2017年8月6日日曜日

静かで待ちのカツオ釣り

船の間にあるのがパヤオ
2017年8月5日(土)釣行 大潮
育丸 右舷ミヨシ2番(右4、左4)
5:30出港 12:30納竿 13:15帰港
相模湾 タナ15-35m
晴れ 南西の風1-3m 波0.5m

カツオ 0

凪のクルージング
相模湾には5基のパヤオがある(と雑誌で読んだ)。海上にブイを浮かせてロープを海底まで張った構造物だ。ロープに海草や貝が付く⇒プランクトンが湧く⇒小魚が寄る⇒大魚が回遊する、という食物連鎖を起こす。実際、湾外を素通りしていたカツオやキハダマグロを回遊させることを狙って作ったらしい。その恩恵を受けて、相模湾には7月になるとカツオやマグロが入ってきて9月頃まで湾内をうろつくようになったという。

投入待機の船団
7月はイワシを追っているようで、ルアーでマグロが釣れる。エサ釣りはイワシのフカセ釣りや水撒きの一本釣りが可能らしいが、やっている船宿も限られ未体験だ。オキアミエサを使ったコマセ釣りは8月1日の解禁だ。毎年ルアーの釣果でカツオやマグロの回遊具合が報じられる。今年は釣果が上がっており、コマセ釣りも大いに期待できる状況らしい。実際、解禁日にはどの船宿も上々の釣果を掲載していた。ここ数日はパッとしないが、風物詩気分で出港。振り返ってみると、釣りは5月末以来、月例仕立ては5月始めに大ダイを釣って以来3ヶ月ぶりだ。数ヶ月ツーリングばかりしていたが、海上クルージングは爽快感が上回る。

カツオは群れで回遊するので、1艘が発見すると相模湾中の船が20-40艘ぐらい集まる船団が形成される。群れの移動に合わせて船が次々と先回りする。常に移動が伴う5m-10mの接近戦だ。船から撒かれるコマセに群れが囲われたような状況になると、あちこちの船でカツオやキメジ(キハダマグロの子供)が釣れ盛る。オマツリも頻発するので船上怒号が飛び交う。これほど勇壮な景観で血のたぎる釣りは他にない。

コマセマダイ釣りではない
まずは魚影を求めて相模湾をクルーズするのだが、この日はパヤオの一つに接近して停船した。20艘ほどの船団を形成している。ルアーは実釣しているが、エサ釣りは仕掛けを降ろさず、7時を待っている。例年魚影を見つけてはすぐに実釣だったのだが、今年は協定が引き締められたらしい。30分待って、実釣開始。1時間しても船中に当たりがない。他船でもポツンと単発がたまに見られるぐらい。群れが形成されていないのか、どの船も動かない。静かな釣りだ。別の船団へ移動しても同様。カツオの群れを先回りするというより、カツオの回遊をじっと待っている感じ。こんなに静かで待ちの、まるでコマセマダイのような、カツオ釣りは初めてだ。

結局シイラ1匹に終わる(何でも引き取ってくれるMさんに贈呈)。カツオは船中0-2。2匹ともFさんが釣ったもので、他の7人は皆僧侶に。アタリもなかった人が多い。どうやらカツオの群れが大きくないか、群れはいるがまだオキアミエサに口を使っていないようだ。後者であることを願って再釣することにしよう。心躍ることも血がたぎることもない珍しいカツオ釣りになったが、心静かにのんびり日焼けしながら、久しぶりに洋上クルージングを楽しんだ一日になった。

シマノ BANDITアオモノM200+B改 + シマノ JIGGER 5000P PE8号
天秤50cm プラビシ100号 14号2.5m1本針 20号3m1本針

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