2025年6月22日日曜日

お安く交換!

4月25日の釣行で壊れた電動リールSP1000。修理してもらおうと尋ねると、既にシマノの修理不能リストに入ってると。さもありなん!もう10年以上前のモデルだ。今週になって釣具のポイントに再訪すると、リール交換セールで新品リールが15000円引きとの看板が。動かないものでも良いと。フォースマスター600DHを選択、壊れたリールからラインを巻き変えてもらった。PE2号を300m。軽量小型で同じ糸巻き量、しかもパワフル。10年以上の進化を感じる。さて新リールの初釣行は、タイかイサキか、はたまたアジかヒラメか…

2025年6月21日土曜日

針数を増やせ

2025年6月20日(金)釣行 長潮

平安丸 5号船 左舷ミヨシ2番(左7、右8)
平安丸Webから

5:50出港 13:55納竿 14:50帰港
初島沖~真鶴沖 水深130m前後
波0.5m 晴れ 南南東の風0~1m

スルメイカ 32杯 胴長17~25cm 

船中 スルメイカ 1~45杯

「船長が針数を増やしてくださいって言ってましたよ」帰港中の仲乗りさんの言葉だ。これは嬉しい。腕があるのだからという意味合いが背後にある。この日トップ45杯との差13杯が針数だという。仲乗りさんは14本針、ジャックは8本針。6本の差は1.5m間隔として仕掛け長で9mの差に相当する。一投でその水深分広く探れる。その分イカが乗るのも早い。実際乗った水深を教える声を発するのは仲乗りさんが早かった。すぐにその水深に移動して掛けたことも少なからずあった。ジャックが先に掛けたこともあり、その度に船室から首を出した船長が聞いてアナウンスする。仲乗りさんに習って、掛けたら直ぐにその水深を周囲に知らせるようにした。

この日イカの乗りはそれほど濃くはなかった。単発やせいぜい2点掛けが多く、ジャックも3点掛け2回が最高だった。隣の左舷3番氏は結局1杯しか取れず、帰港前船長が仲乗りさんのイカを分けていた。多くの人は10杯前後だったようなので、32杯は上出来だ。2日前の自作仕掛けが奏功した。それでも船宿としてはもっと数を伸ばして欲しい。そこで冒頭の言葉になったようだ。仲乗りさんは5点掛けもあったので、それも多い針数のメリットだ。探る範囲が広い、乗りが早い、数が稼げる。

かつて、10本針や12本針を試したこともある。あまりそれらのメリットは感じられなかった。むしろ回収から投入器への収納や再投入時の手返しにトラブることが多くなる。ましてや長井や剣崎のイカ船は、着底後すぐに回収、移動のStop&Goを頻繁に繰り返す。10本以上の針数だと回収が間に合わないこともあった。そこで8本に落ち着いていた。5年もブランクがあるのだから、回収手返しも腕が上がったとは思えない。ただ小田原や真鶴のイカ船なら、一流しの間隔が長い上に、回収後も他の釣り人の回収を待つ間にイカを捌いて干す時間が充分ある。この海域でなら、10~12本針で楽しむのも一興か。

ダイワ極鋭ヤリイカAGS167 + シマノフォースマスター2000 PE3号
ヨリトリリング 中錘なし
14cm直結8本 錘120号

2025年6月18日水曜日

手指が覚えてる

先の釣行でストックがなくなった14cm直結仕掛け。久しぶりに自作してみた。結びはユニノットのみ。簡単とはいえもう忘れているかも。と思いながらプラヅノに結ぶと手指が覚えてた。サクッと2セットの出来上がり。小さな仕掛け巻きへの収納もコツがいるが手指が覚えてる。次回が楽しみだ。

2025年6月8日日曜日

急な変更、魔多し

 2025年6月6日(金)釣行 若潮

出船準備中


平安丸 8号船 右舷トモ2番(左5、右5)
5:30出港 13:50納竿 14:20帰港
初島沖~真鶴沖 水深120m前後
波0.5m 晴れ 南南西の風1~4m

スルメイカ 22匹 胴長15~20cm 

船中 スルメイカ 0~46匹
凪ぎの真鶴
夫婦岩を南下

外川や飯岡のヒラメが好調だ。2日前に準備しておいたが、3時集合には0時半には出発する必要がある。かつては18時に寝て0時起きで出掛けたものだが、前日になって自信がなくなった。いずれ前泊でヒラメは楽しむこととし、今回は早川で少し大きくなったスルメの多点掛けを楽しむこととした。平安丸は8年ぶりだ。船長や女将の顔ぶれは変わらないが、若女将は初めて見るような・・・。

「いいよ。90から120m」という船長の声で第1投入れたのは1時間以上走った初島近く。船中空振りの後の第2投、同じ棚指示に上から5mずつ落とし込んで誘う。95mに至った途端にくいっというアタリからズシズシと一気に重くなる。これこれ。多点掛けのズッシリした重みだ。腰をそらせながら巻き上げて14cm直結8本針には5点掛け。型も2週間前より二回りほど大きくなった。第3投でも2点掛けで幸先の良いスタートになった。3時起きのスルメにして正解。
久しぶりに沖干し

と思った次の一投。またしても多点掛けの感触に巻上げ直後、ガクガクと竿を揺らす引きからバチンとハリス切れ。オモリも含めて下5本のロスト。魔物はサメかタイだろう、4番針に乗ったスルメをカンナごと食いちぎられたようだ。14cm直結仕掛けの予備がない。急な釣り物変更で準備不十分な魔だ。14cmはブランコばかりあるので試すが、上層のサバに邪魔されて仕掛けを棚まで降ろせない。18cmなら直結があるので交換したが、イカのサイズが小さくなったからか、乗らない。

11cm直結に替えてようやく小さめのスルメをポツポツと拾えるようになった。4点掛けもあり、目的だった多点掛けは堪能。ただし、取り込み時に単に足元に降ろしていると手前祭りの魔。手返しできず、長めだったその流しをふいにした。真鶴沖まで戻った最後の数流しでは船中ポツポツ掛けているが、大きめのスルメ群れは11cmには乗ってこない。総じて、この日主流だった14cm直結仕掛けの不足という魔を避ければ、もっと釣果は伸びたろう。

下二つは沖漬けで色つき

早川の帰港は遅い。準備不足だったが釣果は充分。子供らに配ってから帰宅すると5時の歯科医予約にはシャワーも浴びずに行くことになる。帰路を急いでいると、小田原厚木道路で追い抜きざまにクラウンの乗員を確認するとヘルメット二人組。急減速して走行車線に戻る。しばらく追尾されたが、速度測定されても制限速度以下。ここは覆面が多い。この日最悪の魔は回避できた。帰宅して釣具と身体を洗ってから歯科へ。その後子供たちに配りに走る。長男も次男もすぐに刺身やバター炒めにして楽しんだようだ。久しぶりに沖干しの炙りを肴にビールが旨い。

ダイワ極鋭ヤリイカAGS167 + シマノフォースマスター2000 PE3号
ヨリトリリング 中錘なし
14cm直結8本→14cmブランコ7本→18cm直結9本→11cm直結8本 錘120~130号

2025年5月18日日曜日

竿折れても心折れず

 2025年5月16日(金)釣行 中潮

喜平次丸 1号船 
松輪港を静かに出船
右舷トモ3番(左7、右6) 
5:30出港 12:30納竿 13:15帰港 
城ヶ島西~長井沖 水深50m前後 
波0.5m 晴れ 南西の風1~3m 

ムギイカ 50匹 胴長10~13cm 

船中 ムギイカ 40~238匹

前回不調に終わったスルメイカに再釣行して多点掛けのズッシリとした引きを堪能したい。しかしどの船宿も釣果がいまいちだ。釣りたい魚よりも釣れている魚を狙う方が結果として楽しい。そこで好調なムギイカに。近場で浅いのも魅力だ。喜平次丸も5年ぶりだ。女将が乗船前の説明や席決めを仕切る。ムギイカの1号船を操るのは長男船長。年季が入って落ち着いた感じになった。

20杯の記念撮影
城ヶ島の南から西へ、さらに北上へと、イカの群れを探索しながら進む。投入してすぐに掛けられないと、巻き上げて移動になる。イカの移動が速く、船長は群れの移動を見失わないように追いかけているようだ。素早くアグレッシブな操船は親父譲りだ。タイミングよく乗れば3点掛け、4点掛けもあり、小さなムギイカとはいえ軽いマルイカ用のタックルで十分な重みを堪能できる。

竿先を折ってしまった。手巻きリールのリリースが堅かったので強引に押し開くと竿先にあったサルカンを巻き込んだようだ。初歩的なミス。これは痛い。調子が変わって小さなアタリを取りにくくなる。さらに痛いのは、この竿を補修したり、買い換えたりする出費だ。ここで心まで折ってはいけない。
喜平次丸Webから

後ろの人は8cmのプラヅノ直結で数を伸ばしている。5年前には8cmなんて無かったが今はあるらしい。小さなムギの乗りは11cmよりも良いようだ。前の人は11cmブランコで1匹ずつを確実に取り込んでいる。俺は替えるのも面倒なので、終始11cm直結を使って、折れた竿でなんとか掛ける。8本針だと潮を受けて仕掛けが流されるようなので50号のオモリを60号に替えてちょうど良い感じになった。

6杯だけ捌く

30杯も釣れれば良いと考えていたがちょうど50杯の釣果になった。10杯を沖漬けに。船中では少ない方で、トップが238杯、束越えも4人、スソでも40杯と、この日は絶好調だった。総じて左舷のほうが乗りが良かったようだ。偶然乗り合わせた釣りバカ会の仲間二人も124杯、66杯を釣って過去最高のムギイカ釣りだと大喜び。皆笑顔の帰港となった。この5年の間に船宿は建て替えられて綺麗になった。かつて振る舞われていたラーメンがなくなって残念だ。

数週間前、新たに聞いた居酒屋Sに出掛けた。刺身も酒も旨い。目的だった釣果の引き取りは喜んでOKしてくれた。この日数杯だけ取り置き、全てを引き渡した。夜訪れると見事な煮付けになって突き出しとして提供されていた。ゲソの刺身と沖漬けを比較に出してくれたが、ショウガ醤油の刺身もさることながら、ミョウガといただく沖漬けのほうが旨いと感じた。店は大盛況。マスターも女将も大いに喜んでくれたので、今後大漁の捌きや引取先に困ることはなくなりそうだ。

バイオインパクトマルイカ165 + シマノ幻風 PE1号
ヨリトリリング
11cm直結8本 錘50~60号

2025年5月6日火曜日

値千金

 2025年5月5日(月、こどもの日) 小潮

朝日を進むイカ釣り座
はら丸 6時船 
左舷トモ3番(左8、右7) 
5:30出港 12:30納竿 13:45帰港 
洲崎沖 水深100~180m 
波0.5m 晴れ 南東の風1~5m 

スルメイカ 1匹 胴長25cm 
ウルメイワシ リリース
ゴマサバ 多数リリース

船中 スルメ・ヤリ 0~3匹

文字通り値千金の一匹
イカ釣りも5年ぶりだ。前日は強風で出船中止、翌日は雨予報とあって、晴れて凪ぎの5日は大混雑。予約のために始めに電話した喜平次丸は満席、はら丸も5時船満席、6時船も予約18人とのことだった。乗り込んで船長に久しぶりの挨拶、満面の笑みで歓迎してくれた。
ミミやアシは湯引きで旨し

予約客が揃ったのか早めに出船。延々と洲崎沖まで1時間ほど走る。良い凪なのだが、出船前隣に駆け込んだ貸竿親子3人組は船酔い。かわいそうに丸一日嘔吐に苦しみながら船室寝たきり状態に。仲乗りさんや常連さんが釣ったヤリやスルメやウルメイワシを渡して慰める。アジはやったことがあると話していたが、遠征気味で道具立ても釣り方も難度の高いイカ釣りにはまだ早かったようだ。懲りて沖釣りをやめなければ良いのだが。

この日の釣果は最低だ。釣り人や船長の腕が悪いわけではない。また、はら丸だけが貧果だったわけでもなく、三浦半島を拠点にするイカ釣り船全てが壊滅状態だっただろう。いつもはずらずら並ぶ船上干しが、20艘ほどのどの船も0~3匹ほどだ。実際、喜平次丸も0の方多数と振り返っている。群れが小さく移動が速いどころではなく、イカがいない。船長も懸命に探索するが、見つけて投入しても船中誰かが1匹取り込むのが珍しいほど、ほとんど空振りだった。

キャベツのほうが重い
諦めムードが漂い、ボウズも覚悟した11時頃。それでも投入合図がでると反射的にオモリを投げ込む。14cm直結8本のイカヅノが自作投入器からスパスパ飛び出す。長い仕掛けの問い扱い、オマツリの解消や取り込み操作など、5年経っても身体が覚えていた。ノリの感触がいまいち確信できないが、周囲が誰も巻き上げない中、イカの重みに違いないと恐る恐る巻き上げる。下から2番目に乗っていた小振りなスルメイカ。実際の取り込みや潮噴射に驚く初心者親子。この日の値千金の一匹、ボウズ逃れで妙に安堵する。

下船時に、せっかく久しぶりだってのにすまなかったねぇと、これも屈託のない笑顔の船長。寂しい釣果だったが不思議と悔しさはなく、この笑顔や快晴で爽快な船上遊覧に、すがすがしい気分だ。船宿からお土産に春キャベツももらって帰宅。貴重な刺身に酒が進む。

ダイワ極鋭ヤリイカAGS167 + シマノフォースマスター2000 PE3号
ヨリトリリング 中錘10号
11cm→14cm直結8本 14cmブランコ7本 錘150号

2025年4月27日日曜日

トラブルはつきもの

2025年4月25日(金) 中潮
育丸Webから
育丸 代船千代丸 
右舷トモ1番(左3、右4) 
5:30出港 12:00納竿 12:15帰港 
剣崎沖 水深35~45m 
波0.5m 曇り 南南西の風2~5m 

マダイ 1匹 50cm 2kg 
イサキ 1匹 23cm 
ゴマサバ 10匹以上リリース 
船中 マダイ0~4匹 いずれも良型のっこみ

出船前準備も楽し

このブログによればマダイ釣行は5年ぶりだ。これだけ間が空くとトラブルはつきものだ。 

準備中にチェックした電動リール。開始時点でも好調に巻き上げていた。ところが30分もするとモーターがうんともすんとも言わなくなった。デジタル表示は正常なので電源の問題ではない。モーターそのものの故障のようだ。予備リールも持参していたが、交換が手間だ。以降納竿までそのまま手巻きで通す。それもまた楽し。 

直径40cmのオケだから・・・

次にクッションや仕掛け類。古いので警戒していたが案の定。投入しようと引っ張ったとき、いきなりクッションが切れた。次いでサバを取り込み中にハリスが切れた。いずれもマダイと対峙しているときではなかったので、幸運だったとも言える。これまで仕掛けもできるだけ再利用していたが、さびや痛みは免れない。釣行中、傷んでいそうな古い仕掛けは早めにどんどん処分した。 

富士がうっすら
見えていたが・・・

朝一の勝負時には、左舷トモにアタリが集中して4連発、胴の間でも2発。右舷ではミヨシ2番が2発取り込んだ。右舷トモも潮は悪くないはずだがマダイの魚信はなく、喰うのはサバばかり。2本針の一荷も連発してサバでツ抜けする始末。まぁ、そうこうすることで魚とのやりとり感も戻ってきたし、古いハリスの処分にもなった。船中でまったりして今日はもう終わりか感が漂う10時頃、マダイのアタリは突然やってきた。あまりにマダイの魚信がないので、指示ダナから+3mまでゆっくりと落とし込みを繰り返したことが奏功したようだ。朝からそうしておけば良かったが、久しぶりなのでそうしたテクを思い出せずに指示ダナで待ち続けていた。緩めていたドラグを10mほども出されたが、その後は慎重に巻き上げ、型の良いマダイ、綺麗なピンク色のメスをタモ入れしてもらう。この日一度きりのアタリを逃さず安堵。

その前に釣れたイサキとともに、長男Tにマダイを提供。捌くのに苦労したようだが、タマゴも含めて一家で美味く食べられた様子。感覚も戻ってきたことだし、次は好きなイカ釣りに行きたい。
 
シマノBJSミヨシ40-255+B + シマノ1000SP PE2号
天秤50cm、プラビシ100号、クッション1.5m 3~4号10m1~2本針8号