人の喜怒哀楽に一切惑わされず、早くも遅くもならず正確に進むだけで、決して逆戻りしない。10日、月命日。早3か月が経過してすっかり春めいた。嫌いだった菊に替えて桜を供え読経、冥福を祈る。

アジを除くと迫力のマダイ
春はウィリー。アミコマセで魚を誘う。多様な魚が釣れるので楽しく飽きない。久里浜沖で開始。潮が速い。95mの水深に対して120m糸を出して着底。ドンコまたドンコに苦笑い。どうやら糸フケがとりきれず、底を引きづっているようだ。断続的な強い引き。慎重に巻き上げたがアナゴ。これが体長1m以上、直径15cm以上はあろうかというオオアナゴ。思わぬ「アナコンダ」の出現に、タモ網に入らず船べりでハリスを切る。船長もたまらず剣埼沖へ移動。穏やかな春の日差しに、時は長い。

釣りはアジ。船中でシキシマ、サバ、アカイサキなど多様に釣れる。旨いのだが、持ち帰ると苦言された魚たちで、未だに困った気分になる。これらをいかに避けてアジに喰わせるか、をテーマに。泳層がアジは低く、他は高いと想定。底から4m以内を狙い、コマセも柔らかく撒く。的中。「外道」を避けてアジだけを連釣。良型。魚信がなくなったころ、いきなり強い引き。やや硬めのドラグを滑らせる引きにメダイを想定。2.5号ハリスでは無理は禁物。巻いては出されて。海面を割ったのは、後検量2.7Kgの綺麗なマダイ。遠くに位置するマダイ船団を尻目に、してやったり。興奮の攻防に、時は止まる。

忠彦丸Webから。
船長もなぜここにマダイ?
海は船。館山沖に移動後もアジに的を絞って入れ食い状態。捌くに苦労するとわかっていても、手を止められない。朝方吹いていた風も収まり、温かい日差しに船はたたずむ。アジ追釣に、時は短い。全ての魚種計で船中12-43。竿頭とマダイに満足な釣行。べた凪の海上を疾走する大型船。帰港帰宅後に、時は忙しい。

ダイワ中深場73-205H + シマノフォースマスター2000 PE3号
天秤50cm、プラビシFL60号、クッション50cm、2.5-3.5m2-3本針

2014年4月6日日曜日

春と言えばマダイ…ならぬイナダ

体高あるクロダイ2.1Kg
2014年4月5日(土)釣行 中潮
育丸⇒井戸端丸 右舷ミヨシ1番(右3、左2)
6:30出港、13:30納竿、13:45帰港
剣埼沖 水深40-50m 波1.5-1m
晴れ時々曇り 北東後南の風

マダイ 0
クロダイ 1匹 2.1kg
イナダ 6匹 46-50cm
ガンゾウビラメ リリース

月例仕立て。風強く沖の瀬のメバル五目に行けず、近場でコマセマダイ。イナダが喰う。もうそんな時期になったか。久しぶりに青物の引きを堪能。マダイからの魚信がなく、イナダも太っているので、3号仕掛けを5号に替える。ゴリ巻できるので勝負が早い。2匹追釣。3匹もあれば充分と、マダイ用3号仕掛けに戻す。11mハリスでコマセのはるか下に漂わせてマダイを狙う。明らかにイナダとは異なる引きにしてやったり。だが、水面を割ったのはクロダイ。色違いにがっくりだが、なかなか釣れない50cm級の大型(後検量2.1Kg)に笑み。

育丸Webから。
快晴で帰港後もサングラス
次こそ赤いマダイをと期するのだが、喰ってくるのはやはりイナダ。ならばと、コマセを撒かずにタナにビタ止めで青物を突っ込ませないようにしてみるが、やはりイナダ、またイナダ。都合6匹のイナダでクーラーは埋まり苦笑い。後ろの左舷ミヨシ1ー2番で2本竿を出すMさんがイナダも喰わねーと嘆くのが、むしろうらやましい。Mさんの置き竿が突っ込み、イナダだと思って取り込まれたのは後検量3.4Kgのマダイ。3.5mハリスに喰ったのだから、釣りはわからない。

後半は潮も効かず喰い渋り、結局マダイは船中3枚。朝方気温が低く寒かったが日中の快晴に日焼けした。イナダを6本持ち帰っても困るので、2本Mさんに贈呈。帰宅後同僚Iさんにも2本お裾分け。残りで好物だった照り焼きにして仏前に供えよう。